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(8)自営業を手伝う?パートに出る?妻としてどちらがいいか比べてみました。

このブログは

突然脱サラした夫のサポートをする自営業妻が、集客をがんばる日々

のブログです。

経営、税金、金銭面で苦労したこと、子育て、夫の親との同居、癌、脱サラから現在に至るまで私がしてきたこと、現在もしていることなどを綴っています。

今回は第8話です。

バックナンバーはこちらから

第1話➥自営業の夫婦は、雇用関係ではなく、ビジネスパートナーという考え方
第2話➥夫が突然「仕事を辞めたい」と言った日|自営業の妻への最初の1歩。
第3話➥私が探していたのは40代夫の仕事。転職、そして自営業の妻へ
第4話➥夫の退職、癌、手術、開業、私は自営業の妻に|激動の1年間。
第5話➥自営業妻、集客を学ぶ。目から鱗の1年半。
第6話➥自営業の妻として夫に仕事をやめてほしいと願う2つの大きな理由とは?
第7話➥自営業の夫を持つ奥さんへこのブログで伝えたい3つのこと

売上が少ない自営業のお嫁さんの多くがまず考えることは、
「パートに出ようかな?」じゃないでしょうか?
特に、結婚前や若い頃に勤めたことのある方はその傾向が強いかもしれません。
収入を得る方法をすでに「外で働く」という形で学んでいますから。

かく言う私も学生時代からずっとアルバイトをしていました。
同級生には「金の亡者」とからかわれました(^^;)>(そんなに収入はないのですが、アルバイトばかりやっているので)。
自営家系に生まれながら「勤める」以外の稼ぎ方を知らなかったのです。

自営業の妻としてできること。パートに出る?

夫の仕事は一つ、つまり収入が一つ。
そこを二人でやっているよりも、別口から収入を得た方がいいんじゃないか?
子どもも小さい場合は、お迎え・お稽古事の送迎もあるから、長い時間じゃない仕事で。
月に5万円くらいあれば、収入の足しになるんじゃないかな?

現在、そうお考えではありませんか?
金額は多少違うかもしれません。
できれば、子育てに支障を来たさず、少しでも生活の足しに。
あるいは、自分が使えるお金が欲しいために。

note悩む自営業妻

自営業の妻を辞めたいけれど辞められない。
だから「パート」を考える。

なぜこう思うのかというと、全く同じ思考を私もしていたからです。
開業して1年くらいの夫の収入がまだまだ少ない時にパートに出ることを考えました。
パート・アルバイト情報誌を読み、ハローワークにも登録して、面接を受けました。
アルバイトの鬼だった私ですが、資格を取得して自営を始め、産休・育休を経てのパート採用…。
どこかに勤めるのはかなりのブランクです。
正直、ドキドキでした。
この年齢で、このスキルで採用されるのかな…?と。

結果は、当日面接に遅刻をするという大失態をおかし、その影響があったのかなかったのか、見事不採用(苦笑)。

note焦る自営業妻
夫の仕事のサポートをしつつ、自分の仕事もわずかでも続けつつ、パートをしようと思っていた、むちゃくちゃな時期でした。
ほんの少し前の出来事です。

よく質問サイトでは、税制面の部分でこの話題が出ています。
「自営業 妻 パート」「個人事業主 妻 パート」で検索すると、質問サイトは「私のパートでの働き方で税金がどうなるか?」というQ&Aが非常に多いです。
いろんな意見がありますが、働く時間が短く、収入がそれほど多くないパートの場合は「GO」サインを出す答えが多い。
ただ、ご家庭によっては、妻が専従者になっている場合がある。
その部分で夫と意見が合わなかったり、条件に合致するかを心配されることが多いようです。

自営業の妻がパートを選択する理由

パートを選択する理由として、

1、自営業での収入が少ないから
2、夫(または夫の親)と一緒に仕事をしたくないから
3、自分が使えるお金がほしいから
という理由があるようです。

私は、2、に関しては「外で働いた方がいいんじゃないか」と思っています。
近すぎるとうまくいかないもんだ、という話を聞く事もあります。
いわゆる、相手や環境との相性ってあるものだと考えるからです。

ただ、1、と3、の方は、「であれば、夫の仕事の売上が飛躍的に伸びれば解決するんじゃないのかな?」と提案したいです。

1日4時間、週3日パートで働いて得られる金額は、自営業をサポートするそれとは違う可能性もありますよ。
何より、主となる家計の収入が上がることが、どれだけ安心感が違うか・・・。

note安心する自営業妻
「自営業サポート」と「パート」を単純に比較してみると…

※数字上のことだけになります。
手取りと売上は比べにくいですが、イメージをしていただきたかったので。

パートで週3日、5時間、時給1,000円
(1000円☓5時間)☓12日=60,000円/月

ご家庭の方針によって、妻の直接収入になるか、生活費に充てることになると思います。
当然ながら自営業の売上は基本変化なし。

自営業のサポート(時間の縛りはない。自分で時間を空けて作業する)
妻の収入ではなく、夫の収入が上がる。

(我が家の場合)
「閑散期」
2016年2月    ¥0
2017年2月    約8万円
2018年2月    前年より2倍以上

「繁忙期」
2016年11月    約50万円
2017年11月    前年3倍以上
2017年総売上は、2016年総売上よりも1.7倍字増。
(例えば前年度が100万円だとしたら170万円になったということになります。前年度が1000万円だったとしたら1700万円。)

※ある月が前年度より3倍の売上になっていても、トータルでは1.7倍増でした。全体的には右肩上がりでしたが、伸び率は月ごとに違います。

あえて懸念点を。

このように書く私自身も、正直言ってまだその階段を上り始めたばかりです。
↓段差がすごいんです、この階段。↓

noteよじ登る自営業妻

昨年同月の売上が3倍越えをしても、これが安定しなければ妻としての報酬は増えません。
業種にもよりますが、売上が上がるということは変動費が増えます。
車での移動も増えるし、仕入れも増えます。仕事場にいる時間が増えれば光熱費も増えますね。
なので、最初のころは、売上が上がっても生活にあまり変化を感じませんでした。

それでも、やはり家の収入が増えるので家計は「多少」潤います。

売上が上がってもなぜ「多少」なのか?

一つは支払い優先のため。
借金して事業を続けている方は、家計が潤うよりも「返済に充てる」ことが可能になるためです。
もう一つは、「売上」「経費」「粗利」「純利」といったものがそれぞれのお仕事によって、割合がかなり違うからです。

私自身、数字が苦手でこれまで理解するのを避けてきました。
しかし、自営業の売上を上げるには、この部分を理解した上での行動が成果を出します。
少なくとも、私はそうです。

という訳で懸念点として、
・人によって、仕事の仕方によっては、売り上がるまでに時間がかかること
・自分のライフスタイルを大きく変えたくない(難しいことは理解したくない/大変なことはしたくにない)方には不向きかもしれないこと。

時間がかかることがもう待てない、という方はパートをしながら、少しずつサポートを始めればいいと思います。
そもそもパートは、「その場しのぎ」的な対策なのです。
根本的には、どうしたって夫の仕事の売上が上がった方がいいのですから。
そこが馴染めず、手っ取り早く収入が入るのがいいという方は、パートの方がいいかもしれません。

仕事に慣れるまで、あるいは夫の仕事が軌道に乗るまでは、ある程度強い「想い」がないとくじけますからね(^^)

noteくじける自営業妻では、自営業の夫をサポートするメリットは?

1)売上が上がる
一つは、上に書いたように「家の仕事の売上があがること」です。

うちの場合ですが、年末が繁忙期のため、売上は基本的にほぼ何もしなくても上がります。
(サポート次第で多分もっと上がります)
反面、1~3月は閑散期と呼ばれ「何か行動を起こしても、成果が現れないからやめとけ」と言われている時期です。
4月から少しずつ増えていくと言われています。

その繁忙期に、少なくとも半年は耐えられるだけの売り上げがないと、6月にひどいことになります(笑)。

4月くらいから「今月の家計費…」「子どもが〇〇が必要なんだけど…」がめっちゃ言いにくくなります。

note売上上がらない夫婦

6月にもなるとお互いがイライラします(苦笑)。

noteイライラする自営業妻
我が家は、夫はお金の管理をしているので、どこに支払いをしなければならないのかがわかっています。
当然、家に使うお金は、本意じゃなくても渋ります。
このやり取りが、本当に本当に・・・しんどいです。
私もしんどいですが、夫も「払いたくても、払ったらあっちが払えなくなる・・・」と言うのはしんどいと思います。
できれば、スッと気持ちよく妻が言う金額を出したいはずです。
子どもが「あれが欲しい」「どこかに行きたい」に応えたいはずです。
「お金がない」なんて、妻にも言わせたくないし、自分も言いたくない。

note悩む自営業の夫このやり取りを繰り返している夫さんは、絶対セルフイメージが下がっています。

男性の多くは、黙ってストレスを抱えるか、イライラを身近な人にぶつけるといった行動に出がちです。
逆を考えたら、実は性差なんてないんでしょうけどね(^^;)

自分が家の収入を担っている。
なのに、期待する収入が得られていない。
そんな時、あなたはどんな風に対応しますか?
きっと私も「こんなに大変な状況なのに、周りはわかってくれない」とトゲトゲしちゃうと思うんですよね。

では「売上が悪い」夫が悪いのでしょうか?
だから責めてもなじってもいいのでしょうか?

私はそう思いたくはありませんでした。
だって「夫婦は共同経営者」という考え方でしたから。

note逃げ恥

(ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」より引用)

家事担当→事業担当を兼務しただけです。
(代わりに夫も家事担当を兼務しています)

サポートを始めて、売上が上がったせいか、最近はツラいやりとりが激減しました。
その安心感が夫婦にとってどれだけ違うか、イメージしてみるのもいいかもしれません(^^)。

2)日中の時間のコントロールがしやすい
もう一つは、時間のコントロールがしやすいです。
子どもさんがいらっしゃる方は、「スケージュールが組みにくい」という現実があります。
このことで、パートで働く事すら諦めている方もいらっしゃるのでは?

最初は仕事にもスケジューリングにも慣れが必要ですが、「この日はこの時間空いてるからこの作業ができる」という風に、タスク(仕事)をする時間を少し細切れにしてコントロールできるようになります。

それでも、子どもとどれだけしっかり関われるかは常に不安がありますが、考えながら、試しながら仕事-家事・育児のバランスを取っています。

「お金に困っている。子どもが小さいから働けない…」という思いを心のすみに抱えたまま子どもと1日中向き合っているのと、

note子育て大変な自営業妻

「この生活はちょっと大変だけど、お金に困らなくなってきたし、子どもとも短くてもここでしっかり向き合う時間を取ろう」と気持ちも行動も整理していくのと、

note生活を楽しむ自営業妻

どちらが、あなたにとって良い状態でしょうか?

まとめ

自営業をサポートする場合、
・「売上げを上げること」を何よりの目的にできるかどうか?
・人間関係等他に辛い部分があるなら、パートの方が精神的には楽。
・妻がパートに出るということは、家計にとってはどこまでいっても「その場しのぎ」的な対策。
・お金でギスギスしていまうご夫婦は、売上あげることを共通目標にして動いた方が健全。
・自営業サポートはやり方次第で、子どもとの時間を短くても良いものにすることができる。

ここで書いたのは、税制面とは別のお話です。
税制面が気になる方は、それに関したサイトをご覧ください<(_ _)>

売上げれば税金は高くなります。
節税は大事です。

ただ「売上げ少ないから税金ゼロだった~」という対策をするよりも、「気持ちよく税金を払うくらいの売上を出す自営業」になりたくなりました。
この気持ちの変化は、売上に繋がる行動をする時の大きなターニングポイントです。

note確定申告

こんなことも今後ボチボチ書いていきますね。

第9話➥自営業妻の売上サポート大作戦♪~最初にすべき3つのこと~

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