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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】6月第3週

第11週

この太陽の時にこそ
お前に宛てた 叡智の知らせに気づけ
世界の美に没頭しつつ
自分の中に おのれを感じて生きよ
人間-自我を失っても
それは世界-自我の中に きっと見つかるから

”Elfte Woche”(Steiner, 1912)
訳:yuka ogiso

「世界は美しい」

太陽の白い光に 照らされて
事物は それぞれの輝度を増す

番を待ち兼ね こぼれだす花びら
領分を越え 縦横に繁茂する草木

光に貫かれた生命の渦巻きに
思わず引き込まれ

その美しさに心動く時

私は 消えてなくなる

光は私をも貫いて
世界と私は 等しく輝くから ああ

「私も美しい」


※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016

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