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調子にのっていこう!調子にのせていこう!

「調子にのる」という言葉がふと浮かんで頭から離れないので、このことについて今思うがままに書いてみようと思います。(オチがあるのかわかりません。あしからず。)

《ちょうしに乗の・る》
1 仕事などに、弾みがついて順調に進む。「事業が—・る」
2 おだてられ、得意になって物事をする。いい気になって軽率な行動をする。「—・って失敗するなよ」
                【コトバンク デジタル大辞泉より】

大概2番の意味合いで使われることが、私の記憶の中では多いような気がします。特に怒られるときにフレーズとして出てくるイメージが強いです。

でも、今回はちょっとネガティブな領域からは離れて違う視点からこの「調子にのる」を見てみましょう。

この言葉が頭に浮かんで次に連想したのは、音楽の調子♬です。

ちょう‐し〔テウ‐〕【調子】
1 音の高低のぐあい。また、音の速さのぐあい。リズム。拍子。「カラオケの調子が合わない」「足で調子をとる」
2 言葉の表現のぐあい。音声の強弱や、文章などの言い回し。口調。語調。「意気込んだ調子で話す」「激しい調子で非難する」
3 動作や進行の勢い。「調子が出る」「調子を落とす」
4 活動するものの状態・ぐあい。「からだの調子をくずす」「エンジンの調子を見る」
                 【コトバンク デジタル大辞泉より】

音楽で用いる調子と、音声表現や物事の状態のぐあいで用いる調子がありますね。

今朝の話になるのですが、立春を過ぎたとはいえまだまだ寒い日が続いているのと、土曜日という休日もあってか、身体も気持ちも少し重い感じがしていつものように動けないなぁと、ダラダラと洗面し着替えをしていたんですね。ここに少しばかり不甲斐ないという罪悪感が湧いてきたのです。
そんな時にふと浮かんだのですね「調子にのっていこう」って。

あっ、なるほど!この言葉が浮かんだ理由がわかりました。

音楽に4拍子とか、8拍子とかあるように、身体にも拍子があって、それを気分とか、行動として現わされているように思います。

3拍子は、ご機嫌とか楽しいとか、明るいとか。
4拍子は、冷静・鎮静・安定・安心かな?
8拍子は、興奮・勢い・精力的・活動的か?

それにテンポが重なると感情も行動も幅広くなり、少しニュアンスも変ってきますね。

で、何が言いたいのかというと、ルーティンのように毎日が訪れていても、毎日同じ日は無いのです。だから調子にのるといっても、いつも同じ調子はないのだと思います。現に今日はいつもと違うペースで朝がはじまりましたから。
では、調子ってどこから発せられているのでしょう?
それは身体・心・自我すべてからです。
さて、どこから発せられた調子に合わせたらいいのでしょう?
私は身体だと思っています。
気持ちを表す言葉を探す間に、身体が重いとか、軽いとかは断然に早くキャッチできます。きっと皆さんも自然にやっていると思います。でもそれが上手く出来てないと感じてしまうのは、同じくらいの速さで自我(エゴ)が「~でなければならない」「こうしなければならない」と、その感覚をかき消そうとするからです。

無理やりに調子を引き上げようとしたり、テンポアップさせたりすると、かえって体調を悪くしたり、作業能率が下がったりするような気がします。

その日、その日の身体の調子の変化に良い悪いはありません。
サーフィンのように波に抗わず流れに合わせて乗っていくように、身体の調子に合わせてのっていくのが一番自然だということでしょう。

調子に合わせて調子に乗っていけば、終着地は予想以上の所まで運んでくれるでしょう。
それを続けることで、ヨガの八支則の1段階目「ヤマ(してはいけない規則)」の二つ目「アヒンサー」へ繋がるのだろうと思っています。
アヒンサーとは「暴力をふるわない」という意味です。
私も早くに気づけば、今朝の「不甲斐ない」という気持ちから違う感情が生まれたかもしれませんね(笑)

アヒンサーついては、また別の機会に!

身体の調子にみなさんも意識してみてくださいね。


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