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インディアンの儀式体験Part.2

サンパウロの愉快米こと、ゆかです。

時空を超えた旅から現実世界に戻って1ヶ月、
サンパウロ市内でインディアンの儀式を受けることになったので、

その様子を書き残したいと思います。
(2021年の出来事) 

時空を超えた旅からひと月が過ぎた頃、
「サンパウロの街中で儀式があるけど来るかい?」とシャーマンのマテウスから連絡があった。

まさか大都市サンパウロのど真ん中で、
あのような儀式が夜な夜な執り行われていたとは・・・

どういう風にやるのか、
全く想像が付かなかったけど、

旅から戻り少し時間が経って、
すっかり落ち着いていたこともあり、
少し考えてからすぐ「行こう!」と思った。

旦那や子供たちにも話して、理解を得た。
「ま、駄目と言われても行くんだけどね。」

こんな母だけど、
いつものことだから・・・と、
誰も気にしている様子はなかった。

儀式は来週の金曜日の予定だった。
すっかり行くつもりではあったのだけど、
時間が経つに連れて、

「どうしようかな?」
ふとそんな気持ちも湧いてきて、
なんとなく…
スピ友人に話してみることにした。

彼女に儀式があること、
行こうと思っていること、
家族の了解は得られたこと、
そんなことを説明した後に、

「こないだこれについてカードを引いてみたら・・インディゴチルドレンのカードが出たんだよね。」と言った。

ちょっとばかり迷いが生じて、
ついカードに頼って1枚引いてみたのだった。

それを聞いて彼女は言った。

「分かった!それは子供も一緒に連れて行くか、行かないで家で子供たちと一緒にいなさい!ってことじゃないかなぁ。」

・・・。

彼女と話しているとピンポイントのタイミングでメッセージが来るし、カードも毎回完璧過ぎるほどのカードが出るし、

話ながら勝手に心や感情、
魂が揺さぶられることもある。
そんな彼女の言うことを、
私はかなり信用していた。

でも今回のそれは…
いまいちピンと来なかった。

そうかぁ・・・と思いながらも、
色んな話をして最後に、
実は結構な料金がかかるんだよね、
と話した瞬間、

また彼女は言った。
「分かった!今回は行かなくていいんじゃないかな?お金取っておいたら?」

またもや、私にはピンと来なくて…
「うーん・・・そうだね。もう少し考えてみる。」 と言って、話は終わった。

それから数日、
儀式の日が迫る中、
わたしはまだ迷っていた。
自分はすっかり行くつもりだったのに、
神様からのメッセージが行くなと言っている。

「どうしよう!?」

でもその翌日だったか…
なんか突然「行こう!」と思った。

初めてのときもそうだったのだけど、
結局は自分で決める、
ということなのかと納得した。

だからもう彼女の言葉も、
神様のメッセージも関係なく、
「行こう!」と決めた私は、

当日張り切って準備し、
初めての場所へ行くために、
電車と地下鉄を乗り継いだ。

それは思った以上に簡単な道のりで、
あっという間に目的地に辿り着いた。

そうして夜の21時に辿り着いたその場所は、
静かで真っ暗な建物だった。
でも…中に入ってみると、すでに待合室みたいなところに人が集まっていた。

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ここまで書いて…2023年まで放置していた。
それはあまりいい体験ではなくて、
しばらく儀式から離れていたから…

でも2023年のカーニバル休暇に、
呼ばれた様に感じて、
再びマテウスの儀式に参加することにした。

そこでは4泊5日で4つの儀式を行った。

今回行くことにしたのは…
2年経ってやっと気付いたから。

2回目のSPでの儀式が、
あまり良い体験にならなかったのは、
私自身の恐怖や不安、
不信感のせいだったのだと。

そして今回の儀式は1回目と同じように、
私にとってとても素晴らしい体験となった。

それでまた、
儀式の体験を綴ることにした。

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2回目の儀式の時は、
アヤワスカが効きすぎたのか気絶寸前で、
わたしは必死に正気を保っていた。

シャーマンの歌と音楽は、
それ自体が意思を持ってるかのように、
エネルギーが渦巻いていた。

ここで自分を明け渡したら、
もう元の自分の魂では帰ってこれないような気がして、結局…明朝まで一人闘っていた。

私は必死だった。
エネルギーが何倍にも膨らんだ音楽に、
飲み込まれそうになりながら、
それ以上に恐怖が大きく膨らんでいた。

それなのに…大したことはないと、
まともに取り合ってくれなかった、
マテウスに不信感を抱いたのだった。

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でも家に帰ってから、
初めての儀式で一緒だったアリアニに、
話してみたら…
「それは身体の力を抜いて預けるべきだった」と言われた。

それでもその時の私は恐怖の方が強くて、
そうは思えなかった。

そうして儀式はもういいや…と、
それからしばらく、
マテウスからの誘いを断り続けていた。

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