え:縁の力。

運命とかご縁とか、あまりそういった類のものを信じていない。

否定するわけではないけど、合理的な性格なので、見えない力が働いて~みたいなものはあまり信用していない。(とかいいつつ、御朱印めぐりが好きで神社によく行くので、縁結びをもらったりしている)

しかし、おもしろい人や自分の成長に影響を与えてくれた人とのご縁は、大切だと思う。学生のころは、あまり気にしていなくても、勉強を頑張れば、何とか人生を切り開いていけるのかもしれないが、社会人となると、人との出会いやその人からもらった言葉に支えられて、人生が切り開かれていくなとつくづく思う。

縁の力を感じたエピソードを書いてみようと思ったが、書いたことのないエピソードが特段思いつかない。人に頼れずに生きてきたことがわかってしまう。。そこで、前の文章で一度出したことがあるが(どこだったか探してみたけど、わからなくなってしまった。。)浪人中のエピソードについて再掲したい。

大学受験に落ちたとき、「こんなに勉強したのに落ちた」と気が滅入った。
そして、ここからどうやって勉強すれば自分の入りたい大学に入れるのか、見当もつかなかった。それでも、どうしてもその大学に入りたかった私は、「浪人する!」と宣言し、今まで勉強してきた参考書を全部振り返ろうと勉強を始めた。見かねた両親が、予備校に入れてくれた。
その予備校での授業が自分を変えてくれたと思う。暗記中心だった私の勉強だったが、問題の意図を理解することの大切さを教えてもらったし、実際そこから成績もだいぶ伸びた。先生たちは親切に教えてくださり、おかげで合格することもできた。

この予備校との出会いがなければ、私は合格していなかっただろうし、今とは全く違う人生を歩んでいたと思う。頑張ろうという気持ちも芽生えなかっただろうし、習慣的に努力ができなかっただろう。
そこまで言うのは、私が気づいていなかった「私が合格しなかった理由」に気づかせてもらったし、それを合格に変えるための勉強方法も教えてくれた。後は努力ができればよかった。

夢をかなえるためには努力が必要、とよく言われるが、私の持論としては、努力は当然、それをかなえられる環境ときっかけが必要だと思う。それが、ご縁だと思う。しかし、ご縁は努力したところでやってこない。自分はこういう知識が必要と周りにアピールして、努力を積み重ねていくことで、自分でも予想もつかないタイミングに周りからもらえるのだと思う。

最近、努力についてよく考えるので、同じようなことを書いてしまっている。自粛が解除された後に、必要なご縁をつかめるように、今は地に根を張るように、ゆっくりと努力を積み重ねていきたい。



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