見出し画像

『やりたいことが見つからない人におすすめです』タイトル:人生の純度が上がる手帳術 著者:本橋 へいすけ,井上 ゆかり【読書記録】

どんな書籍か?

タイトル

人生の純度が上がる手帳術

著者

本橋 へいすけ,井上 ゆかり

読み終えるまでの平均時間

4時間27分

なぜ、読もうと思ったのか?

手帳は使っていないが、考え方の幅を広げるために。

本の種類

Kindleunlimited

感想

タイトルと内容の一致度【90】
読みやすさ【80】
内容の満足度【70】

『未来の視点から見ると、いい意味で「現在の自分のほうがおかしいな」と思えます。また、理想の未来を叶えている自分から見て、「今」何を手放したらいいか、意外と簡単に見えてきます。』やりたいことがみつからないという人にオススメです。私は今、やりたいことが見つかったように思います。あとは突き進むだけです。とはいえ、自分のやりたいことが見つかってない人のほうが多いはず。この本を読むことで自分自身としっかり向き合うことができます。私は今まで知ってたけど気づかないふりをしていただけでした。

どんな人におすすめできる本か?

・やりたいことがみつからない人
・自己肯定感が低い人
・手帳を幅広い方法で活用したい人

読むとこんな変化が感じられます。

・日記をつけてみたいが継続できる気がしない(笑)
・今自分のしている仕事は未来からみるとオカシイ
・3年後までという期限を決めて行動します。

いつ読み返すべきか

半年後、何回か読み直して理想の生活になってきたら読まなくていい。

気になった部分抜粋

● 現状を変えたいけれど、忙しさに追われて時間だけが過ぎていく
● このままではいけないと思いながら、何をどうしたらいいかわからない
● 自分のやりたいことや強みが見つからなくて、前に進めない
● ついまわりの人と自分を比べて、私はダメだなぁと思ってしまう
● 行動を起こしたいのにテレビやスマホをダラダラと見てしまい、後悔する ● つい「正しい答え」を探して、疲れてしまう

人生の純度を上げるとは、「自分が本来持っている感覚、感情を開いて、ありたい自分で生きる」こと

「ありたい自分」とは、一般常識や他人からの評価、承認欲求にとらわれずに、自分が本来持っている感覚や感情を大切に生きている自分を指します。そして、「なりたい自分」とは、自分の持っている本来の感覚を大切に生きている「ありたい自分」が描く、「なりたい」未来の自分のことです。

あらためて、自己紹介させてください。本橋へいすけ、井上ゆかりと申します。私たちは「自己実現を叶える」会社のメンバーとして、「しあわせを感じられる社会をつくる」というビジョンに向かって日々活動をしています。

しあわせを感じられる人が増えるように、
● 自分を知る ● 受け止める ● 変化する サービスをつくり、届けています。

言い換えると、活動を通して、自己理解→自己受容→自己変容までを実現するお手伝いをしています。

習慣化に必要な時間は1日3分。 毎日できなくても大丈夫

TO DO思考はやる「べき」ことから考えます。TO DOリストをこなせたか? つまり「ちゃんとできたか?」が評価基準。TO DOリストの内容をすべて実行するのが当たり前で、パーフェクトにできたらようやく、プラスでもなくマイナスでもなく0点です。そして、1つでもできないとマイナスの評価になります。

つまり、TO DO思考は減点評価の考え方なのです。

なりたい自分から考える「TO BE思考」

やる「べき」ことから考えるのではなく「ありたい自分・なりたい自分」から考えましょう。 このような考え方を私たちは「TO BE思考」 と呼んでいます。

TO BE思考は「TO DOリストをこなせたか?」ではなく、「感情や感性を大事にできたか?」を評価基準にします。つまり、自分を大切にできたか? で考えるのです。   ありたい自分・なりたい自分から考えるTO BE思考は加点評価で、自分にやさしい考え方です。0点から始まり、何か1つでも、理想の自分に近づく行動ができれば、プラスになります。

TO DO思考は、やることリストの 10 個中8個ができたとしても、2つのできなかったことに目が向いてしまい、自己肯定感が下がったり、自己否定に走ったりしがちです。一方TO BE思考は、たとえ3個しかできていなくても、加点評価で「大事なことに3つも取り組めた」と思えて、自分にやさしく自己肯定感も上がりやすくなります。   また、やることを同じだけ挙げたときに「やるべき」ことが並ぶTO DO思考に対して、「やりたい」ことが並ぶのがTO BE思考です。 取り組んでいる最中はもちろん、取り組んだあともポジティブな気持ちになり、しあわせを感じやすくなります。

そこでステップ1では、 自分の心に向き合い、本当のありたい姿・なりたい姿を探していきます。

次に、自分の気持ちを理解することから一歩進んで、自分の「強み」を知り、自己効力感=「なんかやれる気がする力」 を高めましょう。

STEP3▼自然と変化する─my pure lifeを日々、意識に上げる

最後に、 my pure lifeを叶えるために、日々意識したいことを決めます。

日記をつけるときには、「よかったこと」もしくは「今日のありがとう」を見つけて書くのがおすすめです。

けれども、人生のコアになるような大切なことを考えるには、アナログツールが適しています。その中でも「手帳」を使うことのメリットについて、次の5つの視点から解説していきましょう。

1 ▼ 客観的に自分を見ることができる
2 ▼ 手書きで記憶が定着する
3 ▼ 夢や目標が叶う
4 ▼ ふりかえりが簡単
5 ▼ 幸福度あがる

どんな自分になりたいのか? 生きていくうえで何を大切にしたいのか? 心からやりたいことは何なのか? こういった問いに、すぐに答えられる人はあまりいません。

自分よりも他人のことを優先したり、空気を読んで自分の気持ちを抑えたりすることが知らず知らずのうちに当たり前になっていくと、自分の感情に意識が向かなくなってしまいます。そのため、大切にしたい価値観や、やりたいことがすぐに浮かばないのは無理もないのです。

自分が日々何を感じているか知るためには、 1日の終わりに「ふりかえり」をするのがおすすめです。「それって日記? マメな性格じゃないし、毎日たくさん書くのは大変そうだな」と感じた人がいるかもしれませんが、安心してください。ふりかえるテーマはたった2つ! しかも、それぞれ一言ずつで十分です。1日3~5分ほどで気軽に取り組めるので、もともと日記や手帳を書く習慣がない人でも、無理なく続けられます。   ふりかえり1 今日のよかったこと 楽しかったこと、嬉しかったこと、おもしろかったこと、勉強になったことなどを書きます。 〔例〕 ランチで食べたパスタがおいしかった   ふりかえり2 今日のありがとう 言われて嬉しかったことや、人からしてもらった親切を書きます。 〔例〕 何も言わずに仕事を手伝ってくれたAさん、ありがとう!

その日のよかったことに意識を向けると、その日にできたことも頭に浮かびやすくなるので、自分を加点評価する「TO BE思考」が育まれていきます。

「夢を描くと実現しやすい」とよく言われますが、ただ描くだけでは、妄想で終わってしまうことも多く、実現の確率が高いとは言えません。 ありたい自分・なりたい自分を叶えるためには、次の3つの要素を実践する必要があります。   3つの要素 1 ▼ pure lifeに生きる 2 ▼ 自己効力感を上げる 3 ▼ pure lifeサークルを設定する

要素2▼自己効力感を上げる   自己肯定感という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、「自己効力感」は初めて聞いた、聞いたことはあるけれどよくわからない、という人がいるかもしれません。 自己効力感とは「自分が何かを達成するための能力に対する自己評価」です。 もう少しわかりやすい表現だと「自分はできる、やれる」と思える根拠のない自信のようなもの。一言で言うと「なんかやれる気がする力」です。

そう考えると自己効力感とは「未来の自分に対する信頼」 とも言えます。今の自分のままでいいという自己肯定感はとても大切ですが、自分を変えたいと思っている人は、自己効力感のほうにより意識を向けるといいでしょう。

例えば、「仕事のやりがいを感じるのはどんなとき?」という質問に「ありがとうと言われたとき」と答える人がたくさんいます。もちろん、この答え自体はいいのですが、感謝されることで承認されたい、感謝されるようなことをするべき、などhave toが隠れている可能性があります。 ありがとうと言われた結果ではなく、ありがとうと言われる前のプロセスの中であなたが夢中になっていること、楽しいこと、わくわくしていること、好きなことに着目しましょう。それが本当のpure lifeです。

pure lifeに生きている人には、モチベーションという言葉は必要ありません。 他人から強制されなくても勝手にやってしまうことが、根源的な欲求だからです。

根源的な欲求を洗い出すワーク   根源的な欲求とは、言い換えると人から止められたり、禁止されたりしてでもやりたいことです。次のページのワークを使って、人から止められたり、禁止されたりしたことを書き出してみましょう。そこから根源的な欲求を洗い出していきます。 「守らないと怒られる」とわかっていながらも止められない行動は何か? その裏側に存在する欲求は何か? 行動を引き起こす心のスイッチのもとを一つひとつたどって、共通する根源的な欲求を見つけていきます。

未来の理想の自分こそが本来の自分であり、現在は本当の自分ではない と強く感じられるようになればいいということです。

現在の視点から未来を見るのではなく、未来の視点へ移動することを意識します。

すでにそれを叶えている未来の自分の視点から、現在の自分を見るのです。

未来の視点から見ると、いい意味で「現在の自分のほうがおかしいな」と思えます。また、理想の未来を叶えている自分から見て、「今」何を手放したらいいか、意外と簡単に見えてきます。

新しいことを取り入れるには、そのぶんの余白が必要です。 それなのに、忙しい現代人の多くは余白がありません。ありたい自分・なりたい自分を叶える前に、何かを手放すことが先、ということを強く意識しましょう。

私も会社から独立する前は、将来の準備のために、何も予定が入っていなくても有給休暇を毎月取得していました。最初は上司からあまりいい顔をされませんでしたが、いつも取得していると「有給休暇をとる人」というポジションが確立されるのでスムーズです。

承認欲求を手放す ● あの人に認められたい ● すごいと言われたい、チヤホヤされたい   承認欲求は誰にでもあるものなので、完全に手放すことは難しいかもしれません。しかし日々の行動の原動力が承認欲求だと、いつか燃え尽きてしまう可能性が高くなります。 最初は手放すまでいかなくてもいいので、「これは承認欲求ではないか?」と考えるようにしてみてください。   誰かに認められなくても、すごいと言われなくても、夢中になってしまうことに意識を向けましょう。 そうすればあなたの心のエネルギーは切れることなく、自然と自分のペースで動いていけるでしょう。

1週間続けられたかどうかの〝点〟で見るのではなく、数か月・1年といった長期の時間軸で眺めてみましょう。波があったとしても細く長く続いていれば、それは立派な継続です。 自分にとっての継続の定義を「毎日きっちり」から「月に8回だけでもOK」などと、基準を下げてみてください。 ちなみに、毎日書けないことへの罪悪感を和らげるには、「空白も記録である」ととらえる考え方を取り入れるのがおすすめです。

あとからパラパラと手帳をめくって、空白だった日のことを思い返してみてください。もしかしたら、楽しい食事会が盛り上がって、夜ふかしをしたのかもしれません。旅行先で、ゆっくり夜空を見上げる時間を味わっていたのかもしれません。空白はその日が充実していたことの証なのです。

手帳を使いこなしたいと思えば思うほど、「~しなければいけない」と自分に厳しいTO DO思考が優位になってしまいがちです。 そうすると精神的につらくなるのはもちろん、最初は気合いでがんばれたとしても、結局長続きしません。自分への厳しさをゆるめて、TO BE思考を取り入れていく手帳の習慣術をいくつか紹介します。

もしかしたら、他人を優先することが当たり前になって、自分の気持ちを抑え込むのがいつの間にか癖になっている人もいるかもしれません。その状態でいくら一生懸命やりたいことを考えたりワークに取り組んだりしても、ニセモノの自分が書いた答えが並んでしまいます。

手帳をうまく使えない、なかなかワークを埋めることができない人は、 いったんしっかり睡眠をとる、好きな食べ物をおいしくいただく、アロマや入浴など心身を癒やすことをする、趣味を思いっきり楽しむのもいいやり方です。 慢性的に蓄積している疲れやストレスと共に、こうでなければいけないという鎧を少しずつ脱いで、自分の本当の気持ちや大切にしたい価値観にアクセスできる感覚を取り戻していきましょう。

重要なのはネガティブにならない方法の確立ではなく、 ネガティブな気持ちを抑え込んで本音を見失うことがないようにしたり、必要以上に同じことでぐるぐる悩んでしまう時間をできるだけ短くしたりすることです。 一度書き出して言葉にするだけでも、私はここが嫌と感じたんだと気づいて気持ちが軽くなったり、解決策がぽんと浮かんだりすることもあります。

本書は手帳術について書かれた本ではありますが、単なる手帳術ではありません。人生が自然と変化していく本です。





この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?