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赤裸々系,回顧録

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若かりし頃の蹉跌の記録,独白,つぶやき…。経営者時代の私的回顧録です。
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#私の仕事

#10 財務レバレッジは適正か

#10 財務レバレッジは適正か

~借金も甲斐性のうちとはいうけれど…~私が独立したての頃,お世話になっていた某会長さんから「経営者はカネで血のションベンが出るくらいにならんと一人前にならん」などと言われたものです。「何を大げさな,血のションベンが出たら腎不全で生命にかかわるじゃないか」と私は思っていました,が…。

私にも血のションベンが出てしましました。それは,あてにしていた融資がおりず,2週間後に迫った200万円の支払いの目

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#13 経営者に働き方改革はあるのか

#13 経営者に働き方改革はあるのか

~どんな経営者も一度は寝食を忘れ働いた経験はあるもの~最近の「働き方改革」は,雇われる立場の人の労働環境を改善しようという政策です。その一方で,自由な働き方を目指すフリーランスとして仕事ができる環境を整備しようとする動きもあります。しかしながら,独立して自分で稼ぐということになると当然,働き方改革とは無縁なムチャな働き方をしなければならなくなります。

私も独立した当時は,3年間1日も仕事を休んだ

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#11 答えは現場にあり

#11 答えは現場にあり

~土壇場でジタバタしても始まらないが,何もせんのも芸がない~私がオーナーとして銀座のレストランに立っていたことのことです。お客様から「オーダーしておいたバースデーケーキお願いします」と言われ,パティシエ兼シェフ氏(彼は人間は抜群にいい奴だった)に出すように指示したところ「すいません,注文されてたバースデーケーキ焼くの忘れてました!」との返事。

バカヤロー!と怒ってみたものの怒っていても始まらない

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#3 組織の1→3の法則

#3 組織の1→3の法則

~大きいことがいいこと,とは限らない,社長の器と幸せの関係~先日,実務補習(中小企業診断士の試験合格組が資格を受けるための最終実習試験)の教官をやったところ,最後に実習先の社長にたずねられました。「私は会社を大きくした方がいいのでしょうか?」この会社は,飲食店を3店経営する年商1億円の会社です。社長は比較的自由に働いて,お客様や従業員との交流を楽しみつつ,充実した生活を送っています。

経営には「

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#2 わたしの仕事はコンサルタント

#2 わたしの仕事はコンサルタント

~飛行機乗りには及びもないがせめてなりたや戦車乗り~こありん先生チャンネル(you tube)
外食チェーン展望~時評(blog)
株)プロップビジネスコンサルティング

"note" のお題なので,もそっと自分の仕事の紹介をしておきます。私は何をしているかというと,一応ビジネス系のコンサルタントをしています。

ところで実は,コンサルタントは「俺はコンサルタントだ」と宣言すれば,儲かる儲からない

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