留学中が結局旅行ばかりになってる問題

留学ってご存知の通りお金かかるんですよね。往復の旅費、ビザ発行費、保険、学費、寮費やホームステイ費、ミール代などなど。提携先の大学にもよりますが、1年間にかかる費用は300万円前後ほどです。

本当に高いですよね。留学にいきたいと思っていてもこれぐらいの費用がかかるとわかれば、親に相談するのも勇気が要りますよね。

留学費用も教育ローンで借りることができますので、自分の借金として返済していく気持ちがあるならまだ大丈夫です。僕も40歳まで返済します。

これぐらいの費用を投資しているのだから、留学をするにあたって達成したい目標やがんばることなど、しっかり明確にしてから臨むのが良いのですが、なかなかこれができている人って少ないです。

もしかしたら留学に行く前はやる気に満ち溢れていたかもしれません。達成したい目標もしっかり定めて気合を入れて現地に降り立ったかもしれません。でもそんな気持ちがあるとは感じないほど、浮かれてしまうのです。

最初のうちは旅行感覚が抜け出せなくて、全てが非日常に感じます。日本では全然やらなかったボランティアでさえ楽しくて仕方がないです。

そしてその旅行感覚も抜けて現地の生活に慣れ始めたぐらいに、中・長期休みがきます。その時、待ってましたと言わんばかりに多くの学生が旅行にいきます。

せっかく留学に来ているのだから旅行は一つの楽しみですよね。特にイギリス留学していたら、連休や土日を使ってでも違う国に行けるので、イギリス留学は旅行しやすいです。

旅行に行くことは息抜きにもなりますし是非すべきなんですが、その頻度が異常に多くなっている方はいます。そして休みを使い切って旅行しにいくケースも多いです。

まあ長期休みになれば授業もなくなり人も少なくなるので暇になってきます。やることもないから日程を旅行に注ぎ込みたくなる気持ちもわかります。

しかし考えてみてください。何しに留学にきたのか。何かしらのリターンを得るために高いお金をつぎ込んでいますよね。

連休や休暇期間にやることがないから旅行にいくっていうのはそもそもおかしいですよね。日本にいる場合どうしているでしょう。

欲しいものを買うためにアルバイトをする人、部活やサークルなどの課外活動に励む人、インターンシップをする人、勉強に励む人、こういった質の高い活動をおこなっているのではないでしょうか。

これ、そのまま留学中でもやれますよね。アルバイトは学生ビザなら就労不可と記載してますが、週20時間以内や校内なら可能など、条件付きでアルバイト可能な国はたくさんあります。

部活やサークルといったコミュニティ活動も留学生は参加可能です。僕の後輩は吹奏楽部に入り、大学の試合の応援活動をしていました。

インターンシップもできます。短期のものになりますが、探せば結構やれそうなやつたくさんあります。

留学中だからできないなんてことはないです。しっかり探せばできることはあります。僕は大学のボランティア活動に励んでいました。休暇期間中も、新入生が入学してくる準備もあり、休暇でもやることが結構ありました。

やることがないのではなく、やることを見つけていないだけです。だから旅行ばっかいくことになるんです。その留学、終わった後に後輩や友達に自慢できる自分だけの留学になっていますでしょうか？

旅行もお金がかかります。予定以上に旅行してしまったのかわかりませんが、旅行費をプラスしていいか親と相談してまで旅行している人もいました。

旅行に費やしたお金と時間と、やるべきことに対して費やしたお金と時間であればどちらが有意義か、いうまでもありませんよね。

そして後者の人の方が、断然英語力も伸びています。それは留学中にはっきりと差が現れていました。自分だけのオリジナル留学にもなっていました。

旅行が悪いとは言いません。1回もするなとも言いません。でも、やることがないから休暇期間は旅行にいく、そのスタンスはやめましょう。やることは探せば見つけれます。何で留学をしているのかもう一度思い出してください。