遅すぎる決意

画像1 コンクリートの隙間に根気よく根を張るたんぽぽ。健気で美しい、頑張っている、と思った。(https://note.com/yuki_toi3/n/n8636524f0c7b)数年前よく待ち合わせ場所に使っていた花屋さんでは、いろいろな種類のひまわりが売っていた。どこか既視感があると思ったら、東北八重という品種のひまわりによく似ている。ひしゃげていること以外は。(https://www.aoyamaflowermarket.com/item/COLUMN_TODAYS_034.html)の⑥番目。
画像2 対して、図書館脇に咲くタンポポの背の高いこと、茎の太いこと。もしかしたら品種が違うのかもしれない。風にさらされる強さが、土の質や量が違うのかもしれない。「かもしれない」ばかりだけれど、彼らのロゼッタを私は少しだけ怖いと思った。日光を少しでも多く浴びようと、互い違いに伸びる葉は、生命力の証である。と同時に、眺めている私には貪欲に見えた。
画像3 貪欲さは必要なときもある。日々の出来事を書き綴っているノートには、仕事を休んでからの日数を毎日朝一番に書いている。その数字はもうすぐ200日になろうとしている。今はきっと回復期にあたるのだと思う。誰の目から見ても普段と違うように見える急性期は1、2ヶ月だろう。けれど、次の回復期は長い。だから、復帰に向けた本を読んだり、語学の勉強をしたり、ショートカットキーを覚えたり、なんやかんや身に付けておいて損はないようなことに手をつけてしまう。けれども、この貪欲さによって、結局焦って、自分で自分の首をしめている。
画像4 元も子もない。もう一度、あの頃に戻りたい。完全じゃなくていいから。おかんが言うには、「昔から季節の変わり目は体調崩す」らしい。たしかに、猫師匠も最近体調を崩しがちで目が離せない。「季節性(仮)体調不良」ということにして、特別なことではないのだと、自分に言い聞かせた。今度こそ、徹底的に休んでやろう。休職してから本当の意味で「休む」を意識した今日。だから今日は記念日。平日だけど。真昼間だけど。日々頑張っている方には顔向けできないけれど。書き綴ってきた経験は後で活かすから。まずは休もうと、ようやく腑に落ちた。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,258件

#最近の学び

181,387件