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そもそも神社って何?「今さら聞けない神社のキホン」を聞いて目からウロコが八百万も落ちた話

数年前から神社に興味がわいて、折に触れて、気になる神社を訪れている。

だけどそれまでのわたしは神社に興味ゼロ。神社と寺の区別もつかない状態だった。

そんな神社について興味を持つきっかけをくれたのはくれや萌絵さん。昨年秋に奈良の神社ツアーと、京都の貴船神社産土神社参りでもお世話になった方だ。

くれや萌絵さんのブログはこちら


1.神社に興味を持つきっかけ


6~7年前に、わたしが受けたある講座に同席していた萌絵さんが、神社が大好きと聞いて、

「神社って、何が面白いんですか?」

と話しかけたのがきっかけ。

たぶん萌絵さんご本人は覚えていないが、

「神さまの話って人間臭くて面白い」

ということを、たとえ話を交えて話してくれた。

古事記なんて歴史の教科書で語句を暗記しただけで、そんな書物が現代に残っていることさえ知らなかったけど、ちゃんとあるらしい。(という低レベルからのスタート)

そういえばわたしは昔、プラネタリウムを観に行くのが好きで、そのときに正座にまつわるギリシア神話の話を聞くのが好きだった。図書館でギリシャ神話の本も借りて読んだりしていた。

ギリシャ神話の神はかなり人間臭くて面白かったので、ギリシャ神話みたいですか?と聞いたら「そうそう!」と言われたので、それなら面白く読めそうだと思い、さっそく古事記の現代語訳を買って読んだ。

なんかそういえば聞いたことある「イザナギ・イザナミ」とか、「アマテラスオオミカミ」とか「ヤマタノオロチ」とかが出てきて、ええっこんな昔話みたいなものなの?と驚いた。小難しい読めない字で書いてある歴史書しかなく、まさか現代語訳なんてないと思っていたわたしは、ここで目からウロコ(低レベル)

その物語やエピソードを知り、実際に神社に行ってみると、古事記に出てきた神さまが祀られていたりしてこれまたビックリ。神社ってこういう古事記に出てきた神さまを祀ってたんだ!

2.あれこれ神社に行き始める


いろいろ調べているうちに、だんだん楽しくなってきて、いろんな神社に行くようになった。

日本神話(古事記)や神さまの話、神社のことを調べたりしはじめたので、少し調べるだけでも知らなかったことがたくさんあるし、聞いたことがある神さまが祀られていると、なんだか嬉しい。

神奈川在住20年以上なのに、全く興味がなくて行ったことがなかった江の島や、有名すぎるのに行ってなかった鶴岡八幡宮など、近場の有名スポットから訪れて、あとは何かにつけて通りすがりの神社だったり、鳥居を見たら参拝するようになった。

神社はなんの予備知識もなく行くだけでも、その場自体が澄んだ空間だし、リフレッシュとしては持って来いの場所だ。

鳥居の先はなんとなく空気感が変わって、神聖な気持ちになるのが不思議だし、御朱印集めやお守りをあれこれ見るのも楽しい。

だけど、単純にそれだけを楽しむよりは、もう少し突っ込んだ知識があったほうが、よりその場を楽しめるのではないかと思うし、少し知識がついただけでも、なんとなく「参拝した感」がアップする。

だけどもう少し突っ込んで「神社ってなんなの?」を座学で教えてもらいたいなぁと昔から思っていた。

3.神社とはそもそも・・・を聞いて目からウロコ


自分である程度本を読んだり調べたりして、参加した神社ツアーなどでも詳しいガイドを聞いて、ひとり旅で神社巡りをしたりで楽しんでいたのだけど、

やっぱり改めて「神社って何よ?」という基礎部分をしっかり聞いてみたくて、「今さら聞けない神社参拝基本のキ」のお話をしていただくことに。

開催日程がなかなか合わなかったので、リクエストしたところ、日程を合わせて開催していただき、助かった。

以前から講座開催でご一緒させていただいたり、神社ツアーでもご一緒させていただいたりの萌絵さん、ふだんは面白おかしい大阪のマダムなのに、神社の話になると本当に詳しくて、分かりやすい。

超簡潔にまとめると

神社って、そもそも原始的な自然信仰。
それが時代を経て徐々にお社になり、
紆余曲折があって今の形に至っている。

だから分からないことも多いし、分からないことも含めて神社やねん。

神社の知識が豊富な萌絵さんだけど、わたしは、知識そのものはもちろん、神社や神さまに対する、萌絵さんの考え方が好きなんだなぁと改めて思った。

目に見えないものだからこそ、そして昔すぎてハッキリわからないからこそ、今のそのままを受け入れて楽しんだらいい。というそのスタンスが萌絵さんという人物をあらわしていると思う。

4.うさん臭いスピ話はお腹いっぱいですゆえ


4-1.ふわふわスピリチュアル話が大嫌い

萌絵さんが神社の話をしてくれるときの何が好きかというと「フワフワしてないところ」だ。

神社と言うと、なぜかえらくスピリチュアルな人たちがたくさん登場する。

「エネルギーが見える」とか「なんか聞こえる」とか、すごいのは「自称・神の生まれ変わり」みたいな人まで登場する。神さまってそんな都合よくホイホイ降りてこないし、生まれ変わりの根拠も良くわからない(お告げとか夢に出てきたとか)だし、見えたり聞こえたところで、それをどう人生に活かすのかが大事なのに「見える、聞こえるわたしってすごいでしょ」に終始して、大事なものが欠けている人が多い気がする。

萌絵さんは神社や神さまが大好きだけど、スピリチュアルでフワフワしたことは「大嫌い」な人だ。そこがいい。

そういう電波系の話はもうお腹いっぱいだし、わたしはそういうことが知りたいのではなく、「神社って、どういう成り立ちで、日本人にとってどういう存在で、たとえば古事記とかに出てくる神さまが祀られているのはどういうこと」とか、そのあたりを知りたいのだ。

だって神社って人間が作ったものでしょ。なんか理由があって、そこに建てられたもの。

そうはいっても目に見えないものを信じてないわけではなく、目に見えないものも「ある」とはもちろん思っている。電波や紫外線も目に見えないし、エネルギーとかそういうのも当然あるとは思う。だから神社に入ると空気が変わるのも「なにか」が変わったのだと思うし、それが見えないから自分なりに感じることを楽しむ、というところだ。

4-2.もし自分が神さまなら、どうする?


萌絵さんの話がすごく面白いのは、神社や神さまに対するスタンス。

「もともと神さまは、別に神社に行かなくても自分たちみんなを応援してくれていると思うよ。でも、もし自分が神さまだったとして、自分のところに会いに来てくれたらもっと応援したくなるよね?」

というスタンス。

「もし自分が神さまなら、どうする?」

神さまって実態がなくて、結局それは自分自身だったりする。神社によく鏡が置いてあるけれど、「かがみ から が(我)を抜くと、かみ になる」なんて言われてて、要は神さまって自分自身の中にいて、自分を写して自分の内部と向き合いなさいってことなのかもしれない。

だから、なにかお願い事をする時でも

「自分が何もしないで、神さまにお願いして叶えてもらう」他力本願な考え方ではなく

「自分は頑張るので、力を貸してください」と後押しをお願いする自力の後押しとしての他力のほうが、力を貸してくれそうだよね?というし

その根拠は「なんの努力もしないで叶えてくださいという人と、自分なりに頑張るから、後押ししてくださいという人、自分が神さまだったら、どっちを応援したい?」ということ。

神さまは目に見えないもの。なんでも叶えてくれる魔法でもなんでもなくて、自然そのもので、それは思い通りにならなくて、でもきっと自分たちを見守っていてくれる存在。

だから自分がこの場でやれることをやっている人には手を貸してくれるだろうし、それでも嫌なことも起こるし、神さまに祈ったからってなんでもかんでも思い通りってわけじゃないんだよ。という説明がもうその通り過ぎて。

あたりまえといえば当たり前なのだけど、それをちゃんと言える人って結構少ない。すごく少ない。やけっぱちに祈ったって自分の行動がなければ叶うものも叶わないのだよ。

4-3.神さまに応援されるような人になりたい


もともと行動力があるほうだが、神社にお参りするようになって、より「自分らしく行動して応援される人になろう」と思うようになった。

それまでは自分が出しゃばりだと思われるのが嫌で控えていたことも、積極的にやってみるようになったし、叶えたいことに対しても、たくさん試行錯誤するようになった。

たくさんチャレンジする人は、神さまだけじゃなく、人間だって応援したくなるはずだ。

応援されるのが目的じゃないけど、自分なりに試行錯誤して頑張った結果、成長していく自分も好きだし、それに連なって、以前よりも結果が出るのがどんどん早くなっていって、そういう実感も嬉しい。

神社に行って願いが叶いました。

という本当のところって、やっぱり多かれ少なかれ、自分から行動した結果だと思うし、それを偶然とかタイミングいう形で、神さまが後押ししてくれているのかなぁと思うようになった。

神社に行ったらなんでもよくなるわけでもないし
神社に行かないとバチがあたるわけでもない。

萌絵さん節で言えば

「そんなことで神さまが怒ると思う?神さまやで?」

たしかに。神さまはそんな心が狭いわけないよね。わたしも、他の人も、みんなを応援してくれている、と思ったら、いまこの瞬間から守られている気持ちになるのは私だけだろうか?

いつでも守られている気持ちになって、神社に行くと、よりつながりが深くなるような気がする。

神社参拝のお作法も、あるにはあるけれど、それに囚われるよりも、いつも守ってくれている神さまに気軽に会いに行くつもりで行ったらいいよ。という萌絵さんのスタンスを採用させていただいている。

どれが正解なんてなくて、わたしがそれが楽しいし、やりやすいから。

そういうスタンスで神社に行くようになってからは、自分の人生の満足度も上がってきたような気がするので、また神社や神さまの知識を増やしながら、神社参りを続けて行こうと思う。

そんな感じで、神社と寺の区別もつかないわたしが、すっかり神社好きになったのは萌絵さんのおかげだ。

日本の神さまは八百万(やおよろず)というけど、目からうろこが八百万枚落ちていると思う。落ちすぎて目がなくなるわ。

こういう、ふわっとしてない現実的な感じの神社話に興味のある方は、ぜひくれや萌絵さんの神社ツアーとかお話会に参加してみたらいかがだろうか?


◆テーマごとの神社ツアー


◆神社のお話(リクエスト開催?)

今日もお読みくださりありがとうございました!



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