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夢や希望、目標の違いを考える。

今のわたしには、夢や希望があって、目標もあります。
叶うか叶わないかは別として、こう断言できること自体がとても幸せだと思っています。

10年前のわたしであれば、全般性不安障害の渦中にありましたから、10分後の不安をどう和らげるかだけを考えていたからです。
「3ヶ月後、半年後、1年後、3年後、10年後の未来を考えよう!」的なワークは、その問いを目にすることですら嫌悪感があったくらいです。

夢や希望、そして目標というのは、それにトライできるような状況に少しでもいないとなかなか思い描くことができないと思っています。わずかな可能性を求める意識を内に秘めることができていれば、それを糧に生きていけるような気がするのです。


夢や希望、目標の違いを考える。

ところで、夢、希望、目標の違いはなんでしょうか?
検索すれば出てきそうなのですが、あえてそれをせずに書き記したいと思います。

夢とは?

いちばん遠くにあるもの。空想の世界。あまり具体性がない。叶えたいけれど手が届きそうにないもの。

希望とは?

夢よりも近いけれど、遠いもの。夢よりも具体性はあるけれど、まだ漠然としている。

目標とは?

夢や希望と比べて身近なもの。具体性があり、達成させるために課題をピックアップし取り組めるもの。


壮大さで言えば、「夢>希望>目標」となるけれど、
現実的に言えば、「夢<希望<目標」となる。


ここまで簡単に記してみたら、10年前のわたしには、目標はなかったけれど夢や希望はあったような気がしてきました。
不安定な体調で、その日をいかにして乗り越えるかに注力していましたが、「もし治ったら、〇〇に行きたい」「もし治ったら〇〇に会いたい」とか、そんなことを考えていたからです。

健康な身体であればこれらの夢や希望は、目標というカテゴリーに入り、「来週、〇〇に行って〇〇に会う」という予定になっていたでしょう。だから、こんなことを夢とか希望とかに仕分けてしまうことを、理解されないかもしれません。

でも、確実に10年前の私には、来週の予定を簡単に決めて実行することができませんでした。
だから、夢や希望のカテゴリーに入っていたのです。


さて、子供の頃「大人になったら何になりたい?」という質問をされたことはないでしょうか?
わたしは子供心にこの質問が大嫌いでした。大人が喜びそうな答えを探さなくてはいけないと、気をつかっていたからです。
適当に「お花屋さん」と答えることで、周りの大人たちが「女の子らしい」と笑顔になることを知っていました。本当の答えは、「大人になんかなりたくない」でした。

そうして成長すると、「大人になったら何になりたい?」は職業を意味してきます。そしてわたしは知っていました。公務員になりたいと言えば、親がうなづいて喜ぶことを。
けれどそれを言ってしまえば、誤解されかねないのでさすがに辞めました。そうしてわたしの目標は、職業を選ぶことではなく、社員寮のある会社に就職するというものになったのです。


後から考えると、夢・希望・目標というのは、自分の行動にとても関連が深いことが判りました。
今のわたしには、この年齢になってやっと、夢や希望、そして目標ができました。やっとですが、今とても幸せです。
もちろん、まだまだ目標ですらも達成できていないので、ここで満足してはいけないと思っています。

ただ、幸せだと感じるのは、自分に軸があるからだと思っています。
だからこそこの状態を楽しんで、達成までの道のりをしっかりと歩いていきたいと思うのです。



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