【読書録】「キネマの神様」原田マハ

こんにちは。

ずっと読みたかった原田マハさんの小説をもう1冊読んだのでご紹介したいと思います😃

志村けんさんが初主演をする予定だった映画と言うとわかりやすいかもしれません。その原作になっている小説です。

山田洋次監督、沢田研二さん、菅田将暉さん、永野芽郁さん、野田洋次郎さん、リリー・フランキさんなどなど有名な方々が出演されています。絶対見応えありますよね。

主題歌も素敵♪です。「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉ですね。

映画見たいんですが、子育てが落ち着いてから見たいと思います♪


人と人の繋がりに心があったかくなる話

「キネマの神様」というタイトルからどんなことを想像されますか?キネマというくらいなので、映画に絡んだ話なんだろうということは予想できますね〜。私もずっと読みたかったので、いろいろと想像を膨らませてました。

Amazonの紹介を引用します。

無職の娘とダメな父。ふたりに奇跡が舞い降りた! 39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、しかも多額の借金が発覚した。 ある日、父が雑誌「映友」に歩の文章を投稿したのをきっかけに歩は編集部に採用され、ひょんなことから父の映画ブログをスタートさせることになった。〈ゴウ〉のハンドルネームで父が書くコラムは思いがけず好評を博し、借金とギャンブル依存から抜け出せそうになるが、ある時〈ローズ・バッド〉を名乗る覗の人物に反論されて……。 〝映画の神様〟が壊れかけた家族を救う、奇跡の物語。

ストーリーはこんな感じ。

39歳の歩の視点で物語は進んでいくのですが、これが妙にいろいろ共感できたり。大手で勤めていたキャリアウーマンだった歩は、突然会社を止めるところから話は始まるのですが、誰かがスーパーマンなわけではないところがこの映画の魅力だなと思います。

誰かにすごい力があって何かを切り開いていくというよりは、全員何か悩みや欠点を抱えている。だけど、1人1人のちょっとした行動の歯車が、かけ合わさって奇跡が起きていくんです。

人の繋がりって何よりも大事だなと感じる話です。

人生は良き出会いをするかどうか?
だよな〜と改めて思いました😃

映画と小説はストーリーが違うらしい!!

いろいろ調べてみると、映画と小説はストーリーが大きく違うらしい。

確かに予告を見たら、こんな話、小説にあったかなという感じがしてました。映画は映画で面白そうなんですよね〜。

山田洋次監督という、映画界の大御所が映画をテーマに描いているわけです。原田マハさんの原作のストーリーに、さらに映画界を長年生きてこられた監督の想いが重なってすごいことになっていそうです。

違いを楽しみにしています😃

脚本をもとにした原田マハが執筆した『キネマの神様 ディレクターズ・カット(文藝春秋刊)』も発売されているそうです。なんて粋な!!


この話の中には、たくさん映画の話が出てくるのですが、
原田マハさんの話は、毎回のことながらいろんな世界のことを徹底的に調べて描いてあってすごいなと思います。

小説を見ながら、話の中にでてくる映画も見てみたいなと思いました。

映画に詳しい方は、そんな楽しみ方もできるかもしれません〜。



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