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わたしの目線。

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大切だと思うことを、「わたし目線」で記したもの。
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#全般性不安障害

夢や希望、目標の違いを考える。

今のわたしには、夢や希望があって、目標もあります。 叶うか叶わないかは別として、こう断言できること自体がとても幸せだと思っています。 10年前のわたしであれば、全般性不安障害の渦中にありましたから、10分後の不安をどう和らげるかだけを考えていたからです。 「3ヶ月後、半年後、1年後、3年後、10年後の未来を考えよう!」的なワークは、その問いを目にすることですら嫌悪感があったくらいです。 夢や希望、そして目標というのは、それにトライできるような状況に少しでもいないとなかなか

いつの間にか、閉じている。

大昔の私は、どこか行きたいところがあると、すぐに出かけるような人でした。お金がないので旅行とまではいきませんが。 雑誌を見ていて良いなと思う服や場所があれば、30分後には家を出て電車で向かうような、そんな頃がありました。 結婚して子どもができると、それができなくなりました。 けれどそこに不都合や不満はなく、「子どもと楽しめる場所」に無理なく行くことで満たされていたと思います。 それが一転したのは、長女が7歳の誕生日の日でした。 予約していたホテルのレストランに向かう途中

人を元気づけるもの。

昨日、安倍総理大臣辞任のニュースが駆け巡りました。しばらくしてTwitterを見ると、ある議員のツイートが話題になっているのを知りました。 「大事な時に体を壊す癖」というワードを含むそのツイートを、何回も何回も読み直しました。 このnoteで、政治や議員批判について書くつもりはありません。 ただ、私は自分の中で「言葉」というものに特別な感情を持っています。 ここでツイートしているのですが、簡単に記します。 私は子育て中に「全般性不安障害」を発症しました。 全般性不安障

夏の日から始まった、不安のこと。

今年の夏で、娘が二十歳を迎えます。すごいことです。 言い換えるならば、私が母親になって20年ということになります。 こんないい加減な私でも、母親としての役割を20年やってきたなんて。心から驚くべきことです。 そして、その手前。彼女にとって最後の10代を、このような「withコロナ」の状態を生きることになるなんて、思いもしなかったと改めて感じます。 緊急事態宣言が解除されましたが、「コロナと共に生きる」といったスタンスで生活することには変わらないでしょう。 継続した不安

雨が降ってきそうなのに、傘を持たないで出かけるあなたのこと。

5月も半ば。寒さを感じなくなって、冷え性の私はとても嬉しい。なおかつ、花粉症の時期も過ぎたから快適なのだ。 日差しが強ければ汗ばむこともあるけれど、真夏ほどのウダウダ感はもちろんなく、この季節は本当にありがたいと思う。 今年はコロナのこともあって、手放しで春を楽しめるわけではないのだが、年間を通しての私の動きにはさほど影響していないと思っている。 というのも、全般性不安障害を経験してから、遠出することがとても怖いと感じるようになってしまったからだ。 心の中では、たまに

もしも、あなたが、不安に思うのならば。

夕方、緊急事態宣言の速報がPCの画面に表示された。 驚いた。 驚いたというのは、今さら速報と言うまでもないと思っていたから。 とはいえ、いざこの「緊急事態宣言」という嫌な字面を目にすると、当然ながら気持ちの良いものではない。 状況は悪化の一途をたどっているようにしか思えないが、目に見えない脅威に対してできることは「人との接触をしない」というものでしかない。 ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー もしも、あなたが、不安に思うのならば。 不安を消さないでほしい。 不安

全般性不安障害のこと。

今日はとても風が強かった。 2020年2月22日。春一番が吹いたとのこと。 花粉の酷い季節は、できるだけ外には出ない。少しでも外に出ようものなら、いくらマスクをしていても、いくら薬を服用しても、奴らは容赦ないからだ(T_T) 新型コロナウィルスが怖い。正直怖い。 とはいえ、できうる限りの用心をするしかなく、一日中オンライン状態で過ごしつつ関連のニュースをついつい確認してしまう。 全般性不安障害のこと。 今や日本国内のニュースの最大の関心事となっている「感染リスク」。

解決できるような不安は、本当の不安とは言わない。

疲れなの? 何なの? 自分でもよくわからないけれど、今日の半分はとても辛い一日になってしまった。 note毎日更新も、今日だけはやめようかと思ったけれど、現状を書くことに集中してしまえ!ということでとにかく投稿してしまおうと思う。 全般性不安障害だった頃の中でも、特に酷かった時は、家から出るのも辛かった。いつ何時襲ってくる吐き気の中で、小さい子を抱えて彼らを守りながら買い物にいくとかしなければならないのも辛かった。 電車にも乗れない、バスにも乗れない、 美容院にも行けな

言葉が出てこない時にすること。

うーん。今日は言葉が出てこない。 note毎日更新も、Twitterも、投稿したいのに言葉が出てこない。 だいたいこういう状況は、悲しいニュースを観てしまった時に起こるのを自覚している。 全般性不安障害だった。 以前のこと。 あらゆる事柄に過剰に不安を抱き、心身ともに影響を及ぼす。 他人には理解し難い「不安」は、実のところ自分自身でも信じられないくらいの大きさに膨れ上がる魔物のような存在だった。 薬も服用したし本も読んだが、最終的に回復した要因としては「不安である自

コミュニケーションを「学習」で得ようとする人の特徴

ワタシは、8年ほど全般性不安障害というものを経験しました。 今でも日常に、その名残があることを自覚していますが、生活に支障があることはほぼありません。 ある種のオープンマインドの意味合いも含め、自己紹介などに「全般性不安障害を経験しました」と記すと、 「○○の資格を持ってます。何かあったらご相談くださいね」 といったコメントをいただくことがあります。 優しさや気遣いであることを重々承知しながらも、「この人には相談しないな」と思う自分がいます。 どれだけ捻くれてるんだと