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【ユカシカド 社員インタビュー #6】対談企画 EC事業部が目指す栄養改善サービスの展望、実務未経験からプロダクト企画・マーケティングのスペシャリストへ

(2021年9月現在、東京オフィスでは全社員原則リモートにつき、今回のインタビューはオンラインで実施しました)

誰でも手軽に栄養改善ができる世界を目指して、様々なプロダクト・サービスで実現しているユカシカドには、様々なスキルやバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。
社員インタビュー企画では、メンバーたちがどのような想いでユカシカドにジョインし、日々どのような想いで働き、事業や組織の成長に携わっているかをお届けしていきます。

齋藤敬一郎 Saito Keiichiro
東京都出身。早稲田大学卒業後、NTTデータに入社しシステムエンジニア・IT業務コンサルタントとして様々な案件に携わる。
2017年春、ユカシカドに入社、事業開発・コーポレートなど複数領域の担当を経て、2021年より執行役員COOとしてプロダクトマネジメント、EC事業のグロースを担う
増田裕太朗 Masuda Yutaro
神奈川県出身。慶應義塾大学在学中にユカシカドにてインターンを経験。2020年4月、大学卒業後ユカシカドに新卒社員として入社。1年間のBtoB営業経験を経て、現在はEC事業部においてデジタルマーケティングを担当。
岡本綾香 Okamoto Ayaka
栃木県出身。横浜市立大学卒業後、同大学院に進学。女性ホルモンや細胞培養の研究を通じてヘルスケアに広く興味を持つ。ヘルスケア領域において社会的意義の大きい事業を展開しているスタートアップにて、自らも創り手になりたいという想いで、2021年5月にユカシカドに入社、現在はEC事業部において既存顧客向けのマーケティングを担当。

本日はユカシカドのEC事業のグロースを担う御三方にお話を伺っていきます。まずは自己紹介いただきたく、齋藤さんからお願いします。

-齋藤
EC事業部の齋藤です。前職はNTTデータのエンジニアで、個人的な興味からバングラデシュでビジネスの立ち上げを計画していた際に、ユカシカド代表の美濃部と知り合い、数年後にユカシカドに入社しました。

ユカシカド入社後は、栄養検査VitaNoteのサービス開発、製造出荷業務、経理・財務など様々な業務を経験し、現在はEC事業部の責任者として、栄養検査やスマートフォンアプリのサービスを通じてお客様の栄養改善を実現するための様々な取組みを行っています。

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チームについても簡単にご紹介いただけますか?

-齋藤
はい。ユカシカドのEC事業部では、私がチームの全体を見つつ、いわゆるプロダクトマネージャーの役割を担っていて、プロダクトの方針決定・課題定義・戦略策定から、新機能の仕様検討・要求定義書の作成、エンジニア・デザイナーとの協働・やりとりなどを行っています。
本日同席している増田さんは新規顧客の獲得、岡本さんは既存顧客に対するコミュニケーションの磨き込み・改善を担ってくれています。
他にはスマートフォンアプリのUIを担うデザイナーや、新プロダクトの開発を担当しているメンバーたちがいます。

ありがとうございます。それでは次に増田さんお願いします。

-増田
EC事業部でデジタルマーケティング、新規顧客獲得を担当しています、増田と申します。大学4年生時にユカシカドで1年間の学生アルバイトを経験して、大学卒業と同時にそのまま新卒でユカシカドに入社してから1年半、合計で2年半が経ちました。

学生時代から健康に対する興味関心が高くて、学内では一次予防の研究会に所属していました。そこでの勉強会でユカシカドとVitaNoteのことを知って、栄養問題にこれだけ根本から向き合って課題解決を試みている企業は他にはないなと思いました。それからさらにユカシカドについて調べていると求人募集している記事を発見しまして、とりあえずすぐに応募しました。

その流れでご縁を頂き、1年間はカスタマーサポート担当としてお客様とのQA対応を行いながら、カスタマーサポート体制の仕組み作りにも一部関わらせていただくなど、学生アルバイトという立場でしたが貴重な経験ができました。

その後、学生アルバイトから新卒入社して最初の1年は、BtoB営業担当として、調剤薬局・スポーツジム・治療院などにVitaNoteを中心としたユカシカドの栄養改善ソリューションを提案・導入を行っていました。2年目となる今期からはEC事業部に異動となり、デジタルマーケティング担当として新規顧客獲得のミッションを担い、日々様々な企画を考えては実行することを繰り返しています。

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ありがとうございます。岡本さんお願いします。

-岡本
2021年5月にユカシカドに入社しました岡本と申します。現在は既存顧客の栄養改善実現にむけて、おもてなしをする役割を担っています。

大学時代は、女性ホルモンや細胞培養の研究をしていたこともあって、広義でのヘルスケアに興味がありました。また、地球上の食の不均衡の解消と健康の改善をテーマに活動している“TABLE FOR TWO”でボランティア活動を行ったり、実際に開発途上国に行った経験もあります。また、その時点では世の中で広くは知られていないけれども、必ず人々のためになる、社会的意義の大きいサービスが存在していることにも関心を持ち、当時は別のスタートアップ企業でインターンとして働く経験もしました。

こうした様々な経験を積み重ねるうちに、サービスの作り手側として世の中に貢献したいという想いが強くなってきたので就職活動を始めました。複数社の選考に進んでいましたが、最終的にはユカシカドのミッションと事業内容に共感することができたので入社を決めました。

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ありがとうございました。ここからは踏み込んでお話を伺っていきます。
ユカシカドのEC事業の直近の戦略、目指している姿について教えてください。

-齋藤
EC事業部の今年度の戦略は、3つの観点がありますので、それぞれお話していきます。

1つ目は、栄養改善を通じてお客様の目的達成を重視することです。栄養検査VitaNoteによって栄養改善はできますが、実際に好調になれるのか、目的を達成できるのかが最重要です。目的は人それぞれですが、我々のユーザーに対するアプローチは、「継続した栄養改善」のサポートです。特に、我々がフォーカスしている五大栄養素の栄養改善は、薬などと違い、即効性が期待できるものはでなく、継続してこそ意味があるもの。継続していただくためには、毎日無理なく手軽に摂れるものである必要があります。もちろん、食事で改善できればそれが一番ですが、生活スタイルや食の好みなどで、バランスのとれた食事が難しいという状況があると思います。ユカシカドは一人ひとりの栄養状態に合ったパーソナライズサプリメントVitaNote FORによって、手軽に続けられる栄養改善をサポートしています。サプリメントはあくまでひとつの手段ですが、利用者が無理なく栄養改善を継続できて、目的の達成をできることをお力添えしています。

2つ目は、ターゲットについて。栄養改善の意欲が高く、且つ努力できる人をターゲットに、サービスを提供していくことから始めています。
栄養改善は誰にとっても大切で必要なことなので、目指すところは「誰でも手軽に正しい栄養改善ができるインフラのようなサービス」なのですが、最初から面を広げすぎるのではなく、優先順位付けをしています。

最後に3つ目は、ビジネスとして成功させるためにユニットエコノミクスを達成させることです。そのために各プロセスごとに様々な指標を置いて、各種施策の実行とモニタリングを行っています。詳細は割愛しますが、例えば、解約率をいかに抑えるか、獲得単価をいかにして最適にするか、といったチャレンジをしています。

ありがとうございます。それぞれのテーマを踏まえつつ、ユカシカドのEC事業の面白み・やりがいについてお伺いしたいです。

-齋藤
増田君と岡本さん、2人はどう?

-増田
では自分から。まず、デジタルマーケティングの特徴だと思うのですが、例えば広告のクリエイティブで成果が圧倒的に変わる、その変化を数字でダイレクトに知ることができる、というのが面白み・やりがいだと感じています。1年目にリアルでのBtoB営業を経験したので一層そう思うのかもしれません。小さい改善を繰り返して積み上げていて、徐々にカタチになっていること、逆に上手くいっていないこと、それぞれがリアルタイムで分かることは面白いですね。

先ほど齋藤さんが言っていた、ユーザーターゲットについてどう置くかは自分も課題だと捉えています。我々のフェーズによってもターゲットは変化していくと思いますし、今のフェーズであればある程度絞りつつも絞りすぎない方が良いと思うので、栄養改善の意欲が高い且つ努力できる人、という置き方はとてもしっくりきています。

-齋藤
パーソナライズドニュートリションという前例のない事業テーマならではだよね。そう簡単にターゲットとコミュケーションは決まらないという難しさと、その中でお客様一人ひとりにシームレスな栄養改善体験を提供していくことを追求するやりがいと、それぞれある。

-増田
そう思います。

BtoB営業で学んだことで今に活きていることはありますか?

-増田
営業の時は、対面しているお客様の生声、ご要望からご不満まで耳を塞いでいても入ってくるので、それらが良い意味でのプレッシャーになりますし、思考や行動の変化のきっかけになることが多々ありました。一方で、デジタルマーケティングではそうした機会はほとんど自然には発生しないので、お客様の顔やリアルな声などの一次情報を自ら進んで取りにいくということを意識しています。

例えば、ターゲットユーザーの見える化と詳細化をいかにして行うかについて、数字や顧客データを見るだけでは分からないことも多いので、新たに会員になったお客様に電話をかける、定性インタビューを実施するなどの取組を行っています。

営業は自分にとって良い経験で、今に活きていると思いますし、こうした行動の積み重ねが、あるべきパーソナライズドニュートリションを提供するサービスの実現に繋がる可能性を感じています。

ありがとうございます。岡本さん、いかがですか?

-岡本
入社してまだ3ヶ月位なので、業務についていくのに必死でやりがいを感じる余裕があまりない、というのが正直なところです。それでも、チームミーティングの場でモニタリング指標が改善していることが共有されると嬉しく思います。その指標が改善した背景には、私が選んだ商品や企画がお客様に響いているのかもしれないと思うと嬉しい気持ちになります。

私自身の課題として、知識と経験が不足していると感じることはあるのですが、そもそも事業そのものが前例のないことにチャレンジしているので、あまり気にしすぎずチャレンジすること自体にフォーカスしています。自分で知恵を振り絞ってカタチにしていくことは大変ですが、良きタイミングでチームメンバーに相談すると、自分一人では思いつかなかった視点でアドバイスをもらえるのでとても助かっています。とにかく必死にやっています(笑)

岡本さんは入社して3ヶ月位とのことですが、入社前後でのGAPはありましたか?

-岡本
GAPはないですね。仕事内容は聞いていた通りですし、私は企業で社員として働くのは初めてなのですが、業務の進め方やチームの雰囲気といった点において、大学院で研究をしていたときと近いものを感じています。共通しているのは、成果を出すために自分が担当している課題に向き合うスタイルですね。他の企業や他のチームでどうなのかは分かりませんが、ユカシカドのEC事業部においては成果と課題に本質的に向き合える働き方ができるので、私にはとても合っているなと感じています。

ありがとうございます。お二人とも全くの未経験から今や事業のグロースを担うポジションにてご活躍されてますが、実務に関連するインプットをどうしているのか、心構えと行動していることについて教えてください。

-増田
ゼロからのスタートでしたので、まずは関連書籍を一通り読み漁り、オンラインでのセミナーにも参加するなどして、意識的にインプットの機会を増やしています。心構えとしては、「分からないことが分からない」状態だったので、事業の構造と課題を俯瞰して整理し、課題解決に繋がるのはどんな知識・スキルなのか、あたりをつけにいきました。

例えば、ただ数字を見るだけでなく、一歩踏み込んで且つ客観的に意味合いを出せる手法として「データサイエンス」の要素があると良いかもと思い、その分野の勉強をしていたりします。

-岡本
そもそも分かっていないこと、ある程度理解して実践してみたけどしっくりこないことなど、色んなシーンに直面しますが、基本的には増田さんと同じで、本を読む、インターネットで検索して調べる、が基本だと思います。

このスタイルは、大学での研究室時代から習慣になっていて、自分が理解できるまで徹底的に調べ尽くすことを、意識し過ぎずともできているように思います。

当然、本や検索でも分からないことも出てくるので、その際は必ずメモを残しておいて、上司やチームメンバーとの定例のときに確認する、ということを行っています。

最近だと、SQLについて学べるWebサイトを齋藤さんに教えてもらったのですが、元々興味がある領域ということもあって、とても面白かったです。必要以上にどっぷりハマってしまいそうな予感がしたので、今は自制しています(笑)

-齋藤
何か特定の分野を勉強すればコンプリート、ということはないので、その時に勉強すべきテーマが出てきたときに、調べて理解して業務を進めていくスタイルですね。これを繰り返し積み上げていけば、結果的に実践的な力が身につくと思います。学び→実践のプロセスを自走してやりきれるメンバーがユカシカドには多いですね。

-増田
定型的、座学中心の研修や勉強会は苦手なので、課題解決のために必要なことをする、という方針は自分にとってはありがたいです。

-岡本
同じく、その時々に対峙する課題に対して、自分のペースで乗り越えていくことができるので非常にやりやすさを感じます。

ありがとうございます。チームの雰囲気も徐々に垣間見えてきていますが、チーム内でのコミュニケーションはどのように行っているのでしょうか。

-岡本
3人でのチーム会を週に1回と、私は週に3回齋藤さんと1on1定例を実施してもらっています。また、オフィスに出社しているときは、チーム内だけでなく、デザイン部など業務で関わりのある部門のメンバーとも、雑談も交えながらコミュニケーションを取ることを心がけています。

-増田
自分は割と個人での実務作業の時間が多いのですが、現在の体制における問題は特に感じていません。何か相談したいときは、Slackやオンライン通話で「ちょっといいですか?」と声掛けをしています。相談しにくい雰囲気は全くないので助かっています。

リモートワーク環境下では、直接のコミュニケーション機会がどうしても減ってしまうので、Slackでテキストベースでも楽しく会話している雰囲気を醸し出すことを心がけていたりします。

合理的な仕組みの中にも温もりを込めようとしていて素晴らしい心がけだと思いました。せっかくの機会なので、このメンバー同士で聞いてみたかったことなどあったりしますか?

-増田
はい。岡本さんに聞きたいことがあります。大学院を途中で退学されて民間企業に、しかもスタートアップであるユカシカドに就職されたのはどうしてですか?人生の方向性が大きく変わる決断ですよね。

-岡本
自己紹介でもお話しましたが、元々スタートアップ自体に興味はあったんです。世間一般には知られていない凄いサービスってたくさんあるなと。
私の研究分野に関連するところで、胚培養士という不妊治療に携わる技術職があるんですけど、一時期はその道に進もうと思っていたこともありました。そこから色々と調べていくうちに、不妊治療分野においてテクノロジーで課題を解決できる、あるサービスがあることを知って、衝撃を受けました。その時から自分もスタートアップにジョインしてそうしたサービスを拡めていきたいという想いが一層強くなりました。

-増田
その特定分野ではなく、ユカシカドの栄養改善事業を選んだのはどうしてですか?

-岡本
そうですね。栄養は基本的には全ての人にとって必要なので、私が興味ある分野の人たちの問題解決にも繋がると思ったこと、また、それ以外の人たちの栄養改善にも広く興味はありました。自分自身はそこまで栄養改善を意識していないのですが(笑)、自分以外の人たちの栄養改善には非常に興味があります。対象が幅広くて影響範囲と社会的意義が大きい事業に携われることに魅力を感じました。

-増田
とても共感します!

-齋藤
いずれは岡本さんが興味ある分野での栄養改善の在り方も深めていきたいよね。

-岡本
私からも増田さんに質問していいですか?

-増田
どうぞ!

-岡本
どうしてそんなに大人っぽいのですか?いつもとても落ち着いているなあと思っています。

-増田
いや、そんなことはないと思います(笑)
昨年の今頃は営業で全然結果がでなくてもがき苦しんでましたし、今でも涼しい顔してるように見えるときでも内心では何かに追われていて焦っていたり必死なことが多いです。

盛り上がってまいりましたが、そろそろ最後の質問になります。
現在、EC事業部では新しい仲間を募集しています。ユカシカドで働くやりがい、フィットしそうな人物像について、お話いただけますか?

-齋藤
スタートアップなので言うまでもなく裁量が多いこと、やった分だけ成果が出て成長できることは間違いないですね。ユカシカドのユニークな点として、パイオニアがいない領域で事業を行っているので、分からないことだらけであることが挙げられます。その中で、自分たちで考えて創ることが好きな人、パイオニアになりたい志向がある人で、栄養改善領域で成し遂げたい想いがあればきっと向いていると思います。

-増田
サービス作りの経験値においては必ずしもロールモデルとなる人がいるわけではないので、ロールモデルとなる先輩を目指して頑張るとかではなく、ロールモデルがいない中でも気持ちよく仕事ができる人が向いている気がします。学生時代の部活で先輩がいたと思うんですけど、早く自分の代が来てほしい、自分の思うようにやりたい、と思っていた人とか(笑)

-岡本
自分の意志を持って課題に取り組める人は向いていると思います。私もそうでしたが、理系の大学・大学院の研究室でゴリゴリ何かの研究してました、みたいな人ですかね。仕事の進め方や雰囲気も似ていると感じます。

ありがとうございます。岡本さんのように大学で研究に没頭していた人はもちろん、増田さんのように営業などの職種で結果を出した経験がある人も向いてそうですね。

-齋藤
あと、この前増田君と話していて、自ら企画して旅行に行くのが好きな人が向いてるんじゃないかという話になりました。

-増田
行程がキッチリ決まったパッケージツアーではなく、ある程度バッファを持たせたスケジューリングで途中で旅程変更することもある、ということまで織り込んで自ら計画をつくる、そんな旅行ですよね(笑)

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なるほど!ちなみに、増田さんの画面背景は旅行先の海ですか?

-齋藤
これは相模湾だね。

-増田
違います。ただの壁紙です。(笑)

-岡本
(苦笑)

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