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髄液が漏れて動けなくなった話 ④治癒編

ここまでのお話はこちら
①発症編
②入院治療編
③ブラッドパッチ編


続きを書く前に、この体験談を書いている理由を少しお話します。



私はもともと、自分の人生で起こる問題を他人のせいにする、

いわゆる“被害者意識”の強い人間でした。


離婚調停のときも

「旦那が私のことをわかってくれない」

「旦那に苦しめられた」

「離婚したいのに旦那が応じない、そのせいでストレスがかかる」


と、自分の不安やストレスを、旦那という“他人”のせいにしてた。


結果、ストレスと不満だらけの日々を過ごし

ついに身体にも限界がきて、“脳脊髄液漏出症”という

珍しい病気になってしまったのです。



けど、自分の在り方を見つめ直し

今では、心も体も、

以前とは比べものにならないくらい健康になり

ごきげんな日々を過ごせるようになってきました。


そんな私の、病気の記録です。

 


~前回までの振り返り~

2018年6月、突然、強烈な頭痛に襲われ、日常生活が送れなくなりました。 

3週間の安静入院ののち、専門医を受診し「ブラッドパッチ」という治療を受けます。





ブラッドパッチを終えて退院した私は、

徐々に元の生活に戻っていきました。


1か月の自宅療養期間の後半には、仕事にも少し復帰。


その間、頭痛はあったりなかったり…

でも、

「無理ない範囲で動いていいよー」

という主治医の言葉を受け、大丈夫だと信じて日々を過ごしていました。

 



そして、ブラッドパッチ1か月後。


“まだ漏れている”のか、“治癒”か

運命の検査です。




先に、近くの病院でMRIを撮りました。

そこで脳外科の先生から、衝撃の一言が。


「1か月前と、あんまり変わってないような…」


え゛!!???


「うーーん…専門の先生によく話聞いてくださいね」


ええええええええ!?




そこから専門医を受診するまでの一日間は地獄でした。


“治っていないかもしれない”

その可能性と、


周りからの

「やっぱり動かない方が良かったんじゃない?」

という言葉が

私の心を強烈に抉りました。



まだ離婚も成立してないし

実家も近いうちに出たいし

子ども2人養っていかなきゃいけないのに


どうしようどうしよう


病院に向かう電車から、診察室の前まで、ずっと涙をこらえてました。



*



そして、診察。

先生はいつもと変わらぬ明るい声で


「おめでとうございます!完治です」




極限まで張りつめていた私は、その場で号泣。


「不安だったねえ。もう無罪放免ですよー」


何してもいいですか?


「もちろん!」




家までの帰り道、極度のストレスから解放されたせいか

足に力が入らず何度か座り込み


そういえば、初期の頭痛がひどかった頃にも

自転車がこげなくて座り込んでたなあと思い出し


一人、泣き笑いしたのでした。



*



この病気が私に教えてくれたこと。


自分と向き合うことが大切だということ

知っていること、知ろうとすることで、救われる人がいること


そして、心と体の両方が、健康であることの大切さ



脳脊髄液漏出症が完治して体が健康になったあと、

私は、自分を見つめ直し、

被害者面をしていた自分を変える努力をしました。


↓闘病中に書いていたブログ。

病気以外だと、ほとんどが親か旦那の愚痴でした。


なかなかの被害者面です。



自分で言うのもなんだけど、この状態から自分を変えるの、

相当頑張りました。笑




そうして、不満だらけで不健康だった心も

少しずつ健康になっていきます。



心の健康と体の健康、

その両方を手にしたおかげで


泥沼だった離婚は無事成立。

実家を出て、子どもたちと3人で暮らせるようになり

車の免許を取って、旅行に行けるようになりました。

仕事のやりがいも見つけ

ご縁あってステージで歌ったり踊ったり

子どもとバカみたいに走って笑ったり。


そして、びっくりするくらいたくさんの
やさしい人たちと出会って、


昔の私からは想像できないような出来事を

たくさんたくさん、経験することができました。



今となっては、この髄液が漏れた体験も

ありがたいなって思います。



*



あなたの心と体はどうですか?

健康でしょうか?



「ばっちし健康!!」

なら、言うことないですね。

その調子で楽しみましょう😁



もし

「イマイチそう思えないかな…」

「もうちょっと健康になりたいな…」

と感じていたとしたら。



今からどんどん健康になっちゃいましょう! 



大丈夫、人は変わります。変えられます。

私が証人です。




健康な心と体で、ごきげんな人生✨

一緒に楽しんでいきましょう。




読んでいただき、ありがとうございました。




※ちなみに、私は同病の方の中では、かなり軽症でした。

私は痛いなりに動き回ることもできていましたが、本当に動けないような方もいらっしゃいます。

私の「体験記」としてお読みいただけますと、幸いです。

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