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わたしの目線。

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大切だと思うことを、「わたし目線」で記したもの。
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2020年3月の記事一覧

腕を前から上にあげて、のびのびと背伸びの運動から。

はい。これ、どこかで聞いたことありませんか? ・・・。 ・・・。 ラジオ体操第一ですね! って、間を開けなくてもわかりますよね。笑 <ラジオ体操第一> 1951年制定、同年5月6日放送開始。現在の体操は3代目。 「老若男女を問わず誰でもできることにポイントを置いた体操」である。 小学校から工場などの職場まで広く使われており、一般的にはラジオ体操といえば第1のことを指すことが多い。 「事務職向けの体操」という情報が出回ったこともあるが、全国ラジオ体操連盟による説明では「

花冷えに、想う。

関東平野南部にしか住んだことのない私にとって、雪が降るということは、ちょっとしたイベントだ。 大人になったら、雪が降ることでいろいろ弊害があることを知ったけれど、幼い頃から自分の中に根付いている「雪が降るイベント」の意識は、なかなか変えられるものでもない。 先日、なごり雪と牡丹雪におおいに興奮したばかりの私だが、まさか、また降るなんて思いもしなかった。 外出自粛という状況でも、私の中の「雪が降るイベント」の意識を抑えることができなかった。 3月下旬以降に、都心で1cm以上

不安と現実の距離感。

日を追うごとに、嫌な数字が報告され、嫌な数字が増えていく。 その数字が表すのは「人の数」だから、人の命が数字になるというのは不気味なものだと思う。 こうやって不安を抱くのだが、そこから逃れるかのように、言葉を選んで前向きにとらえる日々だ。 不安というのは現実から引き起こされるが、不安というものは現実ではない。あくまでも、思考の中で発生する靄(もや)のようなものだ。 不安から逃れようとするばかりに、「何だかんだ、自分は大丈夫だろう」という考えに到る。これを「正常性バイアス

もしかしたら。もしかしたら。

ええ。お花見ができないくらい、何でもないことなんです。 だって、去年の春だって、その前の春だって、お花見らしいことといったら、近くのスーパーでおにぎり買って食べたくらいなんだから。 お酒も飲んでいないし、お花見っていうより、昼休みを桜の木の下のベンチで食べたくらいなんだよ。 それがね、「お花見はやめましょう。レジャーシートを敷いての会食はやめましょう。」って立て札を見た途端、 「今年はお花見できないのかぁ・・・」 って呟いてしまったんですね。 同じようなことってよくあ

問いを探し、答えを探す。

政治家の言葉への反応がすごい。 すごいというのは、批判という意味ではなく、SNSがあることでたくさんの人の考えや価値観が可視化されることに対して感じることを指している。 昭和平成初期にはなかったからこそ、今の私は周りの人の目がさほど気にならないのかもしれない。 テレビのニュースと、新聞・ラジオくらいだった。 社会に出てすぐ一人暮らしを初めた頃の、お金が無かった私は、テレビ・ラジオも持っていなかったし新聞を買うこともしていなかった。 まだ携帯電話すら世の中に売られていなかっ

不安に色をつける。彩り。

今日、街中で小さい女の子がお母さんに「ママ、マスク。」と言って一生懸命に手渡ししようとしているのを見た。 近くのカフェから出てきたお母さんは、お財布にお釣りを入れながら歩き始めるところだった。小指にこれから付けようとしているマスクがぶら下がっていた。 3歳くらいの女の子だったと思う。やはり小さなマスクをしていた。 優しいなぁ、かわいいなぁ、と思う反面、こんな小さな子でも今の世の中が抱えている問題に対して不安を感じていると思うと少し苦しくなった。 不安というのは、人間が元

わたしの自己肯定感が高い理由。

私のnoteでは、私自身が自己肯定感が高いということを何回か記しています。 謙虚さを良しとしてきた時代から、日本人の多くは自己肯定感が低い人が多いような気がしています。 「個の時代」なんて言葉が生まれてからは、そうでもないのかな? 私はトコトン普通の人です。資格もないし、これといった特技もありません。明らかに勉強もしてこなかったので、ドン!と出せるような学歴もありません。 全般性不安障害なんて経験しているわけだから、克服したことで自己肯定感が高くなったのでは?と思われるかも

note毎日更新している私が、どんな風に言葉を記しているか。

noteを始めたきっかけは「ただ、やってみたかった」だけです。 やってみたかったと言えるだけの理由があるとしたら、自由に言葉を記したかったということになります。 140字という制限があるTwitterよりも、枠に左右されない。そして、真っ白な画面。これに惹かれたんですね。 普段、大きめのメモ帳を持ち歩いています。A5サイズなので、少し大きめだと思っています。メモ帳は必ず無地を選びます。自由に使いたいので、罫線や枠を嫌うためです。 noteを開いたら、そんなちょっとした私の

校長先生からのメール。

昼間のこと、息子が「校長先生からのメール」について話しかけてきた。 生徒宛に配信されてきたものだったので、私のメールボックスには届いていなかった。 「もー。なんか、校長先生誤字ばかりだよー。」 と、何だか嬉しそうにも見える息子の表情。 メールの内容を読み上げてくれたのだけれど、何だかその表情ばかりが気になって頭に入らない。笑 「まぁ、いいじゃない。言ってることは伝わってくるし。その通りだと思うよ。なんだかんだ良いこと書いてあるじゃん。」 心からそう思う。 何回か校長先生

つまりはみんな、みとめられたい。

私は普段、テレビを観ない。 一年間のテレビ視聴時間は、5時間にも満たないかもしれない。 理由を聞かれた時には、テレビの時間に自分の行動を合わせたり、録画するのが面倒という、最もらしい理由を口にしていたこともあった。 でも実際は「見たくない、触れたくない情報を目と耳から認識するのが嫌だから」という理由だ。特に、ニュース番組などがそれにあたる。 ネットニュースであれば、深く知りたい情報だけにアクセスすれば良いが、テレビは満遍なく一方的に伝えられてしまうからだ。 全般性不安障

「傾聴」という言葉に感じる温かさ。

調べ物をしていたら、「傾聴」という言葉に出会った。 もちろん初対面ではなかったのだけれど、パッと目に入った「傾聴」の文字に、「いやいやどうも、改めまして。よろしくお願いします。」みたいな、ちょっと背筋を伸ばしておじきしたくなるような感覚になった。 傾聴とは 耳を傾けて一心にきくこと。熱心にきくこと。 (日本国語大辞典より) そうそう。これこれ。 まさに漢字を見れば一目瞭然な意味だ。 相手の心の目線に合わせて、丁寧に深く話を聞いてあげる。 子育てしていれば、子供の話をき

「ありがとう」が伝える、奇跡のこと。

今日、あなたは「ありがとう」を何回言いましたか? もし一回でも口にしたとしたら、それは奇跡の瞬間に立ち会ったということです。 意味のわからない英単語や、難しい漢字を調べる時など、自然とGoogle検索する方は多いと思います。 知らない、分からない、思い出せないと感じた瞬間、とりあえず検索するという行動パターンがあります。 スマートフォンが普及したことで、気軽にブラウザを起動することができるようになり、この行動パターンは顕著化したに違いありません。 「知らない」分野におい

反抗しない子供の作り方。

うちの子たちは、反抗期がありませんでした。 下の子は高校生ですが、今さら反抗してくる気配はないので過去形にしておきます。 反抗期がなかったと言うと、「それは問題だ」とか「大人になってから大変だ」とか「押さえつけ過ぎじゃないの?」とか言われることがあります。 問題かどうかも、大人になってからどうかも、私にはわかりません。 それは本人たち次第なので、正直、どうしようもないからです。 ではどれだけ私が穏やかな人なのだろうと、想像する方もいるかもしれません。まぁ、見た目は大人しい

考えても答えの出ない問題に、答えを出す方法。

自分の頭の中で思い描いている、漠然としたものを言語化するのは難しい。自分のことは自分がいちばん理解しているが、その自分に対して嘘をつくことで気持ちの安定を保とうとするからだ。 「自分い対して嘘をつく」という思考は、「嘘」という言葉でこそ良くないイメージのようだが、プラスに働くこともある。 「気になるけれど、気にしないようにしよう」と決めた途端、「気にならない」という嘘を、自分についているのだ。暗示にも似ているかもしれない。 これによって不安を治めることもできる場合があるし