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パリのクリスマスとドバイのカウントダウンとニューイヤー~MY JOURNEY⑥~

2023年12月23日~2024年1月4日の約2週間。留学帰りの息子とパリで待ち合わせ、娘と3人で旅をした記録です。
 旅行が趣味ではありますが、普段はホテルと飛行機は旅行代理店へお願いするパターン(現地で何か緊急事態が起こった時に頼れる旅行代理店のデスクがあった方が安心ということが理由)ですが、今回、娘と私は日本から、息子はパリからの旅行となるため、パッケージだと割高になることから、初めて飛行機、ホテルなど、すべて自分で予約するという計画を立てました。ロシア上空が飛行できない今、北回り直行便で行ってもパリまでは15時間近くかかることから、南回りでストップオーバーを使って、パリだけでなくドバイも旅しちゃおうというという今回の旅がどなたかの旅の参考になればと思い、記事にしています。

パリ6日目


 モネの睡蓮で有名な『オランジェリー美術館』と印象派の作品がたくさん収納されていて、建物自体も魅力的な『オルセー美術館』と、もうおなか一杯の美術三昧の旅。

 オランジェリー美術館は予約をしていったので特に待つこともなく、コンパクトな美術館なので、睡蓮の連作をゆっくり堪能できます。それゆえ、映え写真を撮ろうと、アジア圏の若い女性が絵の前で、本当にたくさんたくさん写真を撮っています。アジア圏に限らずですが、映え写真を撮る熱意は本当にすごい。いろいろな表情やポーズ…見ていてなかなか面白いです。

 オルセー美術館は予約できていなかったもののミュージアムパスがあれば、それほど並ばずに入場できました!今回、美術館に行くのに、予約必須かどうかを調べるのに苦労したのは、ネットの記事によって書いていることが様々なので、公式で確認をするしかないのですが、公式のサイトがなかなか見にくい…どうしても行きたいところは、必須であろうがなかろうが、予約をしておくのがベストです。

 オルセー美術館は元々が駅だったらしく、細長くてなんとなくヨーロッパの懐かしい駅舎の雰囲気が漂う建物です。時計の前で写真を撮る人が並んでいたり、どこも絵になる美術館です。ルーブルほどではないですが、見どころ満載なので、見るべき絵だけでもと思って入ったのですが、6日目ともなると足もパンパン。結局、娘とカフェに入り、まったりお茶をしてしまったので、見るべき作品を見ることができなかった!しかし、入ったカフェが本当に素敵な雰囲気で、優雅なティータイムを過ごすことができ、パリにしてはリーズナブルな価格。ケーキとカフェで2000円くらいだったような気がします。(日本だったら高い!と思いますが、もはやコーヒー1杯1500円が当たり前の物価高&円安のダブルパンチで感覚が麻痺しています!!!)

 その日は夜間観覧もできる日だったので本当ならもっとゆっくり鑑賞したかったのですが、パリ最後の夜のイベントとして、『セーヌ川クルーズ&エッフェル塔&ムーランルージュ』の現地ツアーを申し込んでいたので、早々に集合場所へと向かったのでした。

 今回、現地ツアーはGet your guideというドイツにあるツアー会社を利用。最初にアプリを入れると10%引き特典があったこともあり、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで一人45000円、3人で13万円というツアーに参加。しかし、集合場所へ行って名前を言っても名前がないと言われて唖然!大パニックになっていると、「きみたちは中国人かい?読めないけど、中国人の名前が1つだけある」と言われ、紙を見せてもらうと私の名前が!
登録するときにGoogleかappleの情報から紐づけたので、登録名が漢字になっていたことにまったく気づかなかったのです。

 無事、セーヌ川クルーズの船に乗り込むとそこは別世界。暗くなりはじめ、少しずつ河岸のライトアップがつくようになり、船はゆっくりと動き始めます。パリで食べた料理で一番おいしかったのではというくらい、深いやさしい味わいのフランス料理をいただきながら、シャンソン、ジャズなどを歌いながら船内をめぐるシンガー。そこにノリノリのアメリカ人の団体。あっという間の1時間で、前菜、メイン、デザートと美味しくいただきました。

 船を降りると、そこには陽気なガイドさんが待っていて、そこからは20名くらいの団体でバスに乗ってエッフェル塔へ向かいます。エッフェル塔は激込み!!!本当はてっぺんまで登りたいと思っていましたが、とんでもない。2階まで行って降りてくるだけで1時間半くらいかかりました。2階といってもビルでいえば10階くらいかなと感じるくらい高いところで、パリの美しい夜景にめちゃくちゃ感動しました。でも、寒い。

 エッフェル塔観光を終えると、いよいよ怪しいモンマルトルの街へ向かい、赤い風車で有名な『ムーラン・ルージュ』鑑賞。いや~本当にびっくりしたというか、息子と鑑賞するのはいかがなものかと思うくらいのヌードショー。23:00開演予定というだけでも夢の世界のように感じますが、建物に一歩入った瞬間、そこは劇場。席は勝手に案内されたところに座らなければならないので、うちの席は柱の後ろでかなり見えにくい席だったのが残念。同じテーブルにはペルーから来た18歳の息子さんを連れた親子がいて、ヨーロッパを周遊しているらしく、パリには3日くらいしかいないけれど、ムーランルージュを楽しみにしていたと、お父さんは上機嫌でした。ショーは深夜1:30近くまで、ノンストップで続いたのですが、とにかく美しいの一言。まるで絵画を見ているような気持ちで、まったくいやらしさを感じない。歌、ダンス、アクロバティックな動き、そして人を惹きつける力が半端なく、2時間休憩なしのショーがあっという間に感じられたのでした。

 1:30にショーが終わって、一歩外へ出ると、そこはかなり危険な街。ドラッグでどう見てもおかしくなっている人もいて、恐怖。劇場から少し離れたところに止まっているツアーバスは終演15分後には発車する、待たないと言われていたので、もう必死。乗り込んだところでバスは発車。しかし、ホテルまで入ってくれないので、オペラ座前でバスは降ろされてしまいます。実はこれだけが本当に心配で、いくら息子がいるとはいえ、深夜に出歩いて犯罪に巻き込まれないかと…日本にいる時からツアー会社に問い合わせをしていたものの、大丈夫としか返ってこなくて… しかし、オペラ座前にはタクシーが何台かいて、無事、ホテルへと戻ることができました!

 パリ最後の夜は夢のような時間でした。 …次回へ続く…


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