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熱狂と夢の世界へ。SEVENTEEN(セブチ)東京ドーム公演が胸アツすぎた夏

夢のような一日が、終わってしまった。

今年の5月に、ひょんなことからうっかりハマったK-POPアイドル、SEVENTEEN。通称セブチ。

公式サイトはこちら

BTSから韓国アイドルグループにハマったわたしが彼らを知ったきっかけは、BTSのメンバー、SUGAがやっているyoutubeのトーク番組、「シュチタ」にセブチのメンバーが出ていて「なんかいい子だなぁ」と思ったのが最初。

そのあたりの経緯はこちらの記事を。

そこから沼がどんどん深くなり、同時期にスンとハマったBTS仲間のママ友と2人で毎日のようにセブチのLINEが飛び交うように。

すでに東京ドームを皮切りに日本コンサートツアーが決まっていたので、絶対一緒に行きたいね、と話してママ友とドキドキしながら抽選に応募。大好きになったからには近くで見たい!と思い、「プレミアムシート」にも抽選応募するも、あえなく玉砕。

当落が分かる日にはツイッターが大騒ぎになる。何回かチャンスがあってもあまりにアッサリ外れるので、当たる人いるのかよ?と思うけど、ちゃんと当たる人はいる。

応募した人を平等に抽選するので、悲しいことにたくさんのアカウントを持つ転売ヤーにもじゃんじゃんいい席が当たる。

だけど一応ファンクラブ1次で指定席が当選した。とにかく東京ドームに入ることはできること確定。テンション爆上がりでウキウキと準備を始めたのは確か7月。

発売開始するとすぐに売り切れるコンサートツアーグッズを買ったり、ペンライト(CARAT棒)のカスタマイズをしてみたり、うちわになんて文字を入れて持っていこうか考えたり。


推し活をしたことがない者どうし、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら準備するのがこれまた楽しい。

そしてコンサートではCDを買うと応募できるオフラインイベントも同時に開催される。ファンなら誰もが思う「近くで見たい」という気持ちに寄り添って、がっつりCDを売る作戦。CDなんか1枚あれば十分なのに、応募券欲しさにみんなCDを買いあさる。子どもの頃のビックリマンチョコみたいだ。そして確か日本では秋元康がAKB選挙をするときにCDに選挙参加券を入れて騒ぎになっていたなぁ。ということでこの韓国の手法、わたしはひそかに「AKB商法」と呼んでいる。

どんなにAKB商法が嫌でも、公式がそれで抽選をするというのだから、会いたきゃ頑張るしかない。ということで自分なりに抽選に参加し、なんと公演前に行われるサウンドチェックに当選!!

サウンドチェックと言っても、実際のリハーサルではなく、「サウンドチェック」と称して、限定人数でセブチのメンバーが私服で登場し、ファンサしまくってくれるというイベント。

めちゃくちゃ間近で見られる!!もうテンション爆上がり。

これは一人ずつしか応募できないのだが、なんとママ友も当選したとのこと。毎日動画を飽きるほど観ている彼らを目の前で見られるなんて夢みたい。いや夢?

とにかく体調管理に気を付けて当日行こうなんて話していたのに、夏の疲れか、その数日前からお互い体調を崩す。台風も来るとか言ってるし。けれどこれは何が何でも行かなくてはいけない案件なので、2人して気合で直した。幸い台風も一日遅れで来てくれて、当日は晴れた。

そして当日。サウンドチェックからすべてが初めての経験でソワソワし、あまりよく眠れなかったけど、変に目がさえている。
集合時間に絶対に遅れないように以上に早く家を出て、早く着きすぎて待機。

でもすでに東京ドーム周辺はファンがかなり多く到着していて、トレカの交換所みたいなのができていたり、写真撮影を楽しむファンがいたりと、お祭りの雰囲気充分。

ママ友と待ち合わせて入場時間になり、いざ入場。サウンドチェックイベントは2500人限定で、しっかり身分証のチェックもあった。

ドキドキしながら会場へ。アリーナ席なんて初めて入るよ・・・席はものすごい前ではなかったけれど、花道が充分近くに見える。ここに本物が来るのか・・・と思うともうソワソワ。

ちなみにわたしの推し、スングァンは5月のファンミーティング後に体調を崩し休養していた。なので今回のコンサートの参加も危ぶまれていたのだけれど、前日、初日で華麗に復活していたので、推しを間近で見られる!と喜びもひとしお。

少し前からインスタが上がったりしてたので、ひそかに期待はしてたんだけどね。

スングァンのインスタが上がったとき、嬉しくて思わず、インスタで着ていた私服と思われる服を探してお揃い買ったので、サウンドチェックなら見える距離に行けるからそれ着ていく!!と意気込む。

今年50になるわたしが、まさかこんなことをするなんて夢にも思わなかったけど、楽しいんだよねぇ。学生に戻ったみたいで。


セブチのファンは若い子がたくさんで、右も左も20代っぽい子。おばさん張り切って座ってるけど気にしないでね。とか思ってるうちに、いよいよサウンドチェック開始。

ラフな格好をしたメンバーが登場して、「みなさーん、こんにちは!」と日本語で元気にあいさつ。ちなみに12人(本来は13人だけど一人ケガでお休み)ぞろぞろ出てくるので、どれが推しかを見つけるので必死。

ていうか推しだけじゃなくてグループの全員大好きだし、全員を見たいのだけど、みんながバラバラに動くのでいろんな人を追いかけるのに必死。

こういうときは、めちゃくちゃ大きい人とか、派手な服を着ているとかから分かっていくんだけど、推しが全然見つからないなぁと思っていたら、キャップを目深にかぶって、紺の半そでポロシャツ(たぶん)だったので、全然目立たなくて分かりにくかった。

やっと推しを見つけて、持ってきたうちわには休養明けの推しに見せたくて、韓国語で「おかえり」と書いたうちわを持っていった。だけどキャップで目線が良く見えず、こっち見てるのかなぁ?なんて戸惑っていたら、隣にいた若い女の子が急にわたしを見て「ほら!スングァンこっち見てるからうちわのメッセージ高く上げて見せて!!!!」と言ってくれて、ここぞとばかりにうちわをアピール。待ち時間の間にわたしの推しが誰かを確認していたみたい。

残念ながら目元が暗くてそれを見ているのか、表情もいまひとつ見えなかったのだけど、隣の若い子によると、「さっきこっち見てましたよ!!!よかったですね!!!」と言ってくれたので、たぶん若い子の良い目では見えたのかもしれない。

見えてたら嬉しいなぁ。

ほかのメンバーも、それぞれ広いステージを歩いて手を振ったり、ファンサしてくれていた。ふだん動画で見ているのだけど、実際に見るとその人のファンサの仕方とかで人柄が分かって、印象が変わるんだなぁと思った。

ちょっと人数多いけど、印象深かったメンバーをピックアップ。


ホシ:いつもいつも、セブチの顔だなと思う元気いっぱいでまっすぐな人だなぁと思う。できるだけたくさんのファンと交流したいって気持ちがあふれ出ていて、ステージをくまなく歩いてめいっぱいたくさんファンサしてくれた。

ディノ:ダンスのキレキレ感とかで好きだったけど、ファンサのときの丁寧な感じがすごく好印象だった。前から後ろまで、ちゃんと目線を動かしてみんなに笑顔。こちらも人柄の良さが現れてたなぁ。

ウォヌ:いつも穏やかな印象だけど、やっぱりステージに来てもそうで、少し軽い会釈をしながら謙虚に手を振る姿に好感度アップ。もうずっとスターの地位にいるから勘違いしてもおかしくないのに、この腰の低さ、いいねぇ。

バーノン:バーノンもおとなしい性格の人で、ステージ上では彼らしく律義に、数歩歩いては手を振ってファンサ、また数歩歩いて、、ときっちりとやってくれてなんかめちゃいい人じゃん!とこれまた好感度アップ。

ドギョム:いつも明るく楽しいドギョムは、本物もやっぱり明るいオーラが出ていて、みんな元気―?とピカピカした笑顔で手を振ってくれた。澄んだ空気っていうのかな?そういうのが出ている人。

THE8:違う意味でビックリしたのがTHE8。空港写真なんかでもオシャレ番長でカッコイイんだけど、サウンドチェックに出てきたときも、なんか悪の組織みたいないでたちで登場し、周りを見渡して手を振っていた。なんかものすごいオーラがあって、ただモノじゃない感じ。そしてやっぱり顔小さくて首が異常に長い。

と、そんな感じで、動画で見ているだけでは分からない部分も存分に感じつつ、だけど動画で見てたのと同じじゃん!生きてたんだ!というくらい印象が変わらないメンバーもいて、不思議なもんだなぁと思った。

そんなこんなで目の数が足りずにあちこち見渡しているうちに、ものの15分であっさりサウンドチェック終了。ああ、これで終わっちゃうのか・・・。

プレミアシートの人は、こんなに近くでキメキメの衣装とメイクでキレキレダンスを踊るコンサートが3時間も見られるのか・・・と思うとうらやましくてたまらなかった。

後ろ髪を引かれながら退場。

コンサートは夕方。サウンドチェックの感想をワイワイ話ながら小腹を満たす。

そしていよいよコンサートへ!

今度は1階スタンド席の後方。ファンクラブ1次先行で当たっても、座席は発券まで分からないのだけど、プレミアシートでなくてもアリーナに行ける人もいれば、いわゆる天井席といって2階以上に飛ばされる人もいる。

こればかりは運なのだが、さっきの近さを考えると、この距離か・・・という感じ。まぁ双眼鏡を持ちつつ、会場の雰囲気を楽しもう。

いよいよ時間になり、スタート。会場演出が最高にクールで、こちらも鳥肌が立つ。オープニングはわたしたちがセブチにハマるきっかけとなった「super」

ダンスが肉眼で見えないのが悲しいが、それでも会場の雰囲気が最高潮で、ペンライトを振って鳥肌を立てながら大歓声!!

セットリストはある程度ソウルコンサートや前日の情報で知っていたけど、やっぱりその場にいるとメンバーの動きや表情が分かって、臨場感が全然違う。

さらに会場演出も火がボンボンあがったり、ここはディズニーランドですか?な派手な演出もあって盛り上がる。

メンバーのコメントも、いちいち面白いのがセブチの好きなところ。いつも見ている動画でも、メンバー同士の仲が良くて、さらに何かにつけて笑いを取りに来る芸人魂も大好き。歌の合間のコメントでは、そんな姿も垣間見れて私たちもゲラゲラ笑って。

衣装替えで展開が変わり、カッコいいから楽しい曲に、そしてまたカッコいい曲に・・・最後のアンコールはコンサートtシャツを着て、お花をつけてるメンバーもいて可愛らしいいでたちに。

何をやってもハマるのがこれまたすごいよねぇ。カッコよくもかわいくもなれるんだもの。

そしてやっぱりスングァンの復活は嬉しかったなぁ。セブチは歌が上手いのも特徴なんだけど、スングァンの高音パートは聞いててしびれる。

ドギョムとの掛け合いがたまらない「Kidult」も生で聞けて感涙。

さらに日本向けのカムバ曲「今-明日、世界が終わっても」も明るいのにちょっと切なくて、なんだかきゅんとなる。

そんなこんなで盛り上がっているうちに、あっと言う間にアンコール。セブチのコンサートといえば「NICE」を何度も繰り返す「無限ナイス」が名物。これを生で見られるのもめちゃ楽しい。

これは去年のだけど、こんな感じでエンドレスナイス。これがめちゃ楽しい!特にホシくんのヒートアップぶりがたまらん!
海外コンサートはスマホ録画オッケーなんだよなぁ、てのもうらやま。


そして今回は、最後の最後に、ケガで参加できなかったリーダー、エクスプスが車いすに乗って舞台に登場!!!セブチの連帯感が最高過ぎて胸アツ!!!

BTSもそうなんだけど、韓国特有のアイドル育成システムで、長年一緒に暮らしてきたメンバー同士の仲の良さって特別で。それを見てるとほんとに楽しいし、そのメンバーたちの連帯感を感じながら見るハイレベルのダンスや踊りも最高。

終わった後は放心状態。始まるまでが長いのに、始まってしまえば一瞬。あのサウンドチェックのスタートまで何度も巻き戻りたい。

一度見てしまうと、また観たくなる。これを沼というのだろう。
コンサートの余韻に浸りながら、次に行けるのはいつだろうと思いながら、また今日もセブチの動画を見まくり、沼が深くなり続ける毎日だ。

今日もお読みくださりありがとうございました!

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