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『罪の声』を観た話。


こんにちは。
御縁があり拙宅の記事を読んでくださる方々、どうもありがとうございます。

直近で鑑賞した映画は
「劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室」のyuki.です。

そちらの方はひとまず「すごかったあああ(興奮)」の語彙しかない感想になりそうなので… もしきちんと文章にまとめることが出来たならば、いつか投稿をしたい所存です。


今回の鑑賞感想は、少し前に観た映画「罪の声」です。
エンドロールで流れるUruさんの主題歌「振り子」がとても好きで、映画を観てからというもの、映画のシーンを反芻しながら毎日のように聴いてました。
物語と主題歌が自分の中で相互作用し合って、すごく心に響いた映画でした。


以前観たそのままの印象感想をお届けですので
若干ネタバレが、ある、のかもしれません。
お読みくださる方はどうぞご自衛くださいませ。

ではいきます。


『罪の声』を観た話。

率直に「良い映画」でした。個人的には。
感動する、とは違う気がするけれど、
内容はとても重いし観ている途中からもう…遣る瀬無さの重力が凄いけれど。
良い映画だったと、思います。




ずっとそれなりに生きて来てたら
それぞれの生き道があって
それぞれの正義だったはずのものがあって
それぞれの思想のようなものがあって
それぞれの信念と呼べるものがあって
でも「正義」なんていうのは
とても恐くてとても御するのが難しいものだから
誰とも理解り合えるはずがないし分かち合おうとか共有しようとか考えない方が良いし
だからこそ自分の正義や絶望に
“自分”ではない“他人”という存在の「誰か」を巻き込んではいけないんだよな
親とか大人とか
その「責任」ってなんなんだろう
でもどんな人間も所詮は一個の人生だもんな
どんな風に生きようと死のうと家族でも誰であっても自分以外はどうにも出来ない
そういうことかもしれない


そんな事を、観終わってからずっと、いろいろ、考えていました。

これまで自分の足で歩いてきた、精一杯守って築き上げて拓いてきた自身の日常と選択に
「自分は恵まれていたのだ」
という罪の意識を抱かされるって

えげつない しんどさでは?

などと
少しばかり自分の身に置き換えて考えていたら、
吐き気がするぐらい心がしんどくなりました。


生きていくこと

とはどういうことなのか
一旦立ち止まって向き合わざるを得なくなるような。

そんな映画でした。

Uru「振り子」に寄せて




それにしても
事件の真相を追って追って行く物語なので
つぎつぎ登場人物増えていってだんだん誰が誰だになっていって「まって、まってくれ…」となるなどしていました。人物相関図をくれ。(切実)

そして曽根さんと阿久津さんが少ーーーーしずつバディのように心を通わせていく描写が、湿度高めの物語の中での、まるでひとつぶの清涼剤のようでした…。


野木さん脚本だからか、アンナチュラルやMIU404に出演の役者さんたちがたくさん出てるのが地味に嬉しかったです。


見応えのある、映画でした。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

それではまた。

『罪の声』を観た話。

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