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英語上達が目的で外国人に近づくのはダメ

英語が喋れるようになりたい時って、一番手っ取り早いのが英語のネイティブスピーカーと友達になることですよね。友達になれば話す機会が多くなって強制的に英語が鍛えられます。

僕がアメリカに留学した時も、アメリカ人の友達がいる人の方がいない人よりも英語が上手に話せていました。そして友達がいない人は日本人同士で固まっている人たちがほとんどでした。

なのでやっぱり、友達を作ることが大事です。でも、英語上達が目的で友達になろうと近づくと、大抵は失敗してしまいます。僕も経験がありました。

アメリカの大学のバスに乗っていたときに、急に片言の日本語で話しかけられました。そのアメリカ人と知り合いになってお互い連絡をとって遊んでいました。おそらく彼は日本語の上達や日本文化を知りたくて声をかけてくれたのだと思います。僕も「この人と仲良くなって英語を上達させたい」と思い、積極的に遊びの誘いにも行っていました。

しかし、ファーストインプレッションはその人の大半を占めているといいますが、僕は彼とはあんまり気が合わないだろうなと思っていました。でも英語上達のためにこの機会は逃してはいけないと考え、自分を偽って仲良くしようと、楽しくしようと努力しました。

結果的に、お互いに3ヶ月ほど顔を合わせない期間が出来てしまいました。僕は自分を偽ってまでその人と行動することに限界を感じたのです。そして偶然会ったときに声をかけたのですが、彼はすごくよそよそしくて、僕に全く興味を示しませんでした。おそらく彼自身も僕に対して本当に興味を持って接することが出来ていなかったのかもしれません。

大学の日本好きサークルにいたアメリカ人も凄かったです。僕はこのサークルにいたほとんどのアメリカ人に対して不信感を最初に抱いたので、なるべく関わらないようにしていました。

一方、周りにいた仲の良い日本人はそのサークルに固執していました。日本のことが好きなアメリカ人だし、日本語も話せる人も多かったので、アメリカという誰も頼る人がいない環境で唯一安心できる場所だったのでしょう。

しかしそのサークルに所属していたアメリカ人は、日本語を上達させたいという可愛い目的よりも、日本人の女性狙いで近づいてくる人ばかりでした。日本人の男性と仲良くしようとする理由も女性を紹介して欲しいという目的が強く、相手からしたら友達なんかじゃなかったのでしょう。日本人の方はそれでもそこの繋がりしかアメリカ人の友達と言える存在がいないから固執していました。

日本人女性も、たとえそれが目的で近づいてくるアメリカ人男性だと分かっていても、英語が上達できるなら、そう思い受け入れている人もチラホラいました。それにより、最終的に雑に扱われてる被害にあった方もいます。

語学力の上達を目的として外国人と友達になろうとすると、何もうまくいきません。相手や自分を傷つけることになりかねません。気が合いそうな人や仲良くなれそうな人と純粋に友達になっていく、日本人同士はそんな風に友達になっていると思います。外国人に対しても同じです。そうすれば本当に仲良くなれます。

僕は語学を目的とせずにアメリカ人と接するように決めてからは、嘘のように交友関係が広がりました。日本人は僕だけの仲の良いグループができ、留学が終わるまで楽しく過ごせました。いまでも連絡を取り合う仲の良い友達です。

自分を偽らずに無理せずにいれば、自然と外国人と仲良くなれます。英語目的だと相手にも気づかれるので、お互いが嫌な気分になります。純粋に「友達が欲しい!」という気持ちで過ごせば必ず仲の良い外国人ができます。自分を信じてみてください。


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