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ブラックサンダー清洲会議【note歴1周年】

有楽製菓に捧ぐ


みなさんこんにちは、結城です。

何を隠そう、僕は甘いものに目がありません。
毎日学校から帰宅すると、すぐに甘いおやつを貪り食ってしまいます。夕飯前だというのに。

もちろん、フィナンシェやティラミスなどのハイプライススイーツが冷蔵庫に常備されていたら最幸だということは言うまでもありません。
ですが、僕はまだ一介の高校生。そのような贅沢をするほどのお小遣いなどないということもまた自明の理なのです。
なので、いわゆる“スイーツ”はたまのご褒美に食べ、普段はスーパーやコンビニで販売されている“お菓子”を頬張る生活を送っています。

そんな僕が特に寵愛しているお菓子は、ブラックサンダー
尋常じゃなく美味しいですよね、あれ。未来の世界の「『1粒ごとにジーンと心にしみる味』がするお菓子」も顔負けの美味っぷりです。

――ということで、今回は、ブラックサンダー(追記:できるだけ)全種類を買って食べます
僕がnoteを始めて本日でちょうど1年が経過したので、そのご褒美でもあります。ブラックサンダーは褒美となるスイーツなのです。

食べる前、いや買う前からよだれが止まりません。じゅるじゅる。



買う

では、早速ブラックサンダーを買いに行きます。
学校帰りに少し寄り道をして、近隣のスーパーやコンビニをローラー作戦の要領で巡ります。

数日後……

はい、ブラックサンダー6種類を購入してきました。
購入した商品は次の章でご紹介することにしましょう。

公式サイトによると、記事を執筆している時点ではもう数種類ほど販売されているようですが、野山を這いずりまわって探したものの見つけ出すことができず、6種類に留まってしまいました。深くお詫び申し上げます。

しかし、これだけ買っても出費はたったの323円也。安価なところもブラックサンダーの魅力ですね。



食べる

いよいよ食べます。食します。
6種類もあるブラックサンダー、基礎のパーツは同じはずですが、いったいどのような差異を魅せてくれるのでしょうか。
刮目して見よ。


1.ブラックサンダー

31円/21g

黒い雷神
おいしさイナズマ級!

出ました。ブラックサンダーの元締め。ボス。おさ
以下、「通常サンダー」と表記します。

黒々と光沢のあるパッケージで、その両端にはきらびやかなゴールドの装飾。
また、通常サンダーは「コーヒーと一緒に買いたいチョコNo.1」の称号を所持しているそうです。僕も今インスタントコーヒー片手に食べていますが、確かに合いますね。コーヒーの苦さとサンダーの甘さで、絶妙に均衡が取れています。甘苦の調和が魅力なので、カフェオレなどの砂糖の入ったコーヒー飲料よりは、純粋なブラックのほうがぴったり合うかもしれません。

本体は、ココアクッキー部分をチョコで包み込んだ構成となっています。
中もこっくり濃厚で、重厚な甘みが感じられます。ときどき出現するビスケットも、チョコ味ばかりのサンダーにちょうど良い変化をもたらしていて、美味しさを損ないません。
特に欠点らしい欠点もなく、お菓子界の帝王に君臨してもおかしくないくらいのハイスペックさです。これが30円(後述するおまけ①を要参照)で購入できるとは……。


2.アーモンドのサンダー

40円/20g

王道雷神
イェア! アーモンドパーリィ!

まるで通常サンダーへのレジスタンスのような、白を基調としたパッケージ。裏側には、アーモンドの王様のようなキャラが「エンジョイ! アーモンド!」と言っているイラストが描かれています。思う存分エンジョイしてやろうじゃありませんか。
以前は見かけませんでしたが、現在は通常サンダーに次ぐレギュラー商品のようで、訪れたほとんどのお店で取り扱われていました。

チョコよりも、どちらかというとビスケットの主張が強いですね。断面を見てみても、中の白い部分が多いような気がします。僕は冷蔵庫でキンキンに冷やして固くなったサンダーが好きなのですが、そのゴリゴリとした食感とは異なり、ビスケットが多いからか、こちらはサクサクしています。軽い食感です。甘さは控えめなので、甘さ控えめが好きだという方にはおすすめできます。
アーモンドの名を冠していますが、見える形で粒がゴロゴロ入っているというわけでもなく、アーモンドの風味があまり感じられません。「アーモンド12.2%使用」とのことですが、非常に残念です。
30円ならまだしも、40円で「アーモンド」と銘打っておいてこれでは、やや満足感に欠ける仕上がりだと言わざるを得ません。


3.バナナのサンダー

43円/21g

ゴリ雷神
ウッホウホなおいしさ!

イエローのパッケージに、欠けたテトラポッドみたいな形の顔をしたゴリラが鎮座しています。裏側にはやはり同ゴリが、「ザクっとめちゃウホッ!」と調子に乗って叫んでいます。
この商品の問題点は、彼のせいでレジに持っていくのが少々恥ずかしかったことです。しかも僕が購入したのはこれ1点だけ。店員は「ゴリラ買うためにうち来たのかよwwwゴリラ1匹のためにwww」などと心底笑っていたかもしれません(決してそんなことはない)。

本体はバナナサンダーで、その下半分にチョコがコーティングされています。
肝心要の味は、ホワイトチョコを使用したチョコバナナのような味。バナナの風味が甘くて美味しいです。また、中に入っているバナナチップが非常に良い仕事をしています。カリカリとした食感で、単調になりがちなサンダーの食感にアクセントを加えてくれている。そして、噛んだ瞬間にバナナがふわふわっと香る。これは美味ですね。
見た目のおふざけ具合からは想像できないほどの完成度で度肝を抜かれました。


4.ブラックサンダーPREMIUM 優雅なヘーゼルナッツ

50円/23g(中身は撮り忘れた)

本格雷神
芳醇な香りに包まれて

ついに来ました、プレミアム。
通常サンダーより20円お高いだけあって、マットなパッケージが高級感を引き立たせています。どことなく秋っぽいカラーリングで、今の季節にぴったりですね。
流石プレミアム、パッケージからすでに格の違いを見せつけていきます。

いざ食べてみると、ヘーゼルナッツの風味が仄かに鼻から抜けていきます。こちらは先程のアーモンドとは違い、ゴロゴロと実が確認できました。
サンダー部分は通常サンダーとあまり変わらず、あの美味しさにさらにナッツの風味がプルスウルトラされた素晴らしい出来となっています。
通常より20円高い価格設定ですが、十分に買う価値はあります。


5.ブラックサンダーPREMIUM 至福のバター

51円/22g

本格雷神
W発酵バターにおぼれたい

プレミアムシリーズということで、パッケージはもちろんマット。サファイアを想起させるゴージャスな色合いとなっています。
さっきのヘーゼルナッツが高評価だったため、こちらにも期待がかかります。

見た目は、濃厚なミルクチョコのような薄いブラウン。
他と同じく冷蔵庫で冷やしていましたが、噛むとほろほろと柔らかめの食感です。アーモンドはサクサクでしたがこちらはほろほろ。
バターの風味もしっかりとしていて、お高い焼き菓子に勝るとも劣らない(注:やや過言)くらい芳醇な風味が感じられます。ブラックサンダーというより、別のお菓子を食べているような、そんな気分になってきます。チェルシーのバター味に近いでしょうか。
あと食べていて気付いたのですが、驚くべきことにナッツ入りです。原材料表示を見てみると、なるほどカシューナッツとアーモンドが添加されているとのこと。
ただ、ここで1つ注意しなければいけないのが、チョコの味は薄めだということです。ビスケットが比較的多めなのも、おそらくその因をなしているでしょう。まろやかなチョコのその上にバターが覆い被さっているイメージです。古代インドの宇宙観で喩えると、最下部の亀がチョコ要素で、それ以外がほぼバターみたいな、そんな感じです。
とにかく総評としては、なんとも高級感溢れる良い味わいです。満足感高し。


6.ブラックサンダーひとくちサイズ チョコ感200%超え

108円/55g

黒い雷神
おいしさイナズマ級!

一口サイズで正方形のブラックサンダーが8個入り。
「200%超え」の文字がロゴより大きく目立っていて、こんなのが目に入ったらそりゃあ買ってしまいます。なんといっても200%ですから、相当チョコ感が強いのかと年甲斐もなくうきうきしています。

実際のところはどうなのか、早速食べてみると、やはりチョコ感がアップしているようです。
特に変化が顕著なのは外側。写真からも分かる通り、チョコのコーティングがされています。通常サンダーよりも小さい分、一口あたりのコーティング量が多いのです。
また、心なしか内側も濃くなっているように感じられます。ビスケットは比較的少なめなので、よりチョコの割合を増やすことでチョコ感をアップさせているのではないかと愚推します。
ただ個人的には、こちらの特長であるはずの小ささが足を引っ張っています。もちろん、小さいことでつまみやすくなったりと様々な利点もあるかとは思いますが、どうしても僕は通常サイズでがっつり食べたいという気持ちがこみ上げてきてしまいます。
このクオリティで通常サイズも食べてみたい。どんなに美味しいことでしょうか。


残骸



比べる

美味しく頂いたところで、次は各商品を比べていきます。
下の2つの図をご覧ください。


図1

こちらがマトリックスになります。
縦軸は、「チョコ味」かナッツなどの「その他の味」、どちらがより強く感じられるかを示しています。
横軸は、軽く食べられる「ライト」系なのか、ゆっくりと味わって食べる「ヘビー」系なのかを示しています。
ブラックサンダーを購入する際には、ぜひご活用ください。


図2

続いて、こちらは各商品の基本情報になります。
200%はグラム数が違うために除いて、約20gのその他5商品のうち、数値の高いものは赤字、低いものは青字で示しています。
最下段には、200%を20gとして換算した場合の参考値を載せておきました。



まとめ

今回の記事を書き終えた雑感を、箇条書きで連ねていきます。

  • 味や値段を総合的に見ると、やはり通常サンダーが一番優秀か。味だけで見ると、プレミアムの2つが群を抜いて美味しかった。

  • 夏場だと、買って帰宅したらチョコが少し溶けている。帰宅後にすぐ食べることはできず、一旦冷やしてから食べる手間があった。

  • 冷蔵庫で冷やしていても、食べている途中で手に持っている部分のチョコが溶けてきてしまう。袋ごと食べるほうが良いかも。

  • 今回の記事を書くにあたってブラックサンダーの公式サイトを見た際、「ビッグサンダー」なるものがあるとの記載があったので、ぜひ食べてみたい。

  • 愛知と東京にブラックサンダー直営店があるそうなので、いつか行きたい。

さて、これにて本編はおしまいです。
結論としては、上にも書いた通り、通常サンダーが一番おすすめです。なんとも凡庸な結果ではありますが……。ただ、プレミアムの2つも多少値は張りますが非常に非常に美味しいので、ぜひ一度ご賞味ください。



おまけ

noteへの投稿が久々すぎて書きたいことが山ほどあり、本編に入り切らなかったため、「おまけ」と称してここに付しておきます。
マラトンの戦いの伝令係くらい急いでいる方は、別に読まなくてもいいです。早く本国へ勝利を伝えてあげてください。その他の、スマホをなんとなく弄っている方々は、どうか読んでいただけると嬉しいです。


おまけ① サンダーを安く買う方法

通常サンダーは1本31円ですが、実はもっと安く買える方法が存在します。

ぱっと思いつくのは「業務用の購入」。業務用があるのかは存じ上げませんが、大量のサンダーがセットになっている商品は通常価格より安いはずです。しかし、近隣にそういうお店がない場合が多く、あったとしても見つけ出すのは大変です。対してネットだと、送料がかかって結局割高になったり、配送途中で溶けてしまったりする恐れもあります。
ここで、僕のおすすめしたいのが、ダイソーで買うということ。ダイソーなら、ブラックサンダーが4本100円+taxで購入できます。つまり1本25円。僕みたいに高頻度でサンダーを食べている人にとっては非常に助かります。
みなさんも発見したら買ってみてはいかがでしょうか。

これは僕の住んでいる地域だけの現象かもしれません。
そこのところはご了承ください。


おまけ② 類似商品

ブラックサンダーの類似商品を紹介します。類似商品があるということは、それだけブラックサンダーが人気だという証です。
ですが、類似商品だといって侮ってはいけません。僕が浮気をしているようで背徳感がありますが、それらも意外と美味いのです。

名を、セブンイレブンの「ブラックブロックチョコ」。128円。
今はもう終売となってしまい、後継の「ザクザククランチチョコ」が販売されているそうです。後継のほうは自宅近辺では見つからず、まだ食べれていません。
えっと、旧型に話を戻します。名前が頭韻を踏んでいてスカしていますね。こちらの商品は、ブラックサンダーの2/3くらいのサイズのものが9個くらい入っていました。味は本家とそこまで違いはなかったと記憶しています。
明らかに異なるのが食感で、冷蔵庫で冷やすと、それはもうカチコチになって噛むのに一苦労するほどでした。とにかく固かったです。でもそれがやみつきになり、ほとんど毎日食べていたのも良い思い出です(僕が以前書いていたはてブロで確認したところ、2021年の7月頃とのことでした)。
後継機がどんな食感なのか気になるので、今度探してみようと思います。


おまけ③ タイトルの意味

この記事のタイトルは、「ブラックサンダー清洲会議【note歴1周年】」。
ここでは「清洲会議」について説明します。

清洲会議は、簡潔に言うと「織田信長の跡継ぎを決めた会議」です。
織田信長が本能寺の変で明智光秀に殺されたことはご存知かと思います。エグスプロージョンさんのあれです。
信長が死んで問題となったのが、その後継者を誰にするかという問題なのです。長男の信忠は父の後を追うように切腹。次男の信雄・三男の信孝・孫(信忠の息子)の三法師の3人が候補となり、結果としては三法師が後を継ぎました。まあこれも諸説あるので詳しくはWikipediaをご参照ください。

さて、これがなぜ今回の記事と繋がるのか。これといった深い意味はないのですが、思考を辿ると、「ブラックサンダー一族の一番を決めたい→一族の一番は後を継ぐ者→清洲会議」といった過程で決定しました。
初めは「ブラックサンダー王決定戦」とか「ブラックサンダーのおすすめを決める会」とかにしようと思っていましたが、それだとあまりにも安直すぎるので、少しだけ捻ろうとした次第であります。


おまけ④ note歴1周年

やったぜ

冒頭にも記しましたが、この度2022年9月25日で、僕がnoteを初めて1年が経過しました。noteの前に書いていたはてブロは4ヶ月で放置してしまったので、1年も続けられてなかなか感慨深いものがあります。
学業や他の趣味の傍ら、いわばサブ趣味として1年間書いてきました。なので特に精力的に活動していたというわけでもなく、雀の涙ほどのフォロワーさんを抱える零細noteです。ですが、noteを書いたり他の方の記事を読んだりするのは非常に楽しいことなので、これからも趣味の一環として記事を書いていこうと思います。

これを読んでくださっている皆様、どうかこれからも結城を暖かく見守っていただければ幸いです。
そして、もし気に入ったらフォローボタンを押しておいてもらえると、もっと幸いです。よろしくお願いします。


おわりに

長々と6500字ほど書いてしまいましたが、これにて完全に終わりです。お疲れ様でした。
次回があれば、「しみチョコ」系のお菓子で同じことをしたいと思います。
それでは、最後まで読んでくれたみなさん、ありがとうございました!

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