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本当に発達障害なの?

1 ドキッとして欲しい「発達障害」という言葉

 どきっとするタイトルですね。
 あえてドキッとしてもらいたいのです
 発達障害という言葉が認知され始めて20年以上が経過しています。 
 学校現場にいたので、とても「発達障害」という言葉をたくさん聞くようになりました。 
 そのおかげでたくさんの子供達が支援につながりました。
 アニメ・ドラマ、漫画などでも題材に取り上げられています。
 認知が広がったことで、世間的にも発達障害は、認知されたようにも思います。
 しかし、本当によいことだらけなのでしょうか?

2 全て「発達障害」のせいなのか?

 例えば保育園や学校です。
 「あの子は発達障害だからね〜」
 「発達障害だからしょうがないよね」
こういった会話も多く聴こえてきます。
 しかし、この中には「教師との関係性の悪さ」「学習の困難さ」からくる行動も含まれています。
 全てではありませんが「教師の指導力」「先生の支援力」も重要な支援ファクターです。
 それをないがしろにして、全てを発達障害だからで片付けてしまうと、「放置」の状態になってしまいます。

3 ネットに溢れる「発達障害」という言葉

 発達障害という言葉が多くなったことで、インターネット上にも様々な情報が飛び交っています。
 「発達障害」とネットやSNSで検索すると本当にたくさんの情報が出てきます。
 子供の発達で心配になったお母さんたちは、必ずネットやSNSで検索をかけます。 
 その中には不正確な情報も含まれています。また、不安を煽る情報も多いのです。
 その時のお母さんの頭の中は2つの「眼鏡」がかかります。
①「〜は家の子とは違う〜も家の子とは違う。発達障害じゃないかも」
②「〜は当てはまる。〜も当てはまる。発達障害なんだ・・・」
 このような見方を「バイアス」といいます。
 「自分にとって都合の良い情報を人間は集めるようにできている」のが人間なので、集めた情報だけで正しい判断ができません。
 闇雲に、お母さんの不安だけを募らせている結果になります。

4 「発達障害=絶望じゃない!」

 では「発達障害」だからといって真っ暗な未来が待っているのでしょうか?
 全くそうではありません。
 私が教育してきた発達障害の子供の多くが「幸せな大人」となって社会で生活しています。
 本当にたくさんの子供たちが立派に成長しています。
 中には「集団に全く入れなかった」「4年生の時に2年生の学力しかなかった」「不登校で全く学校に行けてなかった」
 そんな子たちも含まれています。
 その子達が立派な大人として手に職もつけて自立して行っているのです。
 お母さんもお父さんも立派な成人となった子供たちを誇りに思っています。
 私は、この事実をもっと多くのお母さんたちに、大人たちに知って欲しいと思っています。
 ただし、そうなるためには「親として乗り越えなくてはならない期間」があるのです。これについては、また後日。

おわりに  noteならではの「こんなこと普通は書けないよ!」をお送りします

 Instagramでは、一般論をかなり分かりやすい形で情報を絞ってお伝えしています。
今後、note限定で「こんなこと普通は書けない!こじてぃ発達支援最新情報」をお送りしますのでお楽しみに!



 
 


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