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【基本のき】菜食を始める上で絶対に押さえておきたい栄養素たち

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菜食を始める前に知っておきたい、意識的に取りたい栄養素やその摂取源などについてまとまった記事を寄せ集めたマガジンです。事前の知識なく始める前に読むことで、健康的に楽しく菜食生活を… もっと読む
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菜食を始める前に知っておきたい栄養素たち。

皆さんお久しぶりです! セミナーの準備で忙しく、最後の栄養学関連のnoteを投稿してからかなり時間が経ってしまいましたが、これからまたぼちぼち書いていきますよ♡ だがしかしBUT、一旦また新しいnoteを書き足していく前に、 「菜食栄養学の基本のき」 という、菜食を始める前に最低限つけておきたい知識の一つである「菜食で意識的に摂りたい6つの栄養素」について書いてきたnoteを、オンラインマガジンにまとめることにしました! 通常だと、今までまとめてきた栄養素の有料記事

菜食5年目、貧血知らずの私が鉄分摂取の秘訣教えます。【基本編】

鉄分不足とか貧血気味などはよく耳にすることも多いので、沢山ある栄養素の中でも比較的注目の浴びやすい栄養素の「鉄」。 実際に、鉄分不足によって起こる貧血は世界で一番頻繁に起こる栄養素欠乏症で、特に女性や幼児、10代の子供たちは意識して摂りたい栄養素です。 鉄分摂取源といえばお肉や魚がよく連想されますし、植物性の食品に含まれる鉄分は動物由来の食品に含まれる鉄分よりも吸収されづらいと聞いて、 「菜食でも鉄分ちゃんと摂れるの?」 と疑問に思っている方も多いはず。 非ヘム鉄よ

食べた分の鉄分が吸収されるかされないかはあなた次第。【吸収編】

前回の記事、『菜食5年目、貧血知らずの私が鉄分摂取の秘訣教えます。【基本編】』では、鉄分の基本の「き」ということで具体的な鉄分摂取の秘訣についてお話しする前に知っておきたい についてお話ししました。 今回の記事では、前回お話しした気をつけるべき5つのポイントの初めの2つ、体の中での鉄分の吸収を上げる4つの方法と、鉄吸収を下げてしまう成分4つについてお話ししていきます☝︎ ここで少し前置きなのですが、私のnoteの内容は を寄せ集めたとても密なものとなっております。

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本当に鉄分が摂れる食材たちと1日分の鉄の摂り方教えます。【食材・献立編】

前回の記事「食べた分の鉄分が吸収されるかされないかはあなた次第。」をお読みになってくださった方(ありがとうございます!!!)はもうお分かりだと思いますが、 菜食の鉄分が豊富な食材は、 ・鉄分が豊富に含まれている&いい鉄分摂取源になる食材 ・鉄分は含まれているけど鉄分摂取源にならない食材 の2つに分けられます。 よく菜食の鉄分摂取源としてほうれん草が紹介されますが、実はほうれん草からはそれほど鉄分が摂れないということも知っていただけたのではないかなと思います。 前回の記事

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乳製品なしで骨を強くする。【基本編】

「カルシウムが豊富な食材は?」 と聞かれたら、 牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や、小魚や桜海老など、動物由来の食品ばかりが頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか。 菜食は乳製品を食べないし、小魚とかも食べないし、 「子供の背が伸びなかったらどうしよう。」 「老後骨粗しょう症になったらどうしよう。」 と不安に感じる方も多いと思います。 さらに、骨の強度を下げてしまう生活習慣があったり、カルシウム以外にも骨の健康のために気をつけないといけない栄養素があったり、カルシ

本当のカルシウム摂取源とカルシウムをちゃんと吸収する秘訣。【食材・吸収編】

前回の記事、『乳製品なしで骨を強くする。』では、カルシウム入門編ということで具体的なカルシウム摂取&骨粗しょう症予防の秘訣についてお話しする前に知っておきたい についてお話ししました。 前回の記事を読んで、 「早くカルシウムをちゃんと摂れる方法を知りたい!」 と思われた方が多いと思うので、 今回の記事では ・カルシウムの吸収率について ・ヴィーガンのカルシウム摂取源 の2つを主にお話ししてちゃんとカルシウムを摂れるようになりつつ、 次の記事では ・骨を強くする生活習慣

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骨も筋肉と同じ、使わないと衰えます。【習慣・バランス編】

前回の記事『本当のカルシウム摂取源とちゃんとカルシウムを吸収する秘訣。』では、 についてまとめ、「これを読めばカルシウム摂取はバッチリ!」くらいの情報を詰めました。 もちろんカルシウムと丈夫な骨作りは切っても切れない関係で、通常はカルシウムの摂取量と骨の強さは比例することが多いのですが、 というのも事実で、実はカルシウム摂取量よりもカルシウムバランスの方が重要だと言われています。 カルシウムバランスが取れているかどうかは、カルシウムの摂取量、吸収量、排出量を総計するこ

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さあ、みんな大好き「タンパク質」の話をしましょうか。【基本・質編】

さて、皆さんがきっと一番気にしていると言っても過言ではない栄養素、タンパク質について思いっきり語る時間がやって参りました。実際のところ、皆さんはタンパク質についてどれくらい知っているのでしょうか。(気になる。) 私は菜食栄養学について発信しているので、もちろん植物性タンパク質のことについてお話ししていきますが、菜食をしていない方にとっても大切な情報を今回も盛り込んでおります。 タンパク質はお肉から摂るというイメージが強いと思いますが、実は世界的に見ると摂取しているタンパク

タンパク質、質と量だけ考えていませんか。【健康面のコスト編】

前回の記事、「さあ、みんな大好き「タンパク質」の話をしましょうか。【基本・質編】」では、 ・アミノ酸とタンパク質について ・タンパク質の働き ・タンパク質の摂取基準 ・タンパク質がより必要な人 ・タンパク質が足りないとどうなるか ・動物性 VS 植物性:タンパク質の質 についてお話ししました。今回の記事では、動物性 VS 植物性の続き(健康面のコスト編)についてお話ししていきます。 最近はタンパク質摂取や糖質制限を煽るマーケティングをよく目にするようになりました。タンパ

タンパク質中心の食事の本当の効果とは。【健康面のコスト Part 2】

さてさてまだ続きます「タンパク質シリーズ」。だって、あまりにも皆さんにお伝えしたいことが多すぎるんだもん。(いきなり恋する乙女感出すな。) 今までのタンパク質シリーズでは、タンパク質の基礎固めと、動物性と植物性のタンパク質の比較をタンパク質の質と健康面のコストの2つの視点でしてきました。これでもうタンパク質を摂取するにおいて気をつけた方がいいことはわかったから、「早くタンパク質のいい摂取源教えて!プロテイン、バッチコーイ!」となっていることと思います。(決してそんなことはな

植物で筋肉作りましょ。【食材編】

前回の記事「タンパク質中心の食事の本当の効果とは。【健康面のコスト Part 2】」では、タンパク質をたくさん摂りすぎてしまうことによる危険性についてお話ししました。 動物性タンパク質であれ植物性タンパク質であれ、タンパク質中心な食生活による悲惨な事態を引き起こすことがあります。タンパク質過多の食事による弊害を知って、よりバランスの取れた食生活を送るモチベーションを上がってきたのではないでしょうか?(そうだといいなあ。) ということで、菜食でバランス良くタンパク質を摂るた

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魚食べなくても大丈夫なの?DHA・EPAの正体とは。【基本編】

「DHA」と聞いたら、皆さんの頭には何が浮かびますか? 「青魚」 「血液サラサラ」 「脳に良い」 「目に良い」 「血管を健康にする」 「オメガ3脂肪酸」 とかが多いのかなと思います。 よく菜食に関する質問で「魚食べなかったらDHAとかEPAはどうするんですか?」って聞かれることがあります。でも、実はDHAやEPAは必須栄養素ではないということ、皆さんはご存知でしょうか? 厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」の2015年版からはもうDHA・EPAは必須脂肪酸として

その摂り方じゃ危険?オメガ3脂肪酸のトリセツ。【食材・摂取・保管・サプリ編】

さてさてやってきました、オメガ3脂肪酸シリーズ第2弾。 前回の記事「魚食べなくても大丈夫なの?DHA・EPAの正体とは。【基本編】」では、 についてお話ししました。 前回の記事を見て、「オメガ3摂らなきゃ!」となっている方もいらっしゃるかもしれませんが、オメガ3ってただ摂ればいいってわけじゃないんです。同じ食材でも、いい食品と避けたい食品、いい使い方と避けたい使い方、いい保管法避けたい保管法があります。 しかも、これを守らないと逆に体に害を及ぼすこともあるんです。。。

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動物性食品が唯一の摂取源?ビタミンB12のウソホント。【まるわかり編】

皆さんはビタミンB12という栄養素はご存知ですか?私は5年ほど前にベジタリアンのお友達と話していて初めてこの栄養素の存在を知りました。 菜食をすると、タンパク質やカルシウム、鉄分、DHA(オメガ3)、ビタミンDが足りなくなるとよく言われますが、この栄養素たちは菜食でもちゃんと摂れます。(栄養素によっては体内で作れます。) でも、精製や加工のされていない食材が中心の菜食では十分に摂れない上に、体内でも作れない唯一の栄養素があります。そう、ビタミンB12です。 ビタミンB1

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