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「傾聴」という言葉に感じる温かさ。

調べ物をしていたら、「傾聴」という言葉に出会った。
もちろん初対面ではなかったのだけれど、パッと目に入った「傾聴」の文字に、「いやいやどうも、改めまして。よろしくお願いします。」みたいな、ちょっと背筋を伸ばしておじきしたくなるような感覚になった。

傾聴とは
耳を傾けて一心にきくこと。熱心にきくこと。
(日本国語大辞典より)


そうそう。これこれ。
まさに漢字を見れば一目瞭然な意味だ。

相手の心の目線に合わせて、丁寧に深く話を聞いてあげる。

子育てしていれば、子供の話をきちんと聞いてあげて、思いを理解してあげるといった場面がある。
仕事をしていれば、同僚の話だったりお客様の話に対して、状況や意図を丁寧にヒアリングするといった場面がある。

どんな時でも、まずは相手の話を深く聞く。ただ聞く。
聞くという行為は、大きな安心感を与えることに改めて気づかされる。


「傾聴」という言葉に感じる温かさ。


そう。
この言葉の意味や行動から発生する、安心感や受容・承認といった役割はもちろんのことながら、少し違う視点で温かさを感じている自分がいる。

誰か大切な人の隣にいて
ちょっと頬杖つきながら
うん、うん、と
頷きながら
耳を傾けている

そんな情景が浮かんだのだ。

「けいちょう」「ケイチョウ」
平仮名や片仮名では感じられない

漢字2文字だけで表現されるこの情景。
素晴らしきかな漢字の世界。
素晴らしきかな私の空想の世界。

やっぱり言葉はおもしろい。
やっぱり言葉がだいすき。

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