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COLDRAW: 全く新しい、ノンアルコールドリンク

おはようございます。
今朝は柔らかな日差しと共に気温も戻ってきて穏やかな朝。

昨日は大雨の中知人が新たに展開を始めた COLDRAWなる全く新しいノンアルコールドリンクのPRイベントも兼ねた試飲会にお邪魔させてもらった。とても新しい体験だったのでご紹介したい。

COLDRAWとは

今まで見てきたお茶やコーヒーが茶葉やハーブ、コーヒー豆などの植物素材(ボタニカル素材)から作られていたように、他の植物からもその植物が本来持つ味わい、色合い、香りをわずか10分で抽出するノンアルコールドリンクのための新テクノロジーと、それによって作られた飲み物を指してCOLDRAW(コールドロー)と呼ぶ。

COLDRAWの作られ方

COLDRAWでは、花や葉、実などボタニカル素材の持つ味わいや香りの特性を巧みに調合して、様々なシチュエーションに合うノンアルコールドリンクを提供する。

高級オーディオの様な専用抽出機
上からはraw materialsが確認できる

具体的には、専用抽出器にボタニカル素材を入れてまず減圧(空気を抜いて真空に近づけていく)、これにより素材に水が浸透させ、気圧を戻すことでエキスを水に溶け出させる。この工程を繰り返すことで「なんとなくその香りがする」風味とは全く違う、より濃厚な味わいを実現する。

気圧をかけて短時間で味わいを抽出するこのCOLDRAWは、いわゆる水出し紅茶などに代表される水出し抽出とは何が違うのか。

ボタニカル素材は抽出した瞬間から、時間とともに雑菌が増え酸味や苦味の原因になる。
低温の水出し抽出は旨味成分を強く引き出せる一方、抽出時間が長くなることでこうした雑味が増えてしまい、本来の美味しさが損なわれてしまうのだ。
これに対して、COLDRAWは国内で特許取得した独自の減圧技術・温度管理による高速抽出により、極めて雑味の少ないクリアなクラフトノンアルコールドリンクを10分で抽出することができる、という強みがある。

COLDRAWの味わい

それでは、実際にCOLDRAWを飲ませていただこう。
まずはその色鮮やかさが目を引く。

着色料ナシの素材そのものの色合い

今回の試飲会では試飲用に4種類のフレーバーが用意されていて、その横のポップにはわかりやすくそれぞれの飲み物の名前と使用されているボタニカル素材が書かれている。

ミントが入ったかぶせ煎茶やシナモンが入った和紅茶に加えて、微炭酸の桜も

水のようにサラサラしたCOLDRAWは、飲むとまずフレッシュさが、その後にやさしくもしっかりした味を感じることができる。
口に含んで味わってみると、完成した一つの飲み物としての味わいはもちろんのこと、確かに使用されている素材の一つ一つの味を感じることができるのだ。
僕はズルして「ポップを見ながらそれぞれの味わいを探して見つけ」たけれど、舌が肥えた方なら何が入っているかを当てる香道の飲み物版みたいな楽しみ方もできるだろう。

飲んでみた印象は、「ソフトドリンク」ではない、ということ。
COLDRAWのそのしっかりとした味わいは「マイルド」ではあっても「ソフト」ではなく、まさに「ノンアルコールドリンク」という特別感を含む呼び方こそが、その味わいと複雑さにおいてふさわしい。そう思わせてくれる、特別な味覚体験だった。

COLDRAWの可能性

より豊かな食体験
単体でも素材の味わいを楽しめる飲み物として主役になりうるCOLDRAWだが、これまで一晩かかっていた低温抽出を10分に短縮したことで、レストランやバーで出来立ての高品質なクラフトノンアルコールドリンクをスピーディーに提供することが可能に。食事に合わせて調合したクラフトノンアルコールドリンクを料理とペアリングさせれば、植物由来の芳醇な香りとクリアな味わいがより一層料理の旨味を引き立ててくれるのだ。

それぞれテイストのバリエーションがあれど、今まではワインや日本酒など限られた味とのマッチングだったところから(それでも充分美味しかっただろうけど)、植物であれば何でも抽出できることで無限の味わいとの組み合わせに可能性になり、味わいのバリエーションが飛躍的に拡大する。例えばシェフが料理に加えて、それに合わせるカクテルもCOLDRAWで作って今までワインでは実現できなかった料理の広がりを表現したり、COLDRAWで出汁を取って料理の深みをより掘り下げたり、ということも可能になる。飲み物だけでなく調理法としてもこれからの広がりがとても楽しみだ。

新たなライフスタイルの提案
近年欧米を中心に健康や時間管理などを理由に”あえてお酒を飲まない”ソバーキュリアス(Sober Curious/シラフで楽しむ)という考え方が定着し始めている。日本でも、アルコール度数を抑えたビールが発売されるなど若者を中心にアルコールを飲むシチュエーションでも”敢えて飲まない”もしくは”少量しか飲まない”というライフスタイルが広がりつつある。

こうなってくると残念なのが(お酒が飲めない僕にとっても切実な話だけど)、飲食店で選べるノンアルコールドリンクはそう多くはないこと。今後COLDRAWが浸透してこれまでにない高品質なノンアルコールドリンクが気軽に作れるようになれば、お酒を飲めない人も敢えて飲まない人もよりお酒を飲むのと同じレベルで豊かな食体験ができるようになっていく。
お酒が飲める人にはお酒と同様にノンアルコールのバリエーションが倍増するが、お酒が飲めない人にとっては砂漠で見つけたオアシスのような大きな希望と言えるだろう。

人にも優しく、環境にも優しく
ボタニカル素材を水を使って抽出していること、そしてノンアルコールで体にも優しいCOLDRAWだが、それ以上の意味・役割も含んでいる。
これはCOLDRAWが、ボタニカル素材であればどんなものでも混ぜられ、少量でも味をしっかり抽出できることが可能にしている。

それはそれぞれのドリンクの原材料を見てみればわかる。
どのドリンクにも必ず残滓、つまり本来の役割を終えた搾りかすなど捨てられるはずだったものが積極的に取り込まれているのだ。これにより、飲み物に味の深みを増すだけでなく、今まで価値が無いとされていたものに価値を与え、より幅広い生産者と飲み手を繋いでくれる。そして、もちろん生産者達の活動を支えることにも繋がるし、少量のボタニカル素材で充分なので新たな味の可能性もあるしエコでもあり、と願ったり叶ったりな飲み物なのだ。

更には、COLDRAWがASEANで紹介された時のこと。
参加した各国からその国を代表する植物を1つずつ選び出し(タイならマンゴーといった具合に)、各国の文化が1つに融合した飲み物として振る舞われた。これがもちろん参加国の代表者達に歓迎されたことは想像に難くない。一堂に会する会議での一体感を、目に見え(宗教上の懸念もなく)皆で味わえる飲み物がその象徴として一層強めてくれたはずだ。

ASEAN各国を代表する素材たち

ご馳走様でした

この様にCOLDRAWは僕たちにとって、新しい味覚をノンアルコールで誰にも等しく提供してくれる。加えて、この個人的なメリットだけでなく、特別な時間を共有する仲間や作り手との繋がり、ひいては国と国を繋ぐことも可能にする、まさに未来の飲み物なのだ。
COLDRAWの道のりはまさにこれから、ぜひ気になられた方は以下のホームページから詳細をご確認いただきたい。
ぜひ機会があれば試してもらって、この新感覚を多くの人たちと共有したい。遠くない未来に。

COLDRAW Website

プレスリリース


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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