WANT:あらゆる世界の見方(生き方・価値観)を学び、整理し、発信することで、「自分らしく幸せに生きる」ことのできる仲間を増やす。
これまで書いてきたように、大企業からベンチャーに転職したことで、仕事上で必要とされる能力やスキルがガラッと変わり、自分自身が自らの存在価値が感じられなくなってしまうほどの世界観の変化を感じました。
加えて、今までは大企業という小さな「村」にいたことで見えていなかった世界が自分の前に広がり、改めて「自分はどう生きたいのか」という問いと向き合うことになりました。
※念のため書いておきますが、言いたいことは、「大企業からベンチャーに転職すると誰でもこうなる」ということではありません。僕の場合は、これまで培ってきた経験やスキルが大企業特有のものが多かったこと、自分自身がアンラーニングがうまくいかなかったこと、もともと自分に自信がなく、他人と自分を比較しがちだったがだめに、ネガティブな方向に目が行ってしまったと思っています。
「自分はどう生きたいのか」という問いとの向き合い方
とはいえ、新卒から大企業という「村」の価値観・考え方しか知らない自分としては、自分にとっては、この問いと向き合う=考えて思考を整理するということ自体が難しいものでした。
その時にたまたま出会ったのが、コーチングです。
以前からの知り合いがちょうどコーチングを学んでおり、その方のトレーニングの一環も兼ねて、お願いすることにしました。僕自身のケースの、コーチングのStepとしては以下のとおりです。
現状、Step2まで進んでいる状況ですが、Step1が本当によかったです。自分自身の幼少期から今に至るまでの出来事と心情を事細かに振り返り、「誰からも強制されていなくてもついついやってしまっていたこと」「誰かから反対されていたのにも関わらず、どうしてもやりたくてやってしまっていたこと」を抽出していきました。コーチングは現在も継続中です。定期的にセッションを受けているので、発見があれば都度書いていきたいと思います。
加えて、活用したのがこちらの本です。
こちらの本もすごく良かったです。自分のやりたいことにたどり着くまでのStepや問い、ヒントが記載されており、僕のように自分との向き合い方がわからないという人にはうってつけだと思います。本当にオススメです。(機会を見て、本の内容と学びを詳細に紹介できればなと思っています。)
見つかった自分自身のWANT
コーチングや上記で紹介した本を活用しながら自分と向き合った結果、僕の現段階でのWANTは、以下のように定義をしています。
僕がこれまで人生の中で大事にしてきたこと、それは「人生を自ら意思決定して、自分らしい人生を生きる」ことでした。具体的な例を挙げてみると、
高校を偏差値でなく、その時やりたかったバスケで選んだこと
周囲から色々言われながらも、当時バリバリの新興国だったベトナムに留学したこと
大企業からベンチャーに転職したこと
などです。
その時々で苦労もありましたが、人に言われた道ではなく自分で選んで決めたからこそ、後悔したことはありませんし、人生を幸せに生きることができていると思います。(繰り返しますが、挑戦したことによる、瞬間的な苦労は必ずあります。)
だからこそ、同じように、多くの人に「自分の人生を自ら意思決定して、自分らしい人生を生きる」ことを実現してほしい。
しかし、これを実現するのは、口で言うほど簡単なことではありません。人は誰しも、なんとか成り立っている現状から抜け出すのは不安ですし、自分自身で意思決定して失敗することも怖い。それは当然です(僕も同じ)。
「人生を自ら意思決定して、自分らしく幸せな人生を生きる」ためには何が必要なのか?
僕が自分自身の人生を振り返り、かつ趣味である読書を通じて学びながら行き着いた結論、それは、
ということです。これを実現していく上で、最初に必要なことが、「世界に対する多様な視点(価値観、生き方)を学ぶ」ことです。これをやって初めて、複数の選択肢ができて、自分で選ぶことができます。(選択肢がないと、人は選べません。)ではどうしたら、「世界に対する多様な視点(価値観、生き方)を学ぶ」ことできるのか。
僕が行き着いた結論は、「リベラルアーツを学ぶ」ことです。
リベラルアーツは、一言で言うとよく「教養」と訳されますが、教養ってなんだろう?って感じですよね。僕はリベラルアーツを以下の定義で捉えています。
大企業からベンチャーに転職し世界観が変わる中で、自分なりにリベラルアーツを学び、考え続け、それに救われたからこそ、現代ではリベラルアーツを学ぶことは必須だと確信しています。
だから、僕はこれから、人生をかけて、自分自身もリベラルアーツを学びながら、人の役に立つように整理し、発信していくことで、「自分らしく幸せに生きる」ことのできる仲間を増やしていきたい。
次回は、僕がリベラルアーツに救われた経験も踏まえ、リベラルアーツとは何なのか?ということについて、書いていきたいと思います。
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