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【ととのう】時間と場所を越える繋がり



今日、31歳の誕生日を迎えた。


多拠点生活で
全国飛び回る生活をしているからこそ

「誕生日はどこで迎えたんですか??」

と聞かれるかもしれないが、回答は

「大阪にある実家(笑)」


先週、ワクチン接種もあって
明日まで実家に滞在。

そして18日から月末にかけて
神戸→東京→熊本県多良木町→長野県白馬村と
ホッピングしていく。

ちなみに今の時刻は20:48。
スタバでこのnoteを書いている。

まだ実家にいる母親から今日、
「お誕生日おめでとう」と言われていないので
スタバからの帰りに
ケーキでも買って帰ろうかなと思っている(笑)



誰かのターニングポイントになること


今朝、目が覚めると
ふとすこし時間をかけて
向き合いたい事が浮かんでいた。

それが「人生のビジョン」だった。

今日の昼に受けた取材で
”あなたの人生のビジョンはなんですか?”
が質問リストにあったからだ。

これまでの僕だったら
間髪をいれずにこう答えていた。

「誰かのターニングポイントになること」

8年近く自分の中で置いている人生のビジョンだから。

だけど今日は、

「本当にそうなんだろうか?」

そう思っている自分もいた。

そこで向き合ってみることに。
そうすると2つの視点が見えてきた。


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このビジョンをもったきっかけ
=

このビジョンになったきっかけは
大学卒業して入社を1年遅らせて開催した
「高架下音楽祭」が大きく影響している

【knit】最終版新卒セミナー資料20210630

自分達が立ち上げたフェスがきっかけで
遊びにきてくれたお客さんがフェスの魅力を感じて
他のフェスに行ってくれる流れが生まれたり。

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手伝ってくれたボラティアスタッフが
「西出達がやっているのを観て自分もチャレンジしたい!」
とイベントや出店をしたり。

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スタッフ同士が繋がって
新しい取り組みが始まったり。

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高架下音楽祭を通して
さまざまな人の“変化”に
出会うことが出来た。

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自分達の取り組みがきっかけで
誰かの人生が変わり、感謝されることが
今まで感じたことのない充足感となった。

これが大きなきっかけとなる。
そして僕自身にも大きな変化がおこる。


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自分の性格や価値観を大きく変えた存在
=


僕は石橋を叩きすぎて割るタイプの少年で
根っからの人見知りであり1人大好き人間。

でもこんな性格でも音楽フェスが無事開催でき、
新しいことにチャレンジする醍醐味や
いろんな人と話す楽しさを教えてくれたのは
共同で高架下音楽祭を立ち上げた大久保だ。

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今では住む場所が異なるけれども
Like Barとか今でも一緒にプロジェクトをやることが多い。

相変わらず毎週オンラインで顔を合わす関係で
「二度と一緒にやるか!」と腹立つこともあるが、
大久保がいなければ今の自分は間違いなくいない。

ただでさえ面倒で癖のあるキャラの僕に
何かやる時は声をかけてくれ、
意見が対立してもbetterな落としどころを考え
受け入れてくれること、本当に感謝しかない。
大切にし続けたい仲間だなと思う。

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高架下音楽祭は間違いなく
僕の人生にとってターニングポイントだけれど
それ以前に大久保と出逢い、
いろんなことを共創してきたこと自体が
僕のターニングポイントだったと思う。



30代になっての変化


一方で、この2年。
僕自身の考え方がさらに変わる場面が出てきた。

20代は、自分自身がターニングポイントになることを
考えていたけれど、30代に入り、
自分はどうでもよくて、自分が関わる環境や取り組みの中で
1人でも多くの方がターニングポイントに出逢える世界になってほしい。
そう思うようになってきた。

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@Kazuki okado

ターニングポイントは何も大きなこととは限らない。
小さな成功体験にも当てはまるし、
なんならターニングポイントを突き詰めると
どれも小さなきっかけから始まる。

「やりたい」「面白そう」が気負いせずに言える
チャレンジ・失敗が出来る世界にしたい。
そこに自分が関わって入れたら嬉しいだけで
「自分の功績で実現できた」とならなくて良いなと
思うようになった。

そしてこのターニングポイントをどう起こしていくか。
このアプローチが今、大きく変わっている。



きっかけはかっこいい大人達だった


その大きな要因が多拠点生活の中で出会っている
かっこいい大人達だ。

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自分の好きなことを見つけて熱中している人
これから好きなことを見つけようともがいている人
世の中の正解を追うのではなく、
自分の心地よいを追い求める人。

家を持たない多拠点生活を始めてもうすぐ2年。
コロナの期間でもあったけど
僕は想像以上に多くの
尊敬できるヒトと出逢って話すことができた。

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白馬・沼津・三浦・用宗・小田原・小布施・
鎌倉・塩尻・十津川村などなど
上げだしたらキリがないほど
魅力的な人がいる地域はたくさんある。

どの地域のヒトもこの2年以内に出会っていて
会っている回数は数えれる程度。

だけど不思議なことにどの人も
長くからの知り合いに感じられる。

すごく好きな人ばかり。



過ごした時間の長さや会った回数は関係ない


世の中はコロナをきっかけに
オフラインのコミュニケーションが断絶され
「接触回数が多い方が当然良い」
「出社して毎日顔を会わせたほうがよい」
と実際に対面で会うことの重要性を説く人が増えている。

僕はこの意見に対して同意できる部分もあるが
全てではないと思っている。

確かに会えば、関係性は深まりやすい。

ただ、一度も会った事が無いヒトでも
オンラインでのコミュニケーションだけで
関係を深めることが出来るし、
現に数回しか会っていないのに
尊敬できるヒト、
人生相談をするほど信頼するヒトも多くいる。

小谷村の俊さんもそう。

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出会って1年しか経ってないし
過ごした時間はトータル10日くらいだけど
「こんな大人になりたい」と憧れる1人だし
僕より年上だけど、大切な友人の1人。

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ヒトと違う選択をし、孤独になったり
その分苦労することが多くあるかと思うが
日々、全力で楽しんで暮らしていて
いつも自分の「好き」「楽しい」「面白い」を
大切にし、向き合っている。

僕が長年、スノーボードを追求して最後にたどり着いた喜びはパウダーを1番に滑ることではなく「好きなことを通じて自分にしかできない何かを作り、人の笑顔に貢献することだった」と確信した

俊さんが話していたこの言葉がとても印象に残っていて
人生のビジョンの考え方が変わった要因でもあった。

年下・年上関係ない。
過ごした時間の長さ・会った回数も関係ない。
当然ながら住んでる場所の距離も関係ない。

共通点は、
相手を尊重し受け入れてくれる人
自分との違いを楽しめる人なのかもしれない。

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僕自身がどういった人と一緒に居たいのか
そしてどんな大人になりたいのか。
この歳で思い描くことができるようになったこと。
そして僕の取り組みを面白がり応援してくれる環境があること。

これが非常に恵まれた環境だなと思うし、
その土地で出会った数多くの繋がりや価値観が
僕自身の一生の財産になるんだと思う。

また来年の誕生日にどんな考えに変わっているか
楽しみでしかない。



最後に


僕は今、
月4.4万円の全国住み放題のサービス
ADDressを利用して多拠点生活をしている。
これまで日本全国55拠点以上に滞在した。

【ADDressとは?】
月額4.4万円で全国の契約施設にどこでも住み放題のサービス。電気代やガス料金、水道代、ネット回線料金が含まれており、敷金・礼金・保証金などの初期費用も必要ない。拠点は、東京・大阪・北海道や神奈川県の鎌倉、静岡県南伊豆、鳥取、徳島、大分……と全国各所に200か所以上展開していて、都内に拠点が用意されている。これら各拠点の個室を自由に利用することができる。

最近、多拠点生活で「ととのう」という体験をした。

サウナでの「ととのう」のように
多拠点生活もある3つのステップをたどると
ある種の多幸感に満ちた状態になるのだ。

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ととのうとは?
サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことにより、心身ともに整った状態を指す。サウナハイ、サウナトランスともいわれ、瞑想効果や心身のバランス調整に効果的。
https://www.yukaisoukai.com/chi/sauna-totonou/


この3つのステップはどういったものなのか?
またステップをたどる事でどういった気持ちになるのか?
を中心に11月末まで隔週でnoteにまとめていく。
今日は最後の3ステップ目「ととのう」のお話。

僕の多拠点生活はこの3ステップで
毎日楽しく過ごすことが出来ている。

人生ってちょっとした選択が重なって作られている。

いきなり理想に近づこうと勇気をだして舵を切ることもできるが
逆に1度ずつ自分の理想に近づけていくことだってできる。

どっちが正解とかはない。
どっちもあっているし、時にどっちも間違っていることもある。
そもそも正解・不正解の択一で考えることでもない。

大事なことは、
自分の今の選択1つ1つが
後悔のない選択をしているか否か。

根拠がなくても良くて
自分の意志で決めているかが大事なのだろう。

そしてこの意志は、
自分の人生の経験の中で創り出されるもの。

固定概念が強く、視野の狭い人になるのではなく
柔軟性や余白もありながら自分の信念を持ち
常に自分の気持ちと向き合って
素直でいられる人でいたいなと
このnoteを書いて思った。


最後まで読んで下さりありがとうございました。


■ 多拠点生活での「ととのった―!」 ■

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