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あなたが見えている世界は本物ですか?

今日はあなたが思う当たり前は、実は当たり前じゃないという話をします。この記事に足を止めていただいて本当にありがとうございます。(^▽^)/では行きます!


まず目が悪い人の説明をします。メガネをかけていると自然に埃が積もったり手あかがついたりしてレンズは段々汚れていきます。時には油のついた手でレンズに触れてしまい服の裾で磨くと油が全体に広がって視界が白くぼやけて見えるときもあるでしょう。

最初は汚れた眼鏡をかけていると見えずらくて違和感しかないですが、少し時間が経つと今見えている世界が当たり前になり、白く靄がかかった状態など気にしなくなります。人間の脳の構造上都合の悪い情報は既知の事実として処理され意識的な感覚が薄れていく機能があるのが理由です。

他にも人間には「RAS(脳幹網様体賦活系)という脳機能」があります。「RAS(ラス)」という呼称で聞いたことがある人も多いと思います。自分の興味のある分野の情報を無意識的に脳が拾って吸収する機能のことです。例えばある芸能人が大好きな人がいたとします。その人はYahoo!ニュースを乱読している際にその芸能人のニュース記事があればいち早く気が付くはずです。一方で芸能関係は全く興味がない人が同じように様々な記事をスクロールしている際に芸能人のタイトルに脳が反応することは少ないと考えられます。


全ての情報を拾っていると脳のキャパオーバーになるために、自分にとってメリットのある(興味のある)情報だけを選択的に取り入れるフィルターの役割を果たすのがRASという機能です。


人間には常識や経験則、同調圧力などというものが存在して思考せずに決断してしまう傾向にもあります。それは当たり前だから…とかそれは皆が良くないって言ってたから…なんて理由で自分の選択を決めてしまっている方はいませんか??

人間は自分の知識範囲外のことにも恐怖感を抱いて自然に拒否反応を示してしまいます。例えば僕の友人で多いのですが、投資は怖いという固定観念を持っている人が多いです。話を聞く前に「投資」と言う単語を聞いただけで僕の話を遮って「投資なんか危ないやろ…笑、投資やるとかありえんわ…」なんて言葉が返ってきます。

他にも高齢者に多いですが、YouTubeや電子書籍など新しいムーブメントなどに対して過度に拒否反応を示す方が多いように見受けられます。確かに使い勝手が悪くて手を出しづらいのは分かりますが、YouTubeがあれば好きな時に好きなジャンルの動画を無料で見ることができ、自分の興味関心にあった選択が可能となります。


人間は自分が思い込んでいること、自然に植え付けられた潜在意識などである程度行動をコントロールされています。よって本当は好ましくない選択を無意識にしてしまうことが往々にしてあるという現象が起きます。それが大したことない決断ならどうでもいいのですが、もし自分が拒否反応を示した選択をしていたら後で何倍にもリターンが得られたらどうでしょうか。
反対に損をすることもあるでしょうが、決断する際に自分で考えてリターンとリスクを考えて選んだなら自分で納得できるでしょう。



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例えば自分がスマホ依存症だとします。毎日手持無沙汰で何もすることがなく暇なので無意識にインスタグラムやツイッター、ネットサーフィン、ラインなどに何時間も使っているとします。自分はこの習慣を断ち切って何か新しいことを始めた方がいいことには気づいている、でも行動できないと仮定しましょう。



自分はスマホの使用を自分でコントロールすることは絶対に不可能だと思い込んで、周知の事実として何度も脳に刷り込みます。次第に脳はそれを事実だと認識して本当に依存から脱出できなくなるという結果が生まれます。誰だって自分の生活を見直していろんな手立てを本気で打てば必ずスマホなんてコントロールできるのに、スマホを離したくないがために自己正当化して使い続けてしまいます。人間の意志が弱くて言い訳する時だけやけにクリエイティブになる良い典型例ですね。

今一度自分の思考の癖を見直してみては如何でしょうか。(^○^)






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