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自分への贈り物: ベッドメイキング

おはようございます。
今朝も秋晴れ、穏やかな朝。

皆さんは起きたらまず最初に何をするだろうか。
トイレに行ったり、朝のお茶のためにお湯を沸かすかもしれない。朝食の用意か、その前に朝のルーティンを早速始めるかもしれない。

僕はというと、最近ベッドメイキングから始めている。
最近、というのは基本的に季節関係なくエアコンを使わずに寝るので、夏場は(さすがに扇風機は使うけど)暑過ぎて羽織るブランケットや掛け布団を使っていなくてそもそもベッドメイキングをするものがなかったからだ。

ではなぜ、ベッドメイキングをするのか。
そのきっかけはSNSか何かで見た軍人さんのビデオで「朝一番のベッドメイキングさえ出来ない奴に何か大きなことを成し遂げられるはずがない」と言っていたのを見たこと。めちゃくちゃ怖い軍人さんが本当に部下を罵倒するかのテンションで、そう言っていたのにもビックリしたけれど言ってることに一定の納得感もあった。日本での寮生活を送る学生たちもその生活規範を守るルールとして、布団を畳む等ベッドメイキングが含まれていたりするのも聞いたことがあって、いわゆる「正しい朝の迎え方」である様な印象を持っていた。

そんなこともあって、軍隊ほどではないにせよ少なくとも掛け布団の4つ角が敷き布団を上に揃って乗っている、他人に見られても恥ずかしくない程度に整える様にし始めたのだ。やり始めてみると不思議なもので、確かにグジャグジャに(そこまで寝相が悪いわけではないけれど)なったままのものを見ているよりも、片付いている部屋を見るのと同じで気持ちが良い。そして、何よりも朝イチ自分に課したルーティンを完了したちっちゃな達成感を何の努力もなく得られる。
これだけでもメリットがあると思っていたんだけど、実際に一番大きなメリットは実は夜にやってくる。寝る前に寝室に来てベッドに入る前、ベッドが整っていることで得られる寝る前の心の平穏だ。ホテルに滞在した時の気持ち良さに、あのパリッとしたシーツが折り畳まれた完璧なベッドメイキングが貢献していることは誰も否定しないだろう。ホテルで感じるそれに似た、ベッドメイキングを意識する前には感じていなかった感覚で、実は心のざわめきがあったことに気付かされた。
これが地味にジワジワ来る。
何せ寝る直前に気持ち良い、幸せを感じて眠りにつけるのだ。自然睡眠の質も良くなる(個人的な感覚)。どんなにしんどくて嫌な1日だったとしても、むしろそういう日こそニュートラルな幸せを感じる事で悪い日だったことは帳消しできるのだ。こんなちっちゃなことがもたらす幸福感は思いの外大きい。

ベッドメイキングは、朝のチェックリストを完了させて達成感を得られるだけではなくて、寝る前の自分のための幸せの贈り物になる。しかも毎日自分を幸せにできる、数分もかからない贈り物だ。もしやっていないなら是非試して欲しいし、既にやっているけれどその自覚があまりない人は自分が見た時に「整頓されていて心地良い」と思えるレベルまでやってみてはいかがだろうか。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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