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読書するのは何のため?

はじめに

こんにちは『由紀』です。
みなさんは読書をしますか?
そして、何のために読書をしますか?
私自身、本や読書が特別好きというわけではありませんが、読書を習慣にして約2年が経過しました。そのなかで自分がなぜ読書をするのか分かったのでお話しようかと思います。

読書が習慣になったきっかけ

私はもともと読書を習慣とする人間ではありませんでした。
小学校の時は学校で朝読書の時間が30分ほど設けられていたので、その時間は読書をしていました。
中学校のときも同じで、確か読書の時間はあったはず?しかし高校になると読書の時間はありませんでした。
その頃から本は読まなくなりました。
そして時は流れ30歳になり、家を購入しました。
家を購入するまで職場までの通勤は自転車で5分。
購入した家からの通勤は自転車(10分)→電車(30分)→徒歩(15分)の1時間となりました。
電車通勤になって、朝の通勤電車ではスマホゲームをしていました。
そのスマホゲームを読書に変えたのが習慣になったきっかけです。

読書をしている理由

読書をする人はいろいろな理由で読書をしていると思います。
趣味の人もいれば、勉強のためにするという人もいます。
私の場合は「通勤電車の暇つぶし」に始まって「繰り返しの日常に与えるスパイス」に変化し現在は「知る」ために読書をしています。

通勤電車の暇つぶし

習慣になったきっかけでもお話しましたが、通勤電車の30分でスマホゲームしていたのを読書に換えたんです。
スマホゲームは楽しいのでついやってしまうのですが、ほとんど得るものがないんですよね。←これは読書が習慣になってから以前の自分を客観視したから生まれた答え。
そして、私はできることなら少数派を目指したい性格で、人と同じものを嫌う傾向にあります。(絶対にスマホはandroid。iPhoneは使わない!!)
みたいな感じです。
電車の中を見渡してください、、、人を観察するんです。
①スマホみてる
②音楽聞く
③寝てる
④ボーっとしてる
⑤読書してる
いろいろな人がいます。
圧倒的に多いのがスマホみてる人じゃないでしょうか?
ゲームしてるのかYouTubeみてるのか、なにしてるのかわからないですけど。
スマホをみてる人が大半なんですよ。
あ、多数派は嫌だな、少数派がいいな、せっかくなら何か得られればいいな。読書するか。そんな感じです。
そんな中出会った本がこちらです。

ご存じのかたも多いと思います。
始めて読んだのはたぶん高校生のころ父にすすめられて読みました。
5ページくらい読んで挫折→2012年に電子書籍で購入(10ページくらい読んで挫折)→2020年(完読)
正直、読みずらいというか難しい
しかし、読み切った後の感覚は忘れられないです。
小説は「物語の中に伝えたいことを入れる方法と伝えたいことを物語にする方法がある」こう感じました。この本は後者であり物語から昇華した芸術であると知りました。
「私、読書するんです」とか言ってくる人にはまず
「星の王子さま(角川文庫)読んだことある?そしてどう感じた?」
って聞きたいです。それによってその人の読書に対する姿勢がわかると思います。
※ちなみに星の王子さまは海外の作品で、日本ではいろいろな方が訳してるのですが、私は角川文庫をオススメします。ちょっと「?」が浮かぶくらいの訳し方ですが、ちょっとわかりずらいほうが人それぞれ感じ方が違うと思います。ほかの訳者のも読んでみると全然違います。

繰り返しの日常に与えるスパイス

結婚して、子どもが生まれて、仕事も落ち着いて。
毎日同じことの繰り返し。
そんな生活が続いていました。
生活自体は充実していて、そのままでもいいかな。とは思ったのですが、『生きがい』みたいなものがなくなっていたんです。
結婚するまでは、やっていること・やりたいことがあったのですが、子どもが生まれると状況が一変、やっていたことはほぼすべてできなくなり、自分ひとりの時間はなくなり、あーもう人生終了。くらいに思いました。
が、家にいるときは子ども最優先、家から出れば仕事、自由時間は、、、
『朝起きてから会社に着くまで』の約3時間(内1時間は準備)
この時間をフルに使って読書や執筆をしています。
その中で、スパイスとなる本に出会いました。
それがこの本です。

とんでもなく想像力を使います。
正直、序盤は物語の世界に頭を切り替えるので必死です。
が、一度切り替えることができれば、非日常の世界に入り込めます。
この本との出会いで、読書は繰り返しの日常に与えるスパイスだな、と感じたわけです。

知る

現在は「知る」ために読書をしています。
何度かお話ししていますが、私は趣味で読書をしていません。
「ただ、読む」それだけです。
好きな作家がいるわけでもなく、
小説が好きなわけでもなく
ビジネス書が好きなわけでもありません。
ただ、共通して言えることは「知る」ために読書をしてます。
すべての人に共通していることってなんだと思いますか?
それは「人は必ず死ぬ」ということです。
生まれた瞬間から死に向かって進んでいるわけです。
言い方を変えると「死ぬために生きている」といってもいいかもしれません。
こう話すとかなり後ろ向きな話に思えますが、前向きに話すとこうなります。
「人はいつか必ず死ぬんだから、毎日を大切に過ごし、やれることはやれるうちにやっておこう」
「明日やろう」ではなく「今日やろう」
「あとでやろう」ではなく「今やろう」

こういうことです。
知らないよりは知っていたほうがいいと考えます。
なので私は、死ぬまでの間「知る」努力をしようと思います。

おわりに

私の父は読書をする人でしたが、いまは読書をしていません。
私が、最近読書が習慣になった。という話をしたら。
今はもう読めないと言っていました。
「読書をするのはかなり集中力を使うから難しい」
とのことです。
そのときハッとしました。
あんなに本を読んでいた人が年齢を重ねると読書をしなくなるのか。と
あと思ったのは、読書をする必要がなくなった。という可能性があります。
父は仕事の関係で、読書をしていました。
つまり「勉強のための読書」だったわけです。
勉強の必要がなくなれば読書する必要もなくなる。
当然といえば当然かもしれません。
つまり死ぬまで読書ができる人は
「趣味の読書」をしている人、または私のような特殊な「知るための読書」
をしている人じゃないかなと思います。
いつまで読書をするかわからないですが、「知る」ことを続ける限りは読書すると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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