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こんにちは、
わたしは日本酒と温泉がだいすきな、海外で起業した日本猿。

最近知り合いからこんな連絡が来た。

DMでのやりとり

知り合いや友人、知り合いの知り合い、全く繋がりのない方など、沢山の方から猿のブログへのご感想をいただけるようになった。

素直に嬉しい。

いいねも
シェアも、コメントもDMもうれしいので大歓迎。


"勇気をもらった"
って言われたわたしのほうが勇気と元気もらったよ。

わたしのブログを見て
日本人が猿山から降りたり、
降りる準備をはじめてくれたらこれほどにうれしいことはない。

わたしは猿山以外の別の国で、
今後日本猿が暮らしやすいような道や世界を作っていきたいと思う。

そしたらいつか日本猿はそこに来るかもしれない。その時に猿が住みやすい街や仕事があったら少しは助けてあげられるかもしれない。
今後の将来、今と同じように猿が猿山に暮らし続けられるのかはわたしはわからない。沢山の外来種がやってくるのかもしれない。
わたしはそう思っているからここで起業している。

さて、タイトルの話を始めるとする。


今回はわたしのパートナーであるライオンの参謀である、中国人の馬の話をしていく。

ライオンだの馬だの沢山の動物が出てくるが、この2人は女である。


そして2人とも中華系なので、英語・中国語を話す。ライオンはこれに加え、母国語であるインドネシア語を使う。わたしがいても中国語でふたりが話すことはとても多い。

グループ会社含めたスタッフでチャイニーズニューイヤーのお祝いで火鍋を食べに行った時、
10人中私以外全員が国籍は違ったが中華系だった。
小1時間中国語だけが飛び交い、わたしはただ食べ続けることしかできなかった。 

この小1時間でわたしが唯一理解できた言葉は、
"菜" (ツァイ)
のみだった。
薄切り肉ばかりオーダーしていてテーブルが肉だらけになったとき、
"みんなもっとツァイ食べようぜ"
という話が出て、
"ほんまや〜"
ってなったタイミングで、

あ、これは完全に野菜のことだ、と気がついた。

言語なんて一緒にいたらまあなんとかなる、と思った瞬間だった。

わたしが中国語の日本語訳をするとき、
なんだか関西弁のほうがしっくり来るのは
わたしが大阪に住んでいたからではない。


中国人が中国人と話す時・
中華系が中華系の人と話す時が
関西人と関西人が話す距離感にめちゃくちゃ近いからだ。

日本で例えるとすると、こんな感じだ。

相手が関西出身とは知らず
「〇〇さんてどこ出身なんですか?」
と標準語で聞いたら
「関西なんです」
「え?ほんま?どこなん?」
「箕面」
「箕面とか猿山やん、ほんまはよゆうて〜」
ってなる感じ。
出身関西とわかった瞬間前のめり。

中国語できるやん、
ほんまはよゆうてや〜
みたいになって急に心許して仲良くなる感じが、関西人が関西人に気がついて関西弁がっつり出てくる感じと似ている。


だから今後も中国語を日本語に変換する時は関西弁で翻訳していこうと思う。


話を戻す。


ライオンはもともと、金融機関でアカウンティングをしていた馬のクライアントだった。
わたしが2人に会った時にはもう2人はすでにパートナーシップを組んでいくつかの事業を始めており、わたしがジョインすることになり別の会社を作ったという経緯。

馬は大学からシンガポールにいるらしい。
それに加えて色々な国へ留学したり、友人がいたり、仕事で別の国へ訪れたりしているので、アジアを含め他の国のこともよく知っている。

馬の家は、中国の北の地域でお父さんがビジネスをしていてお母さんもそれを手伝う為に忙しかった。馬は当時の中国の一人っ子政策の為一人っ子で、
両親が忙しい為ほぼおじいちゃんに育てられた。
馬のおじいちゃんはとても勉強に厳しかったらしく、馬はとても賢い。
典型的にわたしとは真逆のタイプだ。

馬はとても勉強ができるが、人当たりもすごく良い。販売や飲食のビジネスをメインでやって来たわけではないが中国人特有のからっと明るい商売っ気がある。
これも大阪ではじめて起業したわたしにとっては関西の商人を彷彿とさせる。

ライオンの無謀なところを、
馬の賢さがいつも補っている。

この2人はとても仲が良く、本気の喧嘩もよくしている。お互いのことがわかり、信頼しているからこそ本音を言い合い、喧嘩をする。
わたしはいつもそれをまたやってるな、ぐらいのテンションで見ているわけだが、それ以上にいつも馬のライオンへの忠誠心がすごいな、と感じる。

ライオンは、その天真爛漫な性格ゆえ、
言葉が強すぎたり、言いすぎたりすることがある。
それは馬にだけではなく、猿のわたしにもだ。
Hey…..😓
It's over…😓
ねえ、それは流石に言い過ぎだよ、、、
わたしからも何度伝えたかわからない。

馬もめちゃくちゃに正論をライオンに言い負かすが、だいたい馬が正しい。

そして最悪の場合どつきあいになり、
家に帰る。
わたしもそれを見てどっぷり疲れて帰宅する。

いつも驚くのは次の日のふたりだ。

あんなにとんでもない喧嘩をしたのに次の日ふたりはケロっとして、がははと笑いながらランチを食べている。昨日のあれはなんだったのか、とわたしは何度も思った。

馬のライオンへのコミットメントは本当にすごい。
わたしには誰かにここまでコミットすることはできないと思う。
本当に馬はすごいと思う。

わたしはお店のオープン前や繁忙期など仕事が重なると、なかなか十分な睡眠が取れなくなることがあり、そんな時はライオンの自由奔放な発言を受け入れるキャパがないことがある。
本気でムカついてしまうのだ。
どうやっても顔や態度に出てしまう。顔や態度どころか言葉でも言ってしまう。

次の日に
ああ、眠れていないのはしょうがないとしても大人げなかったな、と反省して
昨日余裕なかったわ、ごめん。
とテキストしようとしながら朝キッチンに向かうと、必ず馬がいるのだ。

ライオンではなく、馬だ。


その時馬はわたしに何も言わずに色々わたしの仕事を手伝ってくれるのだが、
わたしは知っている。

ライオンが馬に、
"猿が今いっぱいいっぱいだから
助けに行ってくれるか"
とわたしに内緒で伝えている。

毎回わたしがしんど、ってなるタイミングに
馬は知らないはずなのに、
馬がすぐ駆けつける。

彼女の勘がいいのももちろんあるが、
裏でライオンが手を回している。

ライオンと馬というふたりの関係、
わたしとふたりの関係はこんな感じだ。

ライオンのとてつもない破壊的なリーダーシップもだが、それを支える馬も、素晴らしい

わたしという猿は、こんな2人のパートナーとして、
シンガポールで起業している。

つづく。

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