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菜食でも健康的に妊娠出産できる?
皆さんこんにちは、Yukaです。
マガジンの【基本のき】菜食を始める上で絶対に押さえておきたい栄養素たちを読まれた方や、菜食入門編のオンラインセミナーのクラスをご受講いただいた方はもうご理解いただけたと思いますが、菜食でもちゃんとバランスの取れた食生活をしていれば、体を健康に保つことができます。
でもやっぱり、妊娠期の自分の体や生まれてくる赤ちゃんや、成長途中の子供たちのことを考えると、
「果たして菜食がベストな選択なのか。」
「菜食での妊娠期や子育て向けの一般的なガイドラインがないのに本当に大丈夫なのか。」
と不安に感じている方も多いと思います。
単刀直入に申し上げますと、菜食でも健康的な妊娠、出産、授乳、そして子育てをすることはできます!!!
健康的な菜食は、妊娠期から授乳期の母体に十分な栄養を与えてくれますし、その母体の中で育ち、菜食で作られた母乳を飲んで育つ赤ちゃんは、生涯健康でいるための最高のスタートを切ることができます。
「でも実際に何に気を付けたらいいのかわからない。」
「今ネットで見ている情報があっているのか不安。」
という方も多いと思いますので、
菜食×妊娠出産シリーズを始めたいと思います♡
このシリーズでは、バランスの取れた菜食で健康的な妊娠出産をするための知識をもらすことなくカバーいたします。
菜食×妊娠出産シリーズ第一弾として、まずは
・菜食をしながらの妊娠出産に対する専門家たちの見解や、
・菜食で妊娠出産することでのメリットデメリットについて
お話をしていきます。
では早速。
お医者さんや管理栄養士さんたちは菜食に反対?
もう既に菜食をされている方はご存知かもしれませんが、お医者さんや管理栄養士の方は菜食についてあまり知らなかったり、批判的な方がほとんどです。
これから先、そのような状況に見舞われたとしても、驚かないでください。
医学生は、教育機関で十分な栄養学についての教育を受けていませんし、日本の大学で栄養学を学ばれた管理栄養士の方は、一般的なノンベジの食事にしか対応できるように教育を受けていないので、菜食栄養学については知識がないことがほとんどだからです。
菜食での妊娠や子育てに応援的でないのも、菜食が危険だからではなく、菜食でどのように健康的な妊娠出産をし、子育てをしていけばいいのかを知らないため、的確なアドバイスをできないからなのでご心配なく。
もしお医者さんや管理栄養士さんに菜食について実際に批判を受けたら、菜食人口が増えてきているイギリスや米国、カナダ、オーストラリアなどの保健機関や栄養士会が
「バランスの取れた菜食は、老若男女問わず全ての人々にとって健康的で、十分な栄養素を含み、病気の予防にも繋がる」
と言っているということと、実際に生まれてからずっと菜食の人たちや、菜食で子育てをしている人たちもちゃんといるということをお伝えしてみてください。
他の食事法と一緒でちゃんとバランスが取れるように気をつける必要はありますが、菜食でもちゃんと必要な栄養素を取る事はできます。
菜食で妊娠出産をするデメリット
1. 周りの人や専門家のアドバイスがに当てはまらない、参考に出来ない
現在はまだ菜食が一般的ではなく、どうすれば菜食でバランスの取れた食事ができるかがあまり知られていないので、周りの友人や家族、お医者さん、菜食に詳しくない栄養士の方たちは菜食生活のアドバイスができないことがほとんど。
なので、他の今までのライフスタイルや思想の先駆者たちと同じように、何もしなくても与えられる情報を受け取るだけではなく、自分たちで情報を調べに行く必要があります。
その作業を手間と感じてしまうかもしれませんが、菜食生活を続けたい場合はこれが必須になってしまうのが現状です。(少しでも手間が省けるように私が全力を尽くして情報提供していければと思います🌱)
2. 必要なサプリをちゃんと取り、栄養バランスの取れた食事を取る必要
完全菜食のママの中でたまに健康的とは言えない妊娠出産を迎える方もいらっしゃいます。
そのようなママを調査してみると、厳格なマクロビ食をしていてビタミンやミネラルのサプリを一切取っていなかったり、カロリーを十分に摂れていない上にビタミンB12を摂取していなかった方々だったそうです。
なので、菜食ママはちゃんと必要なカロリーと栄養素を摂取できるように食事をとったりサプリをとったりしていれば、健康的な妊娠と出産を迎えることができます。
ただ、一般的なノンベジの食生活を送っていたとしても、妊娠中の女性は必要なカロリーと栄養素を摂取できるように食事をとったりサプリをとったりしないといけないので、菜食のママが特別大変というわけではないのです。
でも、先ほどお伝えした通り、日本だとまだ完全菜食での妊娠出産をサポートできるようなエキスパートが少ないので、自分でリサーチしていかないといけないということが大変だと思います。
菜食で妊娠出産をするメリット
1. 母体が健康的な妊娠出産を迎えられる
菜食ママはノンベジママと比べ、妊娠糖尿病という妊娠中のみ血糖値が異常になる症状になる確率が低いです。
母体が妊娠糖尿病によって高血糖だと、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になるので、さまざまな合併症が起こる可能性があります。
母体は妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症や腎症などを経験したり、最悪のケースだと流産も起こり得ます。また、妊娠時に妊娠糖尿病を経験した女性は、その後の人生で2型糖尿病を患う確率が高いです。
赤ちゃんは、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸などのリスクが上がります。
2. 健康的な赤ちゃんが生まれる確率が高い
現在の研究結果では、菜食のママたちとノンベジのママたちのもとに生まれてきた赤ちゃんたちを比べたところ、違いはほとんどなく、違いがあったとしても菜食のママのもとに生まれた赤ちゃんの方がより健康的ということです。
妊娠中はベジ、ノンベジに関わらず、鉄をしっかりと摂る必要があるのですが、母体が植物性の食品に含まれている非ヘム鉄の摂取をしている方が、赤ちゃんの出生時の体重がより理想値に近づきやすく、ベジ赤ちゃんは体重過多による健康問題が起きにくいと言われています。
はい、今回は「菜食での妊娠出産は安全なのか」についてまとめてみました。
きっと皆さんが本当に知りたいのは、
・実際にどんな栄養素に気をつける必要があるのか
・サプリは何をどれくらい取るべきなのか
・具体的な食事メニュー
など、より実践的な内容だと思いますので、これからの記事で、妊娠前、妊娠初期、妊娠中期から後期にかけてのそれぞれの段階で、どんなことに気を付けて食生活を送っていけばいいのかについてまとめていきます。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました♡
次の記事でまたお会いしましょう。
I hope you are having a wonderful morning, noon, evening or night, whenever you are reading this.
Lots of love,
Yuka
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