万年筆購入!初心者向きと言われるLAMYのSafariを買いました!確かにこれなら大人気なのもわかります。
大人気LAMY
万年筆初心者用の筆記用具として日本で絶大な人気を誇っているLAMYのサファリ。
パイロット、プラチナそしてモンブラン。こうしたメーカー名は、万年筆を使ったことがない人でも聞いたことはあるかと思います。そうしたメーカーの中では、LAMYはマイナーな存在ではありますが、一度万年筆に興味を持って調べ始めるとまず目につくブランドが、LAMYでもあります。
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はて、どう発音するの?
さて、このブランド名、なんと読むのでしょうか。ローマ字読み、というか英語読みだと「ラミー」だけど、などと思われた方も多いと思いますし、私もその一人でした。YouTubeで欧米の方の発音を聞くと、「レイミー」という発音も若干聞こえてきますが、「ラミー」と話されているほうが多いようです。なんとなく耳慣れない音で、今でもラミーという時に、若干の抵抗があったりします。
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LAMYは初心者向きで安価である、とよく言われるので1,500円くらいかなと思っていると、日本での価格は、なんと4,400円!!いわゆるガチ系の万年筆と比べると安いのでしょうが、カクノやプレジールが1,000円程度で購入できることを考えると、私には物凄く高価な買い物に感じられ、それが理由で十何年も購入を見送ってきていました。でも楽天で検索したら、意外と購入しやすい額で販売されているものもあったので、意を決して購入してみました。
わたしが買ったのは、ペン先がFのものです。EFだと細すぎ、Mだと太すぎ、Fだとちょうどいいかな、という、ほんとざっくりした選定基準です。
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早速使ってみた感想、特に初心者向きと思われる感想を書いてみたいと思います。
LAMYが初心者向きであると言われる理由
1 価格に見合った個性的なデザインと機能性が優秀
書くための筆記用具なら100円で十分手に入れられるのに4,400円も支払うには、それ相応の魅力や価値を感じたいものです。LAMYのサファリは、この観点から十分な価値付けが行われているように思います。
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針金状のクリップは、すぐサファリとわかる個性を醸し出しています。また、LAMYの文字の刻印も地味に存在感があります。そして何より、キャップを軸の後ろ側につけて書く態勢をとった際に完成するシルエットが素晴らしいです。軸からペン先に行くにつれて段々と絞り込んでシャープになり、指で保持するところは非常に細く、三角形の形状になっている美しい姿は実際にご覧になってもらいたいところです。
文字を書くたびにこのシルエットと出会うことは、ある種の喜びなのかもしれませんね。
2 ペン軸の重量バランスが優秀
キャップをつけた状態でのLAMYの重心は、キャップから約5mm程度後ろの位置になります。軽そうに見えるLAMY Safariですが、キャップをつけると長さがでるので手の中での存在感は意外に派手な主張をしてくれます。
人差指と親指の付け根、ツボでいうと合谷のところを支点として、キャップの先端が力点、作用点がペン軸の先の方となって、テコの原理で下から押し上げる力や、長尺の棒を振り回すような慣性の力みたいなものを感じながら親指と人差し指でペンの浮き上がりをコントロールしつつ書く作業は、何というか、意のままに動く魔法の棒を手にしたような、ちょっとほくそ笑んでしまうような体験につながる感じがします。
大げさではありますが、LAMYで字を書く楽しさは、自分にとって言語化すると、こんな感じになります。
3 ペンとペン先の剛性感・一体感
LAMY付属のカートリッジを取り付け真っ先に紙に書いてみた際の第一印象は「ガッチリ」でした。真っすぐ伸びた軸は重心の位置のおかげで実際より重厚感があって、更にペン先に向かってシャープに絞り込んでいくデザインも相まって指先の微妙な揺れさえもすべてペン先にダイレクトに伝わっていくようです。
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万年筆について語る時、ペン先が柔軟にしなる、なんていう表現をみることがありますが、柔軟さは皆無で、レコード針のように、ひたすら書き手の指の動きを忠実にペン先に直にダイレクトに伝達している印象です。「ガッチリ」というより「鋭い」という言葉がしっくり来るかもしれません。
書き味も素晴らしく、入筆や、ペンを抜いていくところも、鋭く、滑らかな感じで、ひたすら心地よい書き味です。下の写真は、左が油性のボールペン、右がLAMYです。字の完成度の低さはさておいて、シャープな線にみえませんか?
LAMYが初心者向きである理由
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LAMYが初心者向きと言われる理由はニブ交換ができるとか、他にも数多くあると考えられますが、こと字を書くということに限って考えると、思ったとおりに線を書けそうなペン、そういうところが初心者向きとされているように感じられます。
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