人の持つ無限の可能性を信じる

私はずっと、子どもたち一人ひとりが持つ無限の可能性を信じて教育の仕事に従事していた。

今は自分の可能性を信じられず、本来持っている力を出しきれずモヤモヤしている大人たち(私自身も含め)にも、無限の可能性があることを知り、大きく羽ばたいて欲しくてコーチングを始めたはずなのに、どこかその想いを隠すようにクライアントと向き合っていたように思う。

心ではクライアント一人ひとりの可能性を強く感じているのに、それを表現しようとする自分と止める自分がいて、まるでアクセルとブレーキを同時に強く踏んでいる車のような。

そんな私がいた。

私の中でそのような現象が起きていた理由は、「可能性を信じる、なんて無責任なんじゃないか」そう思って躊躇していたから。

でも、先日私が所属する会社で創立100周年の記念式典があり、これまでの歴史を振り返りながら歴代の社長が大切にしてきたこと、それは「人の可能性を信じる」ということ。

この言葉がスクリーンに映し出された時、すーっと私の心の中に溶け込んでいった。

「人には無限大の可能性があり、それを引き出すのが上司の仕事」
「人は化ける」

以前、会長が言っていた言葉を思い出し、やっぱり私がやりたかったことはこれだ、と確信した。

もう迷いはない。

自分が信じることを強く信じて進めばいい。

私のクライアントさんなら大丈夫。
みんな変わっていく力がある。

そう自然に思えるようになったことは、
私にとってとても大きな変化だった。


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