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すっぴんもいいなと思えたお話。

先月わたしにしては珍しく
3日ほど体調を崩して思ったことがあります。

やっぱりマスクって大切だったんだ。

小さい頃は、お腹の弱さと、鼻炎と、
手足の皮膚が剥けるという
よくわからない持病があったけれど
(今もたまにある)
それ以外はほとんど健康でした。

インフルエンザにもほとんどかかった記憶はなく。
そして毎年のように風邪はひいていたけれど
熱は出たことがありません。

おかげさまで学校を休むほどの
体調不良になったことがほとんどなくて
しょっちゅう熱を出して寝込んでいた兄には
大変申し訳ないけれど
わたしだって風邪ひいて学校休みたいよ
って時々思っていました。

鼻炎持ちのわたしは風邪をひくときは必ず鼻風邪で
でも熱はないから箱ティッシュを抱えて学校に行き
机の横に箱ティッシュを置いて鼻水に耐えながら
頭がボーッとしたまま
授業を受けていた記憶があります。

大人になっても
毎年のように鼻風邪は引いていたけれど
感染症が流行り出して
マスク生活がスタートしてから
それがピタッと治ったのです。

感染症にかかるどころか
例年に比べて健康な状態で
過ごせるようになるという。

やっぱりマスクは偉大なんだ。

ここ最近
仕事以外はマスクレスな生活をしていたので
体調不良の原因は
まさしくそこなんだろうなと思います。


ただマスク生活においては
そんなプラスの面もあれば
マイナス面も数多くあるわけで。

今の季節で言うなら息苦しさや汗をかくこと。

とくにお化粧が崩れてしまうことが
何より悩みだったりしますよね。

わたしの本業はフォトスタジオのカメラマンで
被写体はこども達なので
一緒になって動き回っていると
あっという間にお風呂上がりかの如く
汗をかきます。

接客業なのでメイクは必要不可欠で
最初の頃はウオータープルーフや
フィックスミストなど
色々試してみたりもしました。

でもそんなもの一ミリも保たず・・・

”絶対にメイクを崩させません”
というキャッチコピーを
ことごとく壊してきた私です。

なんなら肌荒れに
拍車を掛けてしまった気がします。


そんな苦悩の日々のなか、わたしは思ったのです。


いっそのことスキンケアに力を入れて
メイクをしない!
という選択肢を選ぶしかないのでは。


そこからわたしはYouTubeやInstagramを駆使して
集まった情報をもとに
スキンケアを色々試してみることにしました。

化粧水などのお値段をケチらず
ほんのちょっとグレードを上げて
フェイスパックや酵素洗顔も
時々使ってみたりもして


ちなみに皮膚科やエステには行っておりません。


理由はただ一つ、行くの面倒くさい!


お医者さまに教えていただいたほうが
一番手っ取り早いのはわかっていたのですが
色々調べて試してみる時間が
ちょっと楽しかったりするので
まあいっかと思っています。


それから1年ほど時を経て
ここ最近は肌荒れがほとんどなくなり
毛穴の開きもだいぶ軽減されました。

肌が綺麗になったと感じる瞬間って
ふとした瞬間に訪れますよね。

あれ?なんか最近調子いいな!と。

なんなら化粧に力を入れていた頃よりも
今のすっぴんの方が良いじゃんって思っています。

とはいえ流石にお仕事に行くときは
眉毛を書き足したり
目のクマや小鼻周りの赤みを
コンシーラーで抑えたり
そこら辺はちゃんとしておりますし
お友達とお出かけする時は
ちゃんとお化粧してますけどね。

お化粧はおめかしの一部ですから。

でもここ最近は
お化粧をする理由や仕方が変わってきたような
気がしています。

以前のわたしは
とにかく自分の嫌なところを隠すためだったり
憧れのアイドルみたいなお化粧をしたい
という思いからお化粧をしていました。

でも今はすっぴんの自分を好きになれたおかげで
むしろそれを活かすための
お化粧に変えようと思ったのです。


スキンケアを変えたことはもちろんのこと
心境の変化もきっとあると思います。


自分の嫌な部分にばかり目を向けないようにして
むしろ嫌な部分も愛せるようになったから。

まわりの目を気にしては
自分を包み隠して小さくなっていたけれど
まわりの人は意外と私のことなんて
あんまり気にしていない。

街中を歩いていたって
電車に乗っていたって

だれかと目が合うと
私なんか変だったかな?
って思うけど

それは相手が見ていたんじゃなくて
私がまわりの目を気にしていただけだったり。

気にしているのはいつだって自分自身なんです。


でも裏を返せば
人に見られていると思って過ごしたほうが
気が引き締まるとも言いますし
自分の嫌な部分を見つめ直すことで
成長につながることもたくさんありますよね。

スキンケアに力を入れようと思ったきっかけも
そこだったりするので。

でもそういった嫌な部分に目を向けることって
そればかりになってしまうと
マイナスに働いてしまうことが多いんですよね。

まさに以前の私がそうでした。

ぐるぐる悪いことばかり考えては
私なんて・・・と卑下してばかりで。

今はそれが払拭できたかというと
そうではないのですがね。

これはあくまで私に対する考え方なのですが

どれだけ自分を好きになれたって
いつか心の奥底にある根暗な自分が
また顔を出してしまうことはあるし
そんな自分のことを理解しているので

それまでは
ありのままの自分をどこまでも愛してみよう
と思っているのです。


何事も本質が大切だと思うのです。

美味しいお料理をつくるためには
新鮮な食材が必要で

美味しいお酒を作るためには
新鮮なお水が必要となりますよね。

まずは素材が第一なのです。


そしてこれはあくまで
最近芽生えた私の考えですが

ゴテゴテと詰め込まれたものよりも
洗礼されたシンプルさのほうが
より興味を掻き立てられると思っています。

例えば

楽器をふんだんに使った音楽も良いけど
ギターやピアノだけの弾き語りの方がグッときたり

美術品はシンプルな方が
自分の感受性に寄り添うことができて
インスピレーションを感じられたり

最近はそういうシンプルさが好きです。


すっぴんも
きっとそういう魅力を
持ち合わせているのではと私は思います。

いや、思いたいです。

ありのままの、素材本来のわたしを愛してあげて
すっぴんってシンプルで良いじゃんって。


由佳


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