将来への数学的な解決法(難易度低)
子供に対して、何を勉強するべきか、習うべきかと聞かれたらこう答えなけえればいけない。
数学、国語、音楽。
今回は、このページを奇跡的に開いていただいた皆様に、僕なりに数学の活用法をお伝えしたと思う。
僕は都内の私立大学の理系出身で、ゼミではプログラミングを学んでいた。今の職業とはかけ離れたものになってしまったが、数学からは生きる上で必要な武器を学ぶことができた。小学生の子供がいたり、周りに冒頭のような質問を受けたらぜひ数学を候補に入れて欲しい。
今回重要なのは高度な数式を解いたり、研究者になることではない。数学的な考え方を実生活に活用することで、困難を乗り切ることだ。
僕の高校は2年生くらいから理系、文系に分かれ、それに応じて受ける授業が変わってくる形式だった。文系の特に日本史世界史がてんでダメだった僕は即答で理系に進んだ。数学、化学、物理、どれも難しく僕よりできる人などたくさんいた。全体の平均的な尺度でいえば少しできる方くらいでだった。もう少し頭が良ければなと思ったこともあるが、それでも助かったことが何回もある。
僕は人生で迷った時に、数学的な考え方をする。特に使うのが図形的な考え方。必要な知識は中学数学くらいで十分。大事なのは問題を解決する方法に、図形を使うという選択肢があること。
実際に使った方法を一つ紹介したいと思う。
将来やりたいことは何か、ほぼ全員が考えたことがあると思う。実際考えてみると何をやりたいかわからない。アレとコレは好きだな、この職業は絶対やりたくない。そんなことをぐるぐる考えることが僕もたくさんあった。きっと歳を重ねても考えることはあるだろう。そんな時には図に起こして情報をクリアにするといい。
手順
①自分の得意なこと、不得意なこと、好きなこと、嫌いなことを思いつくだけ書き出す。職業でも趣味でもなんでもいいとにかく書いてみる。
②中学や高校で見たことあるような2次元の平面を考え、横軸に得意、不得意 縦軸に好き、嫌いをとる。
③ ①で書き出したものを②の表に埋めてみる。
以上。
行程はとてもシンプルで誰でもできると思う。
ここで大事なのは、自分の考えていることそれぞれの成分に分解してクリアにすること。なんとなく得意不得意、好き嫌いを考えていたものを視覚化してわかりやすくする。一口に好きと言っても、本当に一番好きなものは何かを考える。他のものと相対的に比べて自分のことを客観的に知ることができる。
これだけでもう十分意義のあることだが、もう一歩踏み込むなら、自分が生きていく上で何を大事にしていくかを決めることが必要。
僕の考えでは、好きでも特でもない部分(第三象限)はバッサリ切ってしまっていいと思う。好きでも得意でもないことに時間を割くほど人生に余裕はない。
楽観的に考えればの右上の部分(第一象限)、今回でいうなら得意であり好きな部分。ここの部分にあるものをヒントに職業を選んでいくのがいいと思う。しかし、そこまで自信がない、もしくは好きなことがないという場合もあると思う。
もし好きなことで生きていきたいならば、縦軸のプラス成分(第一、第二象限)の中から選べばいい。その中には不得意なことが含まれているかもしれないが、好きなことでなら頑張れると思えるならばその中の成分から選べば問題ない。
得意なことで生きていきたい場合も同様。苦手であっても得意ならばこなせることもあると思う。
こういう考え方もできる。
今の時代、芸能人でもその他の仕事でも様々の能力が求められる。一つは得意なことができても他がないなと思った場合は好きだが不得意なもの(第二象限)を得意(第一象限)に持っていく努力をすれば好きで得意なことがたくさん増えることになり、それができる人は仕事に困ることはほとんどなくなると思う。
嫌いなものを好きにすることことは難しいと思う。その場合は方法の一つに、嫌いや苦手なものについて積極的に知ると、自分が知らなかった一面を知ってそのものに対する不安感が減ることがある。
好きなこと、得意なことではっきりと分けられない場合は赤線のように区切ってみてもいい。
このグラフより上側にあるもの中から選べばいい。グラフ自体も自分の生きていきたい状態によって変えれば、その条件に当てはまるものを選ぶ。
こんな感じで頭で考えていることをクリアにして行ければ、迷った時の指針にすることができる。
この方法はあくまで現状の状態で、結果的に嫌いなものが好きになったり、なんてことは人生では起こりうる。(自分も元々麻雀など興味なかったが今では大好きだ)その時々でこうやって可視化すれば自分が今どの状態にあるのかわかる。
自分の尺度が分かれば、いらないものを素早く切り捨てることもできる。僕はこの中に「飲み会」の文字がすぐに入った。まあ本当に行かなきゃいけない時はどうしようもないが、それ以外は断ると決めた。
簡単にすぐできることなので、一度やってみては。
他にいい方法があればぜひ教えてください。
考える時間が多い、今だからできることを。
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