ゆきち

2021年1月より開始 元引きこもり 今は普通の社会人 田舎の豊かな大自然に囲まれて、…

ゆきち

2021年1月より開始 元引きこもり 今は普通の社会人 田舎の豊かな大自然に囲まれて、毒親のもとですくすくと劣等感を育て、摂食障害に15年ほど悩まされた元病み人間 今、笑って話せる「過去の苦い経験」を「誰かにとっての有益な情報」に変換していきます

最近の記事

毒親に求めるのは時間の無駄かもしれない

学生時代に教員から性的関係を求められて人間不信になり、摂食障害(主に過食症)に苦しみ、もちもちに太った引きこもりの私が、黒毛和牛のお陰で人生やり直せた話その7です 私には、引きこもり生活をしながらも時々連絡を取り合う関係の友人が一人だけいた。 就職先が決まらないまま学校を卒業して、フリーターしていた時に知り合った少し年上の女友達だ。 学生時代の友達とは、当時音信不通になりかけてたっけ。 どん底に落ちた自分を知られたくなくて、上手くいってない現状を誰にも言えなかった。 近況

    • 美術史に名を刻む日本人 深堀隆介さんの魅力

      アクリル絵の具と透明なプラスチック樹脂を使い、まるで本物のように立体的で美しい金魚を描く美術作家、深堀隆介さん。 『金魚酒』と呼ばれる、一合枡の中に金魚がいる作品が特に有名です。 枡の作品を見れば、「テレビで見たことがある」「ああ、あの人か」となる人も多いのではないでしょうか。 そんな深堀隆介さんの魅力について紐解いていきたいと思います。 ※ここにアップしている写真は全て、過去の個展や企画展において「撮影OK」および「SNSでシェアOK」の案内があったもののみです 本物

      • 引きこもり、牛の競り市に行く(当日)

        学生時代に教員から性的関係を求められて人間不信になり、摂食障害(主に過食症)に苦しみ、もちもちに太った引きこもりの私が、黒毛和牛のお陰で人生やり直せた話その6です 父に託されて10ヶ月ほどお世話をした仔牛クン。 彼を競りに出す時がきた。 競り市当日は早朝から慌ただしい。 家畜の飼育をしていると早起きは当たり前だけど、いつも以上に早く起きて競りの会場に向かわないといけない。 仔牛の競りの開始時間はいつも10時から。 その1時間前には牛を指定の場所に並ばせなければいけないん

        • 引きこもり、牛の競り市へ行く(前日準備)

          学生時代に教員から性的関係を求められて人間不信になり、摂食障害(主に過食症)に苦しみ、もちもちに太った引きこもりの私が、黒毛和牛のお陰で人生やり直せた話その5です 牛は生後数ヵ月したら、ピアスを開けるみたいに耳に黄色い番号札をつける。 この時に牛の名前、性別、生年月日といった個牛情報が正式に登録される。 名前は農家さんが好きにつけることもあるけど、特に指定しなければ親牛の名前の一部をもじって名付けられる傾向にあるみたい。 そう言えば最近、鬼滅乃刃って名前の牛さんがいたらし

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          和牛一頭いれば脱引きこもり出来るのか

          学生時代に教員から性的関係を求められて人間不信になり、摂食障害(主に過食症)に苦しみ、もちもちに太った引きこもりの私が、黒毛和牛のお陰で人生やり直せた話その4です 引きこもりだった人は何をきっかけに脱引きこもりになるんだろう? 引きこもる原因になった何かがなくなれば抜け出せるのかな。 私が引きこもりになった原因は、自分が嫌いになったから。 人間不信、性嫌悪、摂食障害、就活失敗。色々あったけど、根本は「とことん自分が嫌いになった」が一番しっくり。 良くないことが重なって、雪

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          デブって生きづらい

          学生時代に教員から性的関係を求められて人間不信になり、摂食障害(主に過食症)に苦しみ、もちもちに太った引きこもりの私が、黒毛和牛のお陰で人生やり直せた話その3です 就活に失敗したら生きる資格がない。引きこもりには生きる資格がない。デブには生きる資格がない。 でも死ぬのは怖いから、なんとかしてこの状態を脱却しなきゃ。 そう思っていたあの頃。 最初に脱却出来たのは「デブ」からだった。 毎日の飼育で生活リズムが整った私はイイ感じに痩せていった。 真夏に実家のワンちゃんをシャン

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          死にたくなったら一緒に牛を育てよう

          学生時代に教員から性的関係を求められて人間不信になり、摂食障害(主に過食症)に苦しみ、もちもちに太った引きこもりの私が、黒毛和牛のお陰で人生やり直せた話その2です 動物の飼育は大変だけど、とっても健康になるし、とっても癒される。 早起きして、朝日を浴びながらいっぱい身体を動かして、夕方も同じようにいっぱい動いて汗をかく。すごく健康的! 牛たちはみんなかわいくて、エサを与える人間が何者であってもなくても差し出せば食べる。 差し出す人間が、引きこもりでもクズでもデブでも病んで

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          ふるさとの10年

          AJINOMOTO PARKの「おいしいはたのしい」に投稿したものです 我が家は食材の宝庫だと思う。 春先に裏山を歩けば、あちこちにタケノコが生えてるし、 夏が近づくとたくさんのフキで埋め尽くされる。 稲穂が垂れる秋には、うっそうと茂る木々の奥にアケビを見つけられた。 冬の終わりにはフキノトウが雪解けの土から顔を出す。 おじいちゃんとタケノコ採りをして、ひざ上まで泥だらけになった。 お母さんがフキにくっついていた毛虫にびっくりして大声を上げていたっけ。 稲刈りをするお父

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          黒毛和牛に人生救われた話

          20代前半の頃。 就活に励む私に色々とアドバイスをくれていた教員に「大事な話がある」「二人でじっくり話せる静かな場所に行きたい」と呼び出され、応じてしまったうぶな私は、「お前の可能性を広げられる仕事を紹介してやるから、俺に抱かれろ」と言われた。 信頼していた教員がただの気持ち悪いおっさんになった。 私は情緒不安定になり、人間不信・性嫌悪症・摂食障害に悩まされ、無職の引きこもりになった。 今だったら「何言ってんだコイツ」と思えるし、「然るべき窓口に報告します」とキッパリ言

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