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「ありがとう」が伝える、奇跡のこと。

今日、あなたは「ありがとう」を何回言いましたか?
もし一回でも口にしたとしたら、それは奇跡の瞬間に立ち会ったということです。

意味のわからない英単語や、難しい漢字を調べる時など、自然とGoogle検索する方は多いと思います。

知らない、分からない、思い出せないと感じた瞬間、とりあえず検索するという行動パターンがあります。
スマートフォンが普及したことで、気軽にブラウザを起動することができるようになり、この行動パターンは顕著化したに違いありません。

「知らない」分野において、検索という機能が果たす役割は学びにつながることが多いですね。
私がたまにする「知らない分野検索」に、言葉の語源を調べるというものがあります。


「ありがとう」が伝える、奇跡のこと。


新型コロナウィルスの影響で、イベントが中止になったり、何らかの施設が閉館になったりしています。
そんな中、「ちょっと友達を誘ってお茶したい、ランチしたい」という気持ちがあるのに、誘えない状態が続いていました。

それでもどうしても、大切な友達に会って話がしたくて会いました。
「人と会う」というごく自然なコミュニケーションが制限されているからこそ、会える喜びを二人で噛みしめていました。

そして別れ際、
「今日は、会ってくれてありがとう」
という言葉を自然と交わしていました。
顔半分をマスクで隠しながら、私たちは大通りで別れました。

「ありがとう」は「有り難う」という漢字になります。
キーボード入力すると、候補として「有り難う」と出てくるので目にしたこともある方もいると思います。
私も見たことがあったのですが、あまり深く考えたことがありませんでした。

「有り難う」とは、「有り難し(ありがたし)」がウ音便化したものだそうです。つまり「めったにないこと」といった解釈になります。
中世に仏教思想が広まったことで、神仏による奇跡への感謝の言葉となったとのこと。

普段なにげなく使っている「ありがとう」は、めったに起こることのない奇跡を感じた時に使う言葉だったのです。

今日は「ありがとう」を3回言ったかも・・・と振り返るならば、あなたの周りで奇跡が3回起きたということです。

「今日は、会ってくれてありがとう」

今日、会えた事実は、辿っていくと数えきれないくらいの奇跡の積み重ねから生まれたものとなります。
人と人との出会いに感謝するということは、生きている上でとても大きな奇跡です。

たとえ日常のふとした時に出る「ありがとう」であっても、辿っていくと実は多くの奇跡を感じることがあるでしょう。

本日の「知らない分野検索」は、とても幸せな結末。
良い気分で眠りにつけそうです。

寒の戻りに、体調を崩さぬよう
おやすみなさい。zzzzzz……

日常のふとした瞬間や閃きを、毎日書き記しています。 応援してくださると泣いて喜びます(T_T) Twitter:https://twitter.com/yurari_0_0