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飲食しなくていいカフェ

こんにちは!やまじゆうきです。

この定期購読マガジンの購読料は、いろんなものの支援やサポートに使いたいと思っておりまして、定期的にやらせて頂いているnote会の費用などもそちらから使わせていただいております。(note会、もう今週ですね。もし参加表明した方で連絡が来てないよ、という方はご一報ください)

先日はこのマガジン購読者の方がお店をオープンします、ということでお花を送らせて頂きました。


(スクショですみません…ややこしいので名義はうちにしましたが、note購読者のみなさんからのご支援です、という旨をお伝えしました)

こちらのお店様です。とっても素敵なので何か機会があれば是非!


この定期購読マガジンは大体週に1回の配信でカフェに関連したお話や、飲食店についての話を、僕の実体験からいろいろ思い巡らせ、皆様にも追体験してもらいつつ「飲食店への興味関心」を強めてもらおうというwebマガジンです。まぁ、カフェが好きな人はぜひ、という感じ。(雑)月額¥500で読み放題です。その費用で他の誰かをサポートしたりしています。

さて。


最近、お客様に次はどんなカフェをやりますか?というお話をされることが多いのですが僕の答えは決まっていて

「飲食しなくていいカフェ(飲食店)」

です。

この話は僕個人のinstagramやnoteの無料記事で何度か触れましたが、今回は具体的な話に落とし込んで考えていきたいと思います。

飲食店の売り物はなんなのか

これまでは飲食店は飲食をする場所で、ご飯やラーメン、パスタやケーキ、コーヒーなど様々な飲食物を消費する場所でした。これはあんまり異論の余地はないといいますか、まぁそりゃそうだよね、という。


ここで少しカフェに限った話を…


カフェでは「空間や時間を売っています」というフレーズをよく聞きます。いろんなメディアを見ているとそういうキーワードは誰しもが使っていて、僕も例外ではなくそういうフレーズを使ってきました。

でも、僕らはカフェで最初にコーヒーやケーキや食事を頼みます。必ずです。頼まなければいけない。「空間や時間が売り物」であるなら僕らが対価として得ているのは空間と時間のはずで、必ずしも飲食物を最初に頼む必要はないですよね。

もちろん美味しい食事やコーヒーはその時間や空間を「よりいいもの」にしてくれます。しかしながら順番として”最初”である必要はないのではないか、必ずしも頼む必要はないのではないか、と、そんな風にぼんやり考える時間が増えました。


お腹は空いてないけどカフェに行きたい


僕は飲食店もそうですが、カフェに行くのがとても好きです。いろんな発見や刺激があって本当に面白い。僕にとってのカフェはディズニーランド、であり、エンタメ、なわけです。

ところが、空腹じゃないとカフェは楽しめない。
なぜかというと「必ず最初に飲食物を注文しないといけないから」です。僕のお腹が空いているタイミングと、カフェに行きたいタイミングは必ずしも一致しているわけではない。
なぜ一致してないといけないか、というと「最初に注文すると、それが提供準備スタートの合図」で、出来上がり次第自分のテーブルに運ばれてくるからです。お腹がいっぱいでも、です。飲食物は空腹で食べるから美味しい、楽しい。

例えば東京や近県に遊びに行った時に”いろんなカフェに行きたい”と思っても、そんなに毎時間空腹ではないわけです。(胃袋が小さい…)

僕はエンターテイメントを楽しむ感覚でカフェに行くので”食欲”を満たすことに意義を求めていません。内装や外装、BGM、店員さん全てがエンタメで、そこには自分のパーソナルな空間が担保されていることや、ゆっくり本が読める、とかそういうことも含まれています。

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お店にも来てくださいね〜〜!!