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3Dプリンタで錠剤をすくうスプーンをつくってみた

ひとまずしばらくの間、毎食後に錠剤を4錠服用してみることにしました。
ガラス瓶に入っているので、金属の蓋に慎重に出しては1錠多いだの少ないだの調整していたのですが、なんだか面倒だなぁ、と思ったのが主な動機です。

そういう感じの備忘録です。


①構想を練る

今回は、幅が瓶の口の内径の31mm未満で、全長100mm程度、サポート材なしで出力できるもので設計しました。
残り8錠くらいのときでもすくうのに苦労しなさそう、という理由で縦横2つずつ並べた形にしています。縦4つだとかわいいけど大変そうですので。
(八角形なのはアンブレラ社が脳裏をよぎったからですね。)


②3Dデータをつくる

Autodesk Fusion360 を使用しています。

今回はFusion360のみでデータをつくりましたが、面を作成できないとかデザインしようとするとやたらと不便だとか、私は illustrator を併用した方がやりやすいんだな、ということを改めて実感しました。
単純に私とAutodeskとの相性が合わないだけかもしれません。15年程前からそう思っていますが。


③3Dプリンタで出力する

QIDI X-One2 を使用しています。
今回は3Dプリンタについてきた赤いPLAフィラメントと全て初期設定で出力しました。なんだかなつかしい感じです。

サポート材なしで問題なく出力できてよかったです。本当にこれで上手くいくのかとドキドキしていましたので。
出力時間は約25分でした。


おわりに

かわいいのでは…!

一度、食器用洗剤で軽く洗って乾燥させて使ってみました。
入れて引き抜くときれいに4錠すくえました。
これは便利でしてよ…!!!という気持ちになりましたね。
多分、直径が7~10mmの錠剤に対応できると思います。
後ろに八角形の穴が開いているので、どこかに引っかけておくことも可能です。

これはつくってよかったです。生活がまたひとつ楽になりました。

Thingiverseに3Dデータを公開しています。


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