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AIN SOPH.journey

新宿で待ち合わせをした日、電気屋の地下でパソコンを探した。
私は自分のパソコンを持っていなくて、常に家族の誰かのパソコンを借りながら作業をしている。
もともと持っていたパソコンは、7年使ったらインターネットを起動することも、シャットダウンすることもできなくなってしまった。
そろそろ軽くてかわいい自分用のパソコンが欲しくて、それでもいつも思うようなものが見つからない。
この日も色合いが好みのものがなく、電気屋の地下を後にした。

東口からなし崩し的になんとなく歩いて、白い佇まいのカフェに入った。
白は現実感が少なくて、好きだ。
木のようになっている扉を開けると、幻想の中の森のような空間に辿り着く。
AIN SOPH.journeyというヴィーガンのお店に、ヴィーガンが何だかよくわからないまま訪れた。

2階に案内された店内は木がベースなようで、席にはクッションがたくさん並んでいる。
見慣れないメニューの中から、カフェラテに一番近そうな飲み物とケーキを選んだ。

ケーキにはお花が添えられていて、ビジュアル重視派としては嬉しかった。
だけどヴィーガンではないので、ヴィーガンでないものの方が好みかなぁとも思ってしまう。
ガトーショコラは少し塩気があって、赤い実はとても酸っぱかった。
他にも麦コーヒーのようなものを頼んだら、すごくしっかりと麦の味がした。
でも個人的には普通のコーヒーの方が好き。

外に出ると寒いこの季節、暖かさに包まれた場所から眺める世界はとても、きらめいている。

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