![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78666431/rectangle_large_type_2_652716f62851f4749788e408d6ee600d.png?width=800)
Photo by
kao1248
【R. シュタイナー『魂のこよみ』】5月第3週
第7週
世界の光に惹きつけられ
私の自己が 飛び去ってしまいそうになる
予感よ,今こそ現れよ
おまえらしい力強さをもって
埋め合わせてほしい
感覚の輝きの中で 消えかける
私の 思考の力を
訳:yuka ogiso
天を駆け上がり
太陽に近づきすぎたイカロスは
たしかに恐れ知らずで
傲慢だったかもしれない
でも
太陽があんなに輝いていたら
背中に大きな翼があったら
誰だって
飛んでいきたくなる
羽ばたきの音
フワッと軽く どこまでも舞い上がる
温かく 熱く 上気する頬
目が眩む 真っ白な恍惚
──ああ,予感よ。
遥か先を見通して
向こうみずな私の手をとり 導いてほしい
切なくも大胆なる
やむにやまれぬ この飛翔を
※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?