「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」を観て、なぜか母との思い出を思い出す。
2019年に公開された「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」。アマゾンプライム会員の人、ぜひ見てください。今なら見れます
公開当時に映画館で見たいと思っていたけど、まだ赤ちゃんだった上の子のお世話に明け暮れている間に公開が終わってしまっていた。
ずっと頭の片隅に「見たい映画リストの1つ」として残っていたので、アマプラで見れるようになったのに気づくと、光の速さで見た。
見て驚いたのは、かなりファイナルファンタジーの世界が出てくること。これならオンライン対戦ってなんだ?っていう世代でも見やすそうだ。
ゲームの世界がこれまたきれいだし。映画見てやりたくなる人絶対いる。(現にここにいる)
物語は、主人公が、お父さんと子供時代にゲームをしていた頃みたく、またお父さんと話したい。お父さんを知りたいとそんな気持ちでお父さんにゲームをプレゼントすることからはじまります。内容に関しては、ぜひ見てほしいのでこれ以上は記載しないので、ネタバレが不安な人はご安心を。
映画を見て思い出す
映画を見て、私は自分の子供のころを思い出していた。
私の場合は、お父さんではなくお母さん。
それこそ、ファイナルファンタジーをしているお母さん。光のお母さんだ。
私が子供のころはオンライン対戦なんてものはなかったので、個人で黙々と課題をクリアしてボスを倒すのだが
まず、コントローラーを持って戦っているのはお母さん。
その横で、同じゲームをお母さんと共有しているお兄ちゃんがアドバイスをする。
そして、後ろのソファに私は座り、対戦状況を見守る。
皆でわいわい言いながらゲームをしていたのが、オンライン対戦でみんなで戦う感じと少し似ている気がした。
あの時に遊んでいたのは、ファイナルファンタジーⅧ。
ドラクエも母と兄はやっていたが、猛烈に覚えているのは、このファイナルファンタジーⅧ。
なぜなら、物語自体が好きだった。特に好きだったのは、天真爛漫なセルフィ。(気になる方はぜひ調べてみてほしい、そしてゲームで遊んでみてほしい)
迷路のような場面で、母が迷子になっているときに、私が「そこ右だよ、左だよ」をアドバイスをしたときに「すごいね!よくわかるじゃん」と感謝されたのが実に嬉しかったのを覚えている。
新しいコミュニケーション方法
主人公が子供の時にお父さんと一緒に戦うのが好きだったのは、同じことを共有して、一緒に楽しんでいる、一緒に夢中になっているということが好きだったのではないか。
私も同じだ。同じことに集中して、同じことに歓喜する。今思い返すと、いい思い出だし、楽しかった。
大人になってから、親と同じことをするってなかなかない。特に、地方に親が住んでいる場合は、顔を合わすことも少ない。そして、コロナになって益々減った。
この映画には素晴らしいところがたくさんあるが、新たなコミュニケーションの可能性を提案している点も素晴らしいと思う。
オンライン対戦が当たり前の世代ではない、私や親にとっては
オンラインでゲームの中で繋がれるというのは実に朗報なのだ。
もちろん、zoomやSNSや他のことでも繋がることはできる。でも、オンラインゲームでは「目的」ができる。
敵を倒したりする目的。
私のお母さんはゲーム好きなので、オンライン対戦やろうと言えばできるかもしれない。
まぁ、私がゲーム音痴なのでお母さんに置いて行かれる可能性はあるのだが。
親子の絆
世の中にはありとあらゆる絆がある。親子、友達、恋人、ペット・・・。
その絆を強くする方法はたくさんあるから、絆が弱まってる人も、諦めずに新しいコミュニケーションの取り方を模索することは、とてもいいことだと映画を見て改めて感じた。
子供は親とコミュニケーションが取りたいものだということが、ひしひしと伝わってくる。それはいくつになっても、自分が親という立場になったとしても。
いつまでも人は子供で、親なのだ。
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