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月は遠くて美しい

わたしが生まれたのは、アポロが月に着陸する1週間ほど前でした。

昭和生まれにありがちな話で、生まれた日の新聞がとってあるのですが、それと一緒にアポロが月面着陸した日の新聞も保存されております。

きっとわたしが生まれた7月は、日本中どころか世界中がアポロフィーバーに沸いていたことでしょう。

そんなわたしなので、ポルノグラフィティの「アポロ」を初めて聴いたときは

カチン

ときました。笑

ええ、月着陸前生まれですから。
若者への僻みですね。
(大したカチンではないのでご安心を。)


今年は月着陸から50周年とのことで、ドキュメンタリーなど沢山放送されています。
わたしは生まれたてでアポロの記憶は全くないので、そうした番組を眺めて初めて知ることが多いです。


アポロ月着陸捏造説があるのを知ったのは随分前のこと、わたしはその陰謀説を特に支持してはいないけど、そうした説が出てくるのはある意味仕方ないとも思っています。


だって、あれから50年も経つのに月はまだ少しも身近になっていないから。


民間で月旅行とか云っても、大金を叩いて月の側まで行って窓から眺めて帰ってくるだけみたいで、月の土が踏めるわけでもないし。何か小さい頃思ってたのとは違う。


1972年アポロ17号以来、月に人が降り立っていないのは、予算が莫大過ぎるからだ、ということらしいですが、科学技術が発展したらその辺りも多少はカバーできそうなもんだけどなあ、と思ったりもします。


6回も行ったわりには、アポロ計画によってわかった月のこともあんまり聞かないんですよね。(知らないだけかもですけど。)

たくさんの資料が破棄された、なんて話を聞くと、全くの捏造だとは思わないけど、部分的に捏造したものが一部入ってた可能性はゼロではないかもなあ、と思ってしまいます。

でも、どっちでもいいや。

きっと、いつか本当に月で遊べる日がきたら、色んな検証もできるでしょうし、真実も判明するでしょうから、それまでのお楽しみでもいいかな、と思えてきました。


だって、

月着陸が真実であろうと、なかろうと、

わたしにとって

月は今まだ、とても遠い存在だということに、何の変わりもないのです。

遠くて、遠くて

遠いから、

月は美しいのかもしれません。

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