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「実は私、転職するんだ。」に対する周囲の反応。

私は前に勤めていた会社を退職する直前まで、転職することを親と彼女にしか伝えていなかった。

しかし、退職日が近づくにつれて社内業務の引継ぎの関係上、退職する旨を数名の社員に伝えなくてはならなくなった。そして、数名の社員に伝えると「○○君(わたし)、今月で辞めるらしいよ」といううわさが一気に会社に広まった。

また、年末年始の時期の時期には、学生時代の友人と久しぶりに会う機会があり、そこでも私はしぶしぶ「実は私、転職するんだ。」と友人に話した。

私が、転職することを積極的に言いたくなかった理由は、求めてもいないアドバイスやいらない評価を受け取りたくなかったからだ。

実際に、「○○業界(私が次に働く業界)は大変だって聞くよ~」や「○○君(わたし)もまだ若いし、もうちょっと今の会社で頑張ってみた方がいいんじゃない?」と言ってくる人も少なからずいた。おそらくこのような言葉をかけてくれた人たちも悪気や嫌味があったわけではなく、新卒で3年も経たずに会社を辞める私のことを本気で心配してくれたのだろう。

しかし、それでも私は嫌だった。転職を望んでいたとはいえ、私だって不安なのだ。「転職先で上手くやっていけるのか」や「転職癖が付かないか」など不安で不安でしょうがないのだ。そんな時に、転職に対して周囲からマイナスの言葉を一つでも使われると、余計不安になる。自分が選んだ道が本当に正しかったのか自身がなくなる。だから、転職することを言いたくなかった。

でも反対に、私の退職に関して「おめでとう」や「応援するよ!」と素直に言ってくれた友達には本当に感謝したい。就職や転職など、新たな道に進もうとしている人が本当に欲しいのは、アドバイスや評価ではなく、純粋な受け入れなのだ。

この先、私の友達が転職を決めた際は、素直に「おめでとう!よかったね!」と言ってあげたい。


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