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カフェ(飲食店)の終活

終活

「夢は叶えるより叶ってから諦める方が難しい」

これはジョンレノンの名言ですが、まさにその通りです。


カフェ(飲食店)をやっている人は「どうなったら撤退する(やめる)か?」を考えません。とにかく続けることを考えます。その中には安売りだったり借金の積み増し、労働時間の超過、など自分の身を切っていくような作戦の方が多かったりします。それよりも「どのようにやめるか?」も立派な生存戦略であると思うのです。僕も事実そうでしたが、お店をオープンさせたという時は「叶ったことによる喜び」で盲信的になり、終わる時のことを想像したり、考えることはできませんでした。


とは言え、どうなったら終わるかを考えるよりどうやって続けていくのかにピントが合っていくのは仕方のないことでもあります。

特に職人気質の方は
「自分の料理は美味しい」
「自分の入れるコーヒーは一味違う」
ということにプライドを感じているので美味しいものを出していれば自分の身に「夢を叶えた店が閉業する」ということが降りかかってくることは想像し難いのです。

どのように終わりを迎えるのか?を考えなければ店どころか夢自体も潰えてしまいます。
なぜ飲食店の終活というものは必要なのでしょうか。


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