見出し画像

髄液が漏れて動けなくなった話 ②入院治療編

 ここまでのお話はこちらから

①発症編


続きを書く前に、
この体験談を書いている理由を少しお話します。


私はもともと、
自分の人生で起こる問題を他人のせいにする、
いわゆる“被害者意識”の強い人間でした。

離婚調停のときも
「旦那が私のことをわかってくれない」
「旦那に苦しめられた」
「離婚したいのに旦那が応じない、そのせいでストレスがかかる」

と、自分の不安やストレスを、
旦那という“他人”のせいにしてた。

結果、ストレスと不満だらけの日々を過ごし
ついに身体にも限界がきて、“脳脊髄液漏出症”という
珍しい病気になってしまったのです。


けど、自分の在り方を見つめ直し

今では、心も体も、
以前とは比べものにならないくらい健康になり
ごきげんな日々を過ごせるようになってきました。

そんな私の、病気の記録です。

 

無題31_20220407063205


②入院治療編


脳外科の先生から

“低髄圧症”の可能性がある

と告げられ、その日は帰宅。



後日、入院することになりました。




治療の基本は

『水分補給と安静臥床』

つまり、水分をしっかり入れて、とにかく寝る!

です。




入院してから

点滴と安静で次第に症状は軽くなったものの

頭痛が完全に治まることはありませんでした。




本当に治ってる?

もしや、ずっと寝ているから余計に頭が痛い?

どの程度安静にするのが正解?

そもそも本当に、“低髄圧症”なんだろうか?



脳外科の先生も、この病気の治療経験は恐らくなく

手探りしながら治療を進めてくれていたのでは、と思います。



モヤモヤした状態のなか、

同じような病気の方が薦めている相談窓口を見つけ、電話してみることにしました。



(とても親身にお話してくださいました

☛群馬県難病相談支援センターhttps://nanbyou.med.gunma-u.ac.jp/)




結果、わかったのが

『特に発症直後~1ヶ月の安静臥床を徹底することで

早期に治癒する可能性がある』


ということ。




このとき、発症してから1ヶ月弱。




振り返ってみると…

発症直後は、頭痛の限界がくるまで動いてたし

入院してからも、友人や家族がお見舞いに来てくれたら、つい起き上がって

頭痛いな~と思いつつお喋りしてました。




ぎゃん!!!

もっとちゃんと寝てりゃよかったーーー!

知ってたらよかったのにーーー!!



当時の私は一瞬落ち込みましたが、

済んだことはしゃーなし。



結局、頭痛は完治しませんでしたが

脳外科の先生の提案で、専門医を受診することになり、


約3週間の入院生活を終えます。


↓当時、日記代わりに書いてたブログです。

画像2



ほんとこの世界って、知らないことがたくさんあります。

“知らないこと自体”を“知らない”ということもある。

だから、知らないことがあるのは普通のこと。


でも、知らなくても“知ろうとする”ことはできます。


困ったことがあるとき、つらいとき

「もしかしたら、良い方法がどこかにあるかも」

それだけでも思えたら


自分で調べることができるし、

詳しそうな人に聞いて

いい方法見つけられそうじゃないですか?



脳外科の先生だって、この病気が治癒したかどうか、画像を見ても判断できませんでした。

でも、最初に診断してくれたから、

専門の先生を紹介してくれたから

私は救われました。



全てを知らなくてもいいんです。

この世のすべてを把握するなんて無茶な話。


何か少しでも取っ掛かりを見つけられたら、それで十分だと、私は思います。


*


最後に、例えばの話をしますね。


あなたの大切な人が急に「頭痛でつらい」と言い出したとします。

しかもその頭痛、横になっていると治まるらしい。


でもその人が

「でも、子どものお迎え行かなきゃいけないし…」

「仕事休めないし…」


なんて言ってたら、どうします? 




この文章を読んだあなたなら


「いやいやいや待って!

とりあえず寝て!動かないで!

えーーっとたしか、ゆきって人がそんな病気のこと書いてたから調べてみるね。

とにかく動かんと寝てて!」



そう伝えられたとしたら、どうでしょう?



あなたの大切な人は、救われます。


ただ、知っていて、知ろうとしただけで

あなたが、救うことになります。




まとめ

私たちが知らないことって山ほどある。

だから困ったときも

『知らないだけで、きっと良い方法がある💡』

って考えてみよ!


それが、誰かを救うかもしれません😊 



*



せっかくなので、あなたが

「こんなこと知ってめっちゃびっくりしたよーーー!!!」

って話、


ぜひ私に教えてくださいな。




最後まで読んでいただきありがとうございました。



→③ブラッドパッチ編に続きます!


 


 


 


 


 


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?