頭は体の臓器の中で一番若い臓器。
だから、一番【後輩】。
だから一番、人間のことを知らない。
一番、この世の真理を知らない。

だけど、生まれた時から
一番てっぺんにいるから
『私が頑張らなきゃいけないんだ』と
思い込んで、
孤軍奮闘で頑張ってきた。

『私が一人頑張らなきゃいけない!』
『強くなければいけない!』と
思う気持ちから、
常に防衛体制でサバイバルモード。
頑固になって四角四面で
杓子定規な考え方しか出来なくなったり、
いつしか、自分が一番偉いんだと
傲慢になってしまったり、
被害者意識が強くなって、
私は孤独なんだ…と
卑屈になってしまったりする。

だけど、思い出して欲しい。
あなたは本当に独りで生きているのか。
その頭に酸素や栄養を送ってくれているのは誰なのか。
その頭をここに収めてくれているのは
誰なのか。

まだ若い【頭】のあなたを
【体】全体で常に全力で
支えてくれている。

若い芽を育てようと先輩たちは
控えめで、あなたのことを尊重し、
だけど、いつだって温かい目で
ずっと見守っててくれている。

だからあなたがまず、
独りで生きているわけじゃないと
いうことに気づき、
一番後輩であることを思い出し、
先輩たちにアドバイスを求めることが
大切。

まさに、
『求めよ、さらば与えられん』って
やつ。

そうすれば先輩たちの声が
聞こえてくる。
そして今までもずっと
聞こえていたんだということに気付く。


人の本
人生の教本
 
後輩であるあなたは、
他の誰でもない偉大な先輩である
体たちの声に
耳を傾けて、背中を見て、
人生を生きていく。
それがあなたの歩く道。













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