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螺鈿9:螺鈿(真珠)のメンテナンス

おはようございます。
今日も朝から太陽が元気に陽射しを振り撒く朝。植物達にはとっては成長し甲斐のある天気だとは思うけど、その分水が切れることないように念入りに。

さて、貝の種類によって、色合いや真珠層の模様が異なり、それを厚さが異なる素材を形として成形して仕上げる技術を学んできた。こうして作られた螺鈿の製品を長く楽しむためのメンテナンス方法を確認しておきたい。

その前に螺鈿に使われる真珠層の塊、つまり真珠のメンテナンス方法を、真珠層の本質を理解するためにまず確認しておきたい。大きく注意点は3つある。

真珠のメンテナンス

(1)着けたらその日のうちにお手入れ
真珠(パール)は汗や皮脂に含まれる酸や油分に弱く、とても繊細。輝きを保つには、使用後にお手入れ専用のクロスなどで汚れを拭き取ることが重要。汚れが付着したままになっていると、変色の原因にもなってしまうので要注意。

(2)着用はお化粧やヘアセットを終えてから
ヘアスプレーや香水、日焼け止めなどの化粧品も輝きを損なう原因になる。すべての準備を終えてから着用し、化粧品が極力付かないようにしたい。

(3)保管方法も重要
高温、多湿、乾燥、直射日光の他、強度の酸性・アルカリ性のものや防虫剤も避ける必要がある。
また、真珠(パール)は硬度が低く傷つきやすいため、他のジュエリーと接さないよう、専用のジュエリーケースか、仕切りのついたジュエリーケースで保管するのがおすすめ。


螺鈿のメンテナンス

これに比べて、繊細な貝片を使った装飾ではあっても基本は漆のベースなので、螺鈿は真珠と選べれば難しいことはない。

螺鈿は漆器に使われることが多いため、どうしても高級なイメージがある。しかし最近では、日々の生活の中で使えるようなオシャレなグラスやお盆、小物入れなども多く製造されている。中にはスマホケースやアクセサリーなどもあり、現代に合わせた作品を作る職人たちの努力が伺える。
結果螺鈿製品は手垢や油分が付きやすいので、購入した際はこまめに手入れを行おう。アルコール(真珠にはNG)を含ませたティッシュなどの柔らかいもので表面を拭き、汚れを落としていく。少しのお手入れだけで、見た目が確実に良くなる。特に普段身につけるアクセサリーやスマホケースの場合は、上の真珠同様に日々のお手入れが重要となってくる。
ただ、硬い布や眼鏡拭きなどで拭いてしまうと、漆や貝の表面を傷を付ける可能性があるので注意したい。


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。



僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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