夢を諦めた時に見えるもの
こんにちは、ゆっきーです☺︎
怒涛の4月を終えて、少し休憩しておりました。
少しだけ、就活生のカウンセリングをしているのですが、今年の就活生は例年と少し状況が異なる面があり「チャレンジ前に突然夢が叶えられなくなる」現象が起きています。
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就活生の苦悩
コロナの影響で、採用活動を中止したり取りやめたりする企業が出ています。
ダイレクトに業績に影響が出ていますし、先が読みにくい訳ですから、企業側からすると仕方ないことです。
学生さんは学校に行けず、気軽に就活相談できる大人(キャリアセンターの人など)に会えない、対面からの情報入手がしにくい、OBOG訪問もしにくい、などの状況になっているケースも。
その中、私がオンラインで対応している学生さんたちは、「エアライン業界」「ホテル業界」を志望している方が結構いて・・。
ご想像の通り、かなり厳しい状態になっています。
休学して行く予定だった留学自体が取りやめになり、卒業せざるを得ないケースも出ています。
この業界を目指す方は、子供の頃の「お客様体験」がきっかけになっている事が多く、子供の頃からずっと憧れ続け、英語を勉強し、留学し、、みたいな方が多いんですよね。
彼女たちにとっては純粋に「夢」なわけです。
そんな「夢」がチャレンジする前に急に閉ざされる。
まだ若い彼女達にとってはかなりの衝撃だと思います。
学生時代の私の夢は弁護士だった
中学生の頃から、私の夢は弁護士になることでした。
実家の金銭状況が苦しくなる中、「こんな家を救えたら」「私が稼いで親を楽にしてあげたい」と思ったからです。
お金がなかったので、受験は国公立の中の1校のみしか受けないと決め、塾に通わず頑張って勉強をしていました。
平日は4,5時間、休日は13時間とか勉強していたと思います。
入学後は、学費や生活費はもちろん自分で。
アルバイト代と奨学金で何とか生きていました。
弁護士になるのも、大学+独学で資格を取ろうと思っていました。
しかし、私が入学した年に、ロースクールに通う制度みたいなものができ、弁護士になるには基本的にロースクールに行く必要が出てきました。
(昔の記憶なので、間違っていたらすいません。)
説明会に行きましたが、もちろん大学より高い学費を自分に出せるはずもなく、私の夢は1年生の時に断たれたのでした。
当時は、友人には隠れて、両親にも隠れて、泣きに泣きました。
お金がないとチャレンジすることすら許されないの?
兄に電話して、兄の前だけでは号泣してしまった記憶があります。
まだ何もしていないのに、夢と目標を失った。
私は何のためにこの大学にいるのか、私はこの後何を目指せばいいのか。
両親を養いたいのに、どうなってしまうのか。
それでも日々は続く
泣いたって明日は来る。
本当に弁護士になりたいなら、社会人になって、お金を貯めて、ロースクールに通うんだ。
そう思い直し、私はとにかく勉強、アルバイト、サークルに必死で取り組み、大学3年生になりました。
就活の知識が全くなかった私は、誰かが話している「インターンシップの募集あるらしいで」という言葉を盗み聞きし(笑)、3年生の6月から就活を開始。
当時は大学からの就活支援はほぼない時代で、インターンも出始めという感じでした。
「メーカー」という単語くらいしか知らなかったので(やばいやつ笑)、とりあえずメーカーのインターンに行き、他にも様々な企業を見て、たくさんの大人と話をさせていただきました。
うーん。やりたい事分からん。
企業もどこまで見たらいいか分からん。
「そもそも私が幸せ感じる時ってどんな時やっけ?」
ふと浮かんだこの問いが、自分の軸を発見するきっかけになりました。
※きっとハイヤーセルフが投げかけてくれた問いです。こんな風に、問いがふと降りて来ることが良くありました。
夢を諦めた時に見えるもの
私が幸せを感じるのは、誰かの相談に乗って、目の前の人が元気になったりエネルギーが変わるのを目撃する時。
幼い頃からそうでした。
友達や先生から相談を受けることが多く、喜んでもらえた時は「存在していて良かったんだ」と思えたのです。
こんな仕事に関われたらな。
どうせなら、誰かの人生の転機に関わりたい。
「人生の転機に関わりプラスの影響をもたらす」
これが私の仕事の軸となりました。
よく考えると、弁護士の夢の根本もこれでした。
両親を救いたいという気持ちがきっかけになりましたが、内側にあるのは「困っている人が元気になって欲しい。話をきいて、サポートすることで、どうか皆が生きやすくなって欲しい。」そんな思いでした。
そう、私の夢は、弁護士ではなかったのです。
弁護士は1つの表現方法に過ぎなかったのです。
私の場合、中学生の時に知っていた職業が少なかったので、その表現方法に惹かれたのかもしれません。
夢を諦めた時に見えるもの、それは「自分の内側にある願い」ではないでしょうか。
※ちなみに、当時はどの職を選べばいいかまでは分からず、社会を知りたくてリクルートの営業職を選びました。
軸は今も変わっておらず、今の仕事にたどり着きました。
本質的な問いは誰が投げる?
就活生の夢は、本来は諦める必要はないと思います。
まだ若い彼らの可能性は未知です。
本当に目指したければ、タイミングを変えるといい。
でも、今この時の就活生としては、夢が叶えられなくなった感覚、悲しい、悔しい、先が見えない感覚に飲み込まれている方達も多いと思います。
本当の願いを見つける問いは、ハイヤーセルフから来ることもありますが、私たち大人が投げかけてあげることもできます。
「別の業界を見なさい」「別の機会に頑張ればいいよ」といったアドバイスをすることは簡単です。
でもその前に彼ら彼女らの気持ちを受け止め、
「どんな所に惹かれていたの?」という問いを投げかけ深めていき、本人の願いを一緒に探してあげられたらなと思っています。
来週はどんな学生さんと会えるかな☺︎
お読みくださりありがとうございました。
ではまたの機会に。
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